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自分に合った詩吟の大会の「課題吟」を選ぶ5つのポイント

こんにちは、heyheyです。
今日は詩吟の大会における、自分に合った「吟題選び」についてお話します。

大会では複数の吟題(課題吟)が指定されることが多く、その中から自分に合ったものを選ぶ必要があります。教室によっては先生の指示に従うだけの場合もありますが、ある程度経験を積むと自分で選ぶ機会も増えてきます。

そこで今日は、私が吟題を選ぶ際に考慮している5つのポイントをご紹介します。


1. 女性的か男性的か

まず、吟題を女性的か男性的かでざっくり分けます。大会には男女両方が参加するので、それぞれに合った吟題が用意されています。

自分の性別や声質に合わせて選びますが、必ずしも性別通りである必要はありません。

例えば、男性でも線の細い、艶っぽい声の方なら女性的な吟題を選んでもいいですし、逆に女性でも声が低くて太い方なら男性的な吟題を選んでみるのもいいでしょう。

2. 自分の声質に合っているか

次に、自分の声質に合っているかを考えます。これは非常に重要で、自分がやりたい吟よりも声質に合った吟の方が重要度が高いです。

先生のアドバイスも参考にしましょう。大会では審査員にちゃんと評価される必要があるので、先生の視点で聴いた場合の、声質に合ったものを選ぶのが重要です。

僕もよくこれで先生と対立しますが(笑)、やはり先生の提案した課題吟の方が良いことが多いです。

3. 得意な母音、苦手な母音の多さ

3つ目は、得意な母音や苦手な母音の多さです。例えば、「う」の発音が苦手な人が「う」の多い吟題を選ぶと、練習に時間がかかってしまいます。

私の場合、「う」が苦手だったので、「富岳(神州) / 徳富蘇峰」のように「う」が多い吟題は避けていました。発音の練習だけで練習の大半が費やされてしまうからです。

また、悪い癖が出やすい母音が多い吟題も避けた方が良いでしょう。例えば、私は小さい頃、「え」の音を鼻にかけるような吟じ方をしていたので、「え」が強調されるような吟題は避けていました。

もちろん、苦手を克服するためにあえて選ぶのも良いですが、それでも「程度の問題」です。自分のレベルに合わせて、難易度を調整すると良いでしょう。

4. 自分の感性に沿っているか

4つ目は、自分の感性に沿っているかどうかです。内容に共感できたり、景色を想像しやすいものを選ぶと、情を込めやすくなります。

全く気持ちが分からないものよりも、少し前向きな気持ちや共感できる気持ちが入り混じるものの方が、詩情を込めやすいです。

歳を重ねれば見方も変わってきますが、今の時点である程度理解が及ぶものを選ぶのが良いでしょう。

5. 差別化できる特徴や面白みがあるか

最後に、差別化できる特徴や面白みがあるかを考えます。大会では上位入賞を目指すなら、単に上手く吟じるだけでなく、多少の個性や特徴が出るものを選ぶと良いでしょう。

可もなく不可もないような吟題では、上位入賞は出来たとしても、優勝は難しいかもしれません(私見です)

自分なりの個性が出る、やりがいがある、面白みがあるようなフックになるものを選ぶと良いでしょう。

ただし、これは実際に吟じてみないと分からないことも多いです。詩文を見ながら、なんとなくでもいいので自分なりに一度ちゃんと吟じてみて、噛みごたえがあるか、面白みがあるかどうかを確認しましょう。

まとめ

以上、大会に向けた吟題選びの5つのポイントをご紹介しました:

  1. 女性的か男性的か

  2. 自分の声質に合っているか

  3. 得意な母音、苦手な母音の多さ

  4. 自分の感性に沿っているか

  5. 差別化できる特徴や面白みがあるか

これらの点を考慮しながら吟題を選ぶことで、自分に合った、より良いパフォーマンスができる吟題を見つけることができるでしょう。

大会での成績は吟題選びにも大きく影響されます。自分の特徴をよく理解し、それに合った吟題を選ぶことで、より良い結果につながるはずです。


今回の内容は以下のYouTubeからでも聴けます。
後半では実際に私が日替わりで漢詩を選んで吟じているので、良ければチャンネル登録お願いします♪

本日は以上となります。
今後も一緒に、コツコツと吟道を歩んでいきましょう!

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