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#130 マイプロジェクト「地域の人事部(仮)」のビジョン

竹内義晴です。この番組は組織づくりやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


地元妙高で親子ワーケーションを開催していました

最初に雑談なんですけど、8月6日~8日まで、地元の妙高市で関わっているワーケーションのプログラム。

特に、夏休みは「親子ワーケーション」という取り組みをやっていて、そのプログラムの運営に携わっていました。今回は7組の家族にご参加いただいて、総勢15名。子どもたちも親御さんも楽しく過ごしていただいたようです。

親子ワーケーションについては、また、何らかの形でお話をしていこうかなと思っています。

「地域の人事部(仮)」のお話をしています

さて、いまですね、「地域の人事部」的なプロジェクトに関するお話をしていて、主に「理想を定義する」というお話をしています。

昨日は、タイトルと取り組む背景についてのお話でした。

タイトルについては「地域の人事部(仮)」と、仮においてはみましたが、ただ「地域の人事部」でいいのかなとは、ぶっちゃけ思っているんですよね。

経済産業省の取り組み「地域の人事部」という、言葉そのものを使っているというのもあるし、まったく同じ言葉で「地域の人事部の取り組みをします」だと、なんとなく、その中のプロジェクトのように聞こえなくもないし。

主体的なプロジェクトにしたい。

あとは、やっぱり「それぞれの色合い」というんですかね。そういったものは出せていけた方がいいと思うので、必ずしも「地域の人事部」がふさわしいのかというと、ちょっとまだ悩んでいるのが事実です。

ただ、ある程度名称がないと、なかなか前に進みづらい……みたいなところも事実だと思うので、「地域の人事部(仮)、または、「地域の人事部的な」という言い方に、とりあえずはしておこうかなと思います。

ベストな言葉は、こうやってもやもやした状態が続いていると、そのうちいい言葉が浮かんでくるものなので。

今日は、「地域の人事部(仮)」のビジョンの話

で、今日はですね、ビジョンですね。理想の話をしていきたいと思います。

このお話の中では、「サイボウズで取り組む」みたいに聞こえているかもしれませんが、会社全体で取り組むという話では全くなく、「いま、ボクはこういった社会問題に対して、当事者意識を持っている」「社会問題に取り組むためのチームである"ソーシャルデザインラボ"に所属している」「その中での、僕が取り組むマイプロジェクトのビジョン」ということになります。

そのマイプロジェクトの中で、「ビジョンを明確にしておきたいな」と思っていて、その、思考の入り口としてですね、サイボウズの企業理念を使って、ビジョンや、具体的に「何をしていくかみたい」な、そんなストーリーをいま、考えているという感じです。

サイボウズの企業理念

マイプロジェクトのビジョンを考えるにあたって、昨日かな、一昨日か。改めて、サイボウズの企業理念や、存在意義の話をしました。

サイボウズのPurpose、いわゆる存在意義は、「チームワークあふれる社会を創る」です。あと、4つの文化として「理想への共感」「多様な個性を重視」「公明正大」「自立と議論」があります。

この考え方を、僕の地域に関するマイプロジェクトの、上位にある大きな理念、理想として捉えたとき、この地域の人事部(仮)のマイプロジェクトとしては、どんなビジョンであれば、将来、このプロジェクトに参加してくださるみなさんの共通の理想となり得るのか。その辺りを考えたいということが今日の話です。

ビジョンをお話しするまえに、文字に起こしてみた

いま、こうしてお話しする前に、テキストであれこれ書き出してみました。いまのところ、ちょっと書き出してみた言葉というのが、こんな言葉になっています。

さまざまな年齢、経験、価値観を持った人たちが、働く時間や場所、雇用形態に関係なく、自分の個性や強みを生かして、安心して働くことができる社会づくり

年齢、経験、価値観の制約をなくしたい

ここで言う、「年齢、経験、価値観を持った人たちが」というのは、たとえば、ベテラン世代の人たちが、本当は年齢とかに関係なく、長く働けたらいいなと思うんです。しかし、現時点では50歳ぐらいになると、「はい、あなたは役職定年です」「はい、あなたは65歳になったら定年です」……というような、年齢によるさまざまな制約があります。

こういった制約は、いままでの価値観によるものです。この価値観を変えていきたいとの思いからの一文です。

働く時間や場所、雇用形態に関係ない多様な働き方を実現したい

次に、「働く時間や場所、雇用形態に関係なく」の一文について。

いままでの働き方の当たり前であれば、会社の近くに住み、フルタイム働くのがこれまでの一般的な常識でした。

しかし、特に地方では人がどんどん減っていて、企業では人材不足がこれから大きな問題になってくるであろう……といった時に、「働く時間や場所、雇用形態に関係なく」という一文が出てきました。

言い方を変えると、リモートで働いたり、複業で働いたり……ということです。

一人ひとりの個性や強みを生かせるように

その次の「自分の個性や強みを生かして」というのは、年齢で一律切られるのではなく、あるいは、「若いから」という理由で、差別的に扱われるのではなく、スキルや経験も大切だと思いますが、その人がもともと持っている「個性」とか「強み」とか、そういうものが生かせると本来はいいな、と。

「がまんして働く」とか「生活のために働く」みたいな、仕事に対するイメージが、もうちょっと明るくなるといいなと思ったので、時間の切り売りや、「個性を捨てて会社に合わせる」ではなく、自分の個性や強みを生かして……という願いを込めました。

日常をおだやかに、安心して暮らしたい

最後は「安心して働くことができる社会づくり」です。これは何かというと、これまでのように、定年退職みたいなものがあったとしたら、いままでだと、年金や退職金で、まあまあ安心して暮らすことができました。

しかし、いまはそもそも年金もどうなっちゃうの? みたいな話とか、あと、老後に2000万円いるらしいぞ、みたいな話が数年前にありましたが、こうなってくると「将来、どうなっちゃうんだろう?」っていう不安がわいてきます。

だから、「安心して働くことができる」というのは、日常的に不安があるのは大変だから、安心して働くことができる社会を作っていこう……というのが、現段階での一文に込めた思いです。

このような社会が実現することで解決できる社会問題

もし、こういった理想を実現する人たちが増えてくると、さまざまな地域と関わりを持つことによって、その人自身の自己肯定感や働く意義を持つことができるでしょう。

また、地域という場の境界を超えて、さまざまな地域で働くことができるようになる。その働く形は、リモートとか、そういった形になると思います。でも、こういった働き方ができる人が増えると、人材不足で困っている地方の、あるいは地方の企業の一助になるんじゃないかなと思います。

というわけで、今日のところの、地域の人事部(仮)のビジョンをもう1回言うと……

さまざまな年齢、経験、価値観を持った人たちが、働く時間や場所、雇用形態に関係なく、自分の個性や強みを生かして、安心して働くことができる社会づくり

ということにしておきたいと思います。たぶんね、これ、そのうち変わると思うんです。でも、定義しないと始まんないなと思ったので、今日のところはこのようにしておきたいと思います。

では、今日の話はこれで終わりにします。じゃあ、また明日。バイバ~イ!

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