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ただ、ひたすら広い部屋に住む…

ドアーのカギを開けて中に入ると…なんと!放送局のロビーのような…  大きなデパートの入り口のような…これが俺の部屋なのだ。

なぜならルームキーを持っているのだから間違いはないはずだ。だだっ広いフロアーの中央でベッドに横になっているが、誰も帰ってこない。

でも、誰が帰って来るのだろう?俺は一体誰と一緒に住んでいるのだろう?それが思い出せない。遂に認知症か!

たまに誰かが帰ってくると、すぐに山登りに出かけたり、海へダイビングに行ったりする奴ばかりなのだ。

同僚の本間君も飲み歩いているのだろうか、帰ってこない。今日は俺の部屋でミーティングの筈だがメンバーが集まらない。

俺もつまらないから外へ出かける…がすぐに帰って来たので、自分が何処へ行ったのかもわからない。

何が何だか分からずに、部屋を眺めまわすとヨットハーバーのように浮桟橋ポンツーンがあるではないか!万国旗まで立っている。オリンピックはまだ中止になっていないな。ますます状況がつかめない。

ありゃ、よく見ると歩行者までいるぞ!早朝なのか、もう立ち食いソバ屋や定食屋が営業を始めている。

日テレのディレクター秋山君がいる。                      「やぁお帰り。君も同居人だったのか」

しかし、こんなにたくさんの同居人がいたら、さぞや食費が大変な事になるだろうな…どうしようか…どうしようかで目が覚めた。

こんな夢の深層心理を知りたいものだね。この発想が俺の感性なのだろうか…?大した発想じゃないけどさ(笑)





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