酒米がピンチ! 2021年6月10日
おはようございます。自称「応援する女」神垣です。
今、酒米がピンチです!
コロナ禍で飲食店の利用減少
↓
日本酒の消費が減少
↓
日本酒の原料となる酒米(酒造好適米)の消費も減少
↓
酒米の余剰
という悪循環が各地で起きています。
▼コロナ苦境の酒米、「食べ方」模索
それでなくても、全国的に日本酒の消費は減っており
コロナ禍で家飲み需要が増えても、
ビールやチューハイほど日本酒が消費されるわけでもありません。
その余波が、酒米にも及んでいる……
という話を、昨夜のClubhouseで蔵元関係者から聞きました。
JA全農が酒米消費のため、イベントなどで配布を始めるも
緊急事態宣言でイベント自体が中止となり
配ることもできない、とか。
酒米は、あくまで酒造用の米のため
食用の米に比べると食感や味で劣る面はあるのですが
「硬くてパラパラ」という特性は
パエリヤ、リゾット、チャーハンにはむしろ、向きます。
カレーや炊き込みご飯にしてもおいしそうです。
酒米としては「山田錦」や「雄町」が全国的に人気ですが
地元生産の酒米もたくさんあります。
広島の場合は「八反(はったん)」や「千本錦」などがあります。
▼銘醸地には良い酒米がある。広島県産の酒造好適米を知る。
▼【保存版】知っておくと便利!
日本酒の有名な酒米(酒造好適米)をまとめました
酒米を入手する機会は少ないかもしれませんが
もし、見かけたら、ぜひ購入してご活用ください。
個人的には、自家製甘酒にぴったりと思っています。
こんな活用や取り組みもあります。
▼酒米リゾットの調理方法
▼新甘酒「酒蔵開放」の味 男山が9日発売 余剰酒米を使用
▼余剰の酒米を活用「酒のあで酒米せんべい」提供
星野リゾート青森屋
▼生産者さんを応援したい…獺祭の酒米「山田錦」を販売します
日本酒は飲まなくても食べて応援できるので、
気に留めてもらえるとうれしいです。
(2021年6月10日 VOL.3806配信 メールマガジン あとがきより)
<追記>2021.09.22
広島の酒米関連の記事
▼広島の蔵元が日本酒と酒米の苦境を伝えるチラシ 「おおごとなんよ!」
▼日本酒の送料無料に 東広島市、酒造業てこ入れ