#378 あるところの問題は、あるところの解決策なんじゃないか?
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織づくり、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。
雑談:収録を朝型にしてみようかな
えっとですね。普段この番組は、だいたい夕方の6時ぐらいに音声を収録して、その後テキストに起こして……ということをやっているんですよね。
で、テキストは基本、音声を文字に起こしてくれるツールがあるので、そういうツールを使い、あとは軽く手で編集して……ということをやっています。
この収録時間をですね、「朝にしてみようかな」と思っています。
というのも、夜にやると「あ、そうだ。収録しなきゃ」っていう「ねばならない感」があること。
あとは、朝型に変えることで「時間を有効に使いたいな」というのがあって。
夜、収録するのもいいんですけど、収録すると「ちょっと疲れたな」と思ってお酒を飲み始めて。僕、よくYouTubeを観ながらお酒を飲んでいるんですけど、なんだか「だらだらしちゃうなぁ」と思って(笑)。まぁ、プライベートの時間なので、それはそれでいいんですけど、「ただ、酒を飲みながら動画を観ているのもなぁ」という気持ちもあって。
あとは「朝の方が、すっきりした気持ちでお話できるんじゃないかな?」という気持ちもあって。
なので、朝型にしてみよう……と思うんですが、「なかなか起きれないなぁ」という課題もあって、明日はどうなるかわかりません(笑)
昨日は「世代間ギャップが生まれる構成要素」についてお話しました
昨日はですね、「世代間ギャップが生まれる構成要素」というお話でした。図を用いてね、お話をしてみました。
世代間ギャップっていうと、一般的には「価値観が違う人たちと、どうコミュニケーションするか?」というとらえ方が多いんじゃないかなと思います。
でも、一言で「価値観」と言っても、時代背景であったり、以前とは異なる働き方やキャリアの形成の問題もあったりしますよね。
あと、一言で「コミュニケーション」と言っても、「俺たちの時代は……」っていう、マウントを取るような関わり方がありますよね。それはつまり、心理的安全性が欠如しているわけです。
ここまでお話しても分かるように、世代間ギャップって、単に「価値観が違う人とのコミュニケーション」だけではなく、働き方やキャリアなども含めて、いくつかの構成要素があるんですよね。
というわけで、昨日は、世代間ギャップが生まれる構成要素について洗い出してみました。
個、組織、社会、時代――さまざまな世代間ギャップの要素
心理的安全性の欠如は、「個 対 個」「人 対 人」の関わり方の部分だし、キャリア安全性の欠如は「組織」の部分です。
キャリア安全性の欠如の中でも、「予測不可能な社会の中をどう生きるか?」という部分については「社会」の部分です。
多様性の欠如では、それぞれの時代によって培われる「価値観」があります。
このように、一言で「世代間ギャップ」と言っても、「個 体 個」の問題もあるし、「組織」の問題もあるし、「社会」の問題もあるし、「時代」の問題もあるし……っていう。その構成要素を考えてみるといろいろあります。
ですから、昨日は、単にコミュニケーションだけを見て「こういう言い方をすればいいだろう」という問題でもない……という話をしてみました。
あるところの問題は、あるところの解決策なんじゃないか?
僕は、いま、いろんな取り組みをしているんですよね。組織づくりの取り組みもあれば、地域づくりの取り組みもあれば、いろんな取り組みをしています。
そんな中、最近「取り組みのすべてが、別々のものではなく、実はみんなつながっているんじゃないか」という感じがしているんですよね。
入り口は、それぞれ別なところにあるんですよ。世代間ギャップのときもあれば、地域の問題もあれば。入り口はみんな別々なんですけど、入り口から中に入ってみると、みんなつながっている、というか。
これまでお話してきたように、世代間ギャップにはいろんな構成要素があります。
また、地域の問題については、単に「人がいないよね」ということも、もちろんそうなんでしょうけど、それを解決する手段としては、地域の中と、外の人をつなげていく必要があるよね、と。
そこで、「地域の中と外を、どうつなげるか?」という観点に立ったとき、これは1つのアイデアですけれども、「リモートで、複業のような形で働く」というのは、アリだな~と思っています。
この、複業というのは、単にお金を稼ぐだけではなくて、ちょっと長い視点でみると、人生におけるキャリア形成でもあると思っています。
この、キャリア形成の視点で考えてみると、それは、組織の人材育成にとっても、とても重要なことです。特にこれからの、予測不可能な社会の中では、一人ひとりが「生きる力」をつけていくことって、結構重要なことなんじゃないかなって思います。
いま、地域の課題について話して、そこから、キャリアの話になって、そこから、予測不可能な社会の話につなげてみました。
キャリアの話と、予測不可能な社会の話って、さきほど、世代間ギャップのところでもお話したことに気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、さまざまな課題が、目の前にある。その、目の前にある課題を解決する手段が、ほかで課題になっていることが、ある部分の問題を解決する手段になる……って言うんでしょうかね。
たとえば、世代間ギャップが生じる理由の1つとして、キャリア安全性が欠如していると。そこで、キャリア安全性を高めるには、キャリア教育をする必要がある。キャリア教育をするためには、自己分析とか働き方を、社内だけじゃなくて、社外にも接点を作ろうということも考えられる。
で、社外と接点を作るということは、社外の1つとして、地域との関わりを作ることができたならば、人がどんどん減っていくという地方の人材の課題、そして、都市部の人材教育の課題、そこのお互いを組み合わせることによって、お互いにとってメリットがある取り組みになるんじゃないかな、と。
そう考えると、さまざまな要素が有機的につながっていて、「ここだけ」っていうとらえ方よりも、面で物事をとらえているっていうか、解決策は、点ではなく面にあるんじゃないかと。そんなふうに思うことが多いということなんですよね。
……というわけで、今日は、世代間ギャップが生まれる構成要素から、その中から、実はいろんな課題が、みんなつながってるんじゃないか? 面でつながっているんじゃないか? そんな話をしてみました。
今日の話はこれで終わりにします。じゃあね。バイバ~イ!
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