#281 キャリア安全性・主体性を深堀る9ー年代で変わる「3つの資本」のウエイト
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織づくり、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点で、ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。
キャリアの安全性・主体性についてお話をしています
いまですね、「キャリア安全性・主体性を深掘りする」ということで、3つの資本についてお話をしています。
3つの資本とは「人的資本」「金融資本」「社会資本」の3つです。人的資本とは人が持つスキル、金融資本とはお金、社会資本とは人とのつながりですね。
昨日はですね、3つの資本におけるウエイトについてお話をしました。ウエイトとは「何が重要か」という話ですね。
昨日の話では、全体が10としたときに、大切なウエイトは、社会資本が6、人的資本が3、金融資本が1ではないか? という話をしましたが、これはあくまでも、50代の僕の経験値で大事にしているものです。
3つの資本のウエイトは、年代によって変わるかも
一方で、3つの資本のウエイトの置き方は「年代によっても違うな」という気がしています。
先ほども申し上げたように、人的資本とは「何ができるか」……つまり、スキルの部分ですよね?
年齢が若い時は、人的資本が少ない時があると思います。そういった時は、できることを増やしていくことが重要なシーンもあると思うので、年代が若い時は、社会資本よりも人的資本の方が、ウエイトは高くなるんじゃないかなと思います。
そして、ある程度、経験を重ねていった時に、人とのつながりの中で仕事が作られていく経験をしていくと、金融資本というのは、働けば得られるものでもあるし、主体性を持って仕事をしていくことを考えたとき、50代の僕としては、社会資本がもっとも影響力が大きく、その次に人的資本があって、最後は金融資本かな、というような感じがしています。
3つの資本とWill、Can、Mustの関係
少し話はずれますが、以前、アイティメディア株式会社の@IT 自分戦略研究所というメディアで書かせていただいている連載で、『35歳からのキャリア――中堅世代こそ「Will、Can、Must」を考えよう』という記事を書いたことがあります。
この記事の内容は、経験を重ねていくことによって、あるいは、置かれている環境によって、Will、Can、Mustの重なりは、変化していく……という話です。
Will、Can、MustのCanとは「できること」ですが、3つの資本では人的資本にあたります。
さきほどお話したように、Will、Can、Mustは経験や置かれている環境によって変化していきますが、人的資本、金融資本、社会資本の3つも、おそらく、経験値によってウエイトは変わっていくんじゃないかと思います。少なからず、僕はそうでした。
ですから、キャリア安全性・主体性を3つの資本で考えていくとき、現在のところ大事だと思うウエイトや、その達成具合によって「いま、何をすべきか?」が見えてくるのではないかと思います。
というわけで、今日は、3つの資本のウエイトは、年代によって変わりますよ、というお話をしてみました。
では、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!
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