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#297 キャリア安全性・主体性を深堀る25ー人的資本「外に出る」ための具体策

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織づくり、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆると話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


キャリア安全性・主体性についてお話しています

今日は鹿児島からお送りしております。いまですね。キャリア安全性・主体性についてお話をしています。

キャリア安全性については、「3つの資本」でお話をしておりまして、3つの資本とは「人的資本」「金融資本」「社会資本」の3つです。

いまですね、社会資本についてお話をしておりまして、その中でも「大事なことはいくつかあるな」ということで、「情報発信」「外に出る」「人のために仕事をする」「仕事の品質あげる」の4つを挙げ、それぞれについてお話をしてきました。「こういったことをすると、外との接点ができるよね」と。

今回は、この「外に出る」について、もうちょっと深掘りできるんじゃないかな? と思って、改めてお話をしています。

「外に出る」って、いろいろあるよね

この「外に出る」っていうのは、たぶん、いろいろあるなぁと思っていて。なので、社会資本を増やすためには「こうすればいいんじゃない?」みたいな言い方が、ちょっと難しいな……と思いました。

ですが、僕の過去の経験からして、「あの機会は、すごく外との接点ができてよかったな~」ってのあるんですよね。一方で、「これはそうでもなかったな~」っていうのもあります。

今日は、このあたりの話をしてみようかなぁと思います。

まず「これはそうでもなかったな~」

これ、僕ベースの話になっちゃうかもしれないんですけど、まず、「これは良かったな~」という話をする前に、「これは違ったな~」という話を最初にしておきたいと思います。

「これは違ったな~」には、大きく分けると2つあって。1つは異業種交流会。もう1つはいろんな団体の会員。

1つ目の異業種交流会について、僕も特に起業したころ、いろんな異業種交流会に何度か足を運びました。異業種交流会の名目は、「異業種の人が交流しよう」なんでしょうけど、その多くは、何て言うんだろうな……。ちょっと語弊がある言い方かもしれませんが「仕事の接点が欲しい人たちの集い」かな~という感じがしています

そこにある関係性は、どちらかというと「いっしょに何かをやろう」というよりは、「仕事につながればいいな」。みたいな目的の人が多い場です。新たなものが生まれるという機会は、僕はあまりなかったんですよね。

あとはいろんな団体の会員。この「いろんな団体の会員」というのは、あえてその団体名は言いませんが、たとえば、いろんな地域にある商工団体の集まりとか。そこも、外に出た接点という意味では、そんなになかったな~という気がしています。

人との接点を作るという意味では、単なる飲み会も大事なんでしょうけど、やっぱり、同じ目的意識とか課題感みたいなことを持っている人たちのとの集いが重要かな~と思います。

こういう場は、キャリア安全性・主体性が高まった

セミナー

キャリア安全性・主体性っていう観点で言うと、同じ課題感や目的を持っている人たちの集いという意味では、僕にとっては、セミナーは有効だったなぁと思いますね。

いままで、IT系とか、コーチングとか、NLP(神経言語プログラミング)と呼ばれる心理学とか、いろんなセミナー、勉強する場に行きました。その中でも一番接点というか、いまでも付き合いがあるのはNLPかな。いっしょに学んだ人たちやトレーナーの方々とかは、まだ付き合いがあるかな。

なので、同じ課題感や目的感を持ってる人たちと学ぶっていう場は、人とのつながりが生まれる上で、結構、有効だったなぁと思います。みなさん、学びたいと思って学んでるというのもあるでしょうしね。

地域活動やPTA

あとはね。地域活動とかPTAみたいなもの。これは、キャリア安全性・主体性とは関係ないかもしれないんですけど、普段出会わない人と出会う場としては、僕はいい経験だったなと思っています。

そういったところでいろんな人を知ったり。いろんな人の取り組みを知ったり、いろんな人と話したり……という場でしたね。

でも案外、すすんで「PTAをやりたい」っていう人、あまりいないと思うんですよね(笑)

ただ、キャリア安全性・主体性という観点で見た時には、そういう場に関わろうとする人達って、それでも主体性を持って関わろうとする人たちが多いと思うので、キャリア安全性・主体性という観点では、そういった人たちと出会う場にはなるかなと思います。

このような、身近なところも大事だと思うんですけどね。そういったところで、新たな課題感を見たり、聞いたり、感じたりすることもあります。

そういう場を避けていると、ひょっとしたらキャリア安全性・主体性って身につかないかもしれない。それは会社でもそうかもしれませんね。

NPOなど

先ほど、キャリア安全性・主体性を高める上で、同じ課題感・目的を持っている人たちの集まりと言いました。なんだか、そのものになってしまうかもしれませんが、同じ課題感や目的を持っている人たちが集っている場はいろいろあるので、そういったところに、ちょっと勇気を出して参加してみるのもいいかもしれません。

たとえば、僕が経営しているしごとのみらいというNPO法人では、会員さんを集っています。すごく募集してるわけではなくて、「もし、よかったら入りませんか?」ぐらいな温度感で、ホームページで募集しているぐらいなんですけど、同じような課題感や「こういうので大事だな」と思ってくださった方がご連絡をくださいます。
このような場の場合、比較的、同じ目的意識がある人たちと出会ったり、会話をしたりすることができます。

もっとも、僕らの法人は「〇〇を提供しています!」というわけでもないけれど、定期的に話をすることだけで、いろんな価値観や考えに触れることはできると思います。

複業

あと、僕にとって大きかったのは、複業はやっぱりあるかな? キャリア安全性・主体性を高める上で。

ちょっと話ずれちゃうんですけど、金融資産について、今回のシリーズではあまりお話ししていないんですよね。ですが、数日前に改めて「僕にとって、キャリア安全性・主体性が高まっている要素として、何があるかな?」と考えた時、複業っていうのは、その1つとして間違いなくあるんです。

なぜならば、複数の収入源から収入を得ることによって、「1個コケても大丈夫」と思える。これって、キャリア安全性という意味では、結構重要な要素だなと思いました。金融資産の観点で見ても。

これまで、キャリア安全性・主体性の観点では、金融のことについては話してこなかったんですけど、金融資産的にみると、複業の関りも大いにあるなと思います。

明日は……

というわけで、明日なんですけど、複業と金融資産について話してみようかな……とも思ったんですが、今日のキャリア安全性・主体性は、どちらかというと個人の話をしました。

でも、社会資本を増やすために、「外に出る」ことにたいして、企業として取り組めることもいっぱいあるんじゃないかと思うんですよね。

そこで明日は、キャリア安全性・主体性の社会資本を増やすために「外に出る」ということについて、企業でどんなことができるか? について話をしてみたいと思います。

じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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