飼い犬が喜ぶ匂い、1位は??
こんにちは。げーしーです。
オリンピックが始まってなんだかんだ盛り上がっていて少し嬉しい感じです!それにしても日本のメダルラッシュは凄いですね!テンション上がります😊😊
このまま頑張ってほしいですね!
今日は少し古い論文ですが、犬の落ち着く匂いについての論文を紹介します!
今回は飼い犬にとってどの匂いが一番リラックス効果があるのか、というものを調べたものです。
▲実験の方法、並びに使用する項目
実験は覚醒下でMRIを取れるよう、訓練した犬に特定の臭いを嗅がせたうえでどの匂いの時にどのような変化を脳が示したかをみた実験になります。
協力する犬は全12頭で、使う臭いは以下のものになります。
①馴染みのある人(家族の人間)の匂い
②馴染みのある犬(同居犬)の匂い
③馴染みのない人間の匂い
④馴染みのない犬の匂い
⑤自己の臭い
の5つを利用しました。
この5つの臭いを5日間に分けて匂いを嗅がせてすぐに覚醒状態でMRIを実施。その時の脳の尾状核という部分の活性レベルを観察しました。
尾状核というのは簡単にいうと脳幹の一部で、ここから出るドーパミンが「報酬予測エラー」のシグナルとして機能します。
つまり、突然のご褒美や嬉しいことがあったりするとこの尾状核という部分が活発になり、MRI上で確認できるという事です。
私たち人間でもお金や音楽、芸術などの報酬に関連して活発になる部位として認められています。
▲結果は??
結果から1番尾状核を刺激したのが①馴染みのある人間の匂いでついで活動的になったのが②馴染みのある犬の匂いでした。
逆に③馴染みのない人間の匂いの場合は外側溝の部分が活発になりました。この部分は覚醒や嫌悪感、痛み、共感など主に警戒するような時に活発になる部分と言えます。
つまりは馴染みのある人間の臭いは一定の報酬を与えてくれるシグナルとなっているようです。
▲犬の匂いより人の匂い
今回の結果から飼い主の匂いが一番喜びを与える事だということが言えます。同じ同居犬の匂いではなく、また自分の匂いでもなく、飼い主の匂いなんですね!飼い犬にとっては同種の犬よりも飼い主の方がよっぽどありがたい存在ではないかという事も言えます。
また使用された犬もサービス犬や一般家庭の犬、品種も雑種から純血種など様々で、遺伝的なものや環境などの区別はできない結果になりました。
犬にとって人間はご褒美をくれるテンションが上がる存在、ただし知っている人に限る、という事ですね😊
それにしてもMRIを麻酔なしで撮らせてくれるワンちゃんって凄いですね。
入ったことある人はご存知だと思うのですが、あの中って凄いうるさいし圧迫感もあって人間でも不安になってしまう人がいるので、よっぽどお利口でしっかりトレーニングをしたんだなと違う観点で感心してしまいました😓
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では。♪(´ε` )
Scent of the familiar: An fMRI study of canine brain responses to familiar and unfamiliar human and dog odors