「ちびる」のヒミツ 2011年10月28日
先日、メルマガ【仕事のメール心得帖】の人気(?)コーナー
【仁義なき広島弁普及促進講座】で
広島弁として「ちびる」を取りあげたところ
メルマガ読者から次のメールが届いたので、紹介します。
大阪のメルマガ読者・Uさんからのメール-------------------------------
26日に配信された「ちびる」。 大阪でももちろん使います。
多分、これは標準語です。 漢字までありました。ちょっとびっくりです。
が、もっとびっくりしたのは
1)「おしっこをちびった」の「ちびる」と
2)「ちびた鉛筆」の「ちびる」は 成り立ちが違うということ。
これはgoo辞書に載っています。↓
1)のちびるは「ちび・る」でラ行五段活用の動詞
2)のちびるは「ち・びる」で、元の言葉は「ちぶ」で、
バ行上一段活用の動詞であり、 「禿びる」という漢字までありました。
要するに活用が違うんですね。
未然、連用、終止、連体、仮定、命令形の順に
1)は、ちびらない(ちびろう)、ちびります(ちびった)、ちびる、ちびるとき、ちびれば、ちびれ、
2)は、ちびない、ちびます、ちびる、ちびるとき、ちびれば、ちびろ(ちびよ)
すごく勉強になりました。
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いやはや、勉強になったのは私の方です。
ここまで詳細に「ちびる」について調べていただき、ありがたい限り。
それにしても「鉛筆がちびる」を漢字で書くと
「禿びる」になるとはねぇ・・・
(2011年10月28日 Facebookの投稿より)