旅の記録を残してみる #6 ~萩編 中学卒業旅行~
どうも、千真(せんま)です。
俺は別府に行き、肥前に行き…。そんなこんなで、中3になります。
中3の頃は、中2と打って変わって超まじめでした。放課後、学校の自習スペースにて、画鋲でベイブレードをして激怒されたくらいですかね。
全然無事ではないものの、とにかく中学校を卒業します。
そして、旅をしようということで。
泥臭い卒業旅行へ
今回は、インテに加え、中学校一番の問題児ラピスも一緒に行くことに。何故か、中学校一番の天才(…タイムとでもしましょう)と、サッカー部のいじられキャラ(…ロータスとでも)も一緒に。
「萩に行こうぜ」
なんでそうなったのか。周りはユニバだの、ディズニーだの。
俺らにそんな考えはありませんでした。
既にダイヤが改正され、南福岡駅を4:33に出る電車はもうありませんでした。ラピスの祖父に博多駅まで送ってもらうことに。
この頃、スマホを親に契約してもらいました。機種も新しくなり、写真がだいぶまともですね。
博多駅の始発に乗り、北へと向かいます。朝飯は下関で適当に。
本州に普通列車で行ったのは初めて。みんなハイテンション。
俺らは、厚狭駅で「美祢線」という電車に乗り換えます。
当時12両編成が存在した鹿児島本線ユーザーだった俺らは、衝撃を受けます。
「え、、、これ電車?」
めちゃくちゃ揺れるし、周囲はどんどんと山の奥に入っていく。
車窓を眺めながら、どこかロマンを感じていました。
到着
6時間ほどかかって、萩に着きました。
…といっても、俺らは萩駅で降りませんでした。
申し訳ないけど、本当に周囲に何もなくてびっくり。
そもそも無人駅にほとんど行ったことが無かったため、衝撃的でした。
空模様は完全に曇り。雨も降りだしていました。
そんな中、のこのこと松下村塾まで歩きます。
当時、俺は顔が高杉晋作に似ていたそうです。今見ても、当時の俺は確かに似ていると思う。(笑)
道中で、ラピスがふざけてインテを泥だらけにし、インテ激怒。
まあ、そんなこともある。変な奴らが集まってんだから。(笑)
昼飯を食い、しばらく歩いていると、空も晴れてきました。
帰路へ
東萩駅から帰ります。乗る電車は山陰本線。
これが行きに比べて物凄く長く感じました。
とにかく、乗っている時間が長い。長すぎる。
日帰りで、12時間移動とかどうかしてる。
長いようで、早く着いてほしいようで、終わり掛けになると少し寂しくなる。それが、青春18きっぷ。
長く長く揺られながら、でも楽しみながら、俺たちは下関へと向かいます。
黒井村、梅ヶ峠…
ディーゼルに揺られながら。
そして、時間は過ぎ、鹿児島本線に乗ります。
「鹿児島本線、静かすぎん?怖いんだけど」
俺の経験上、山陰本線は日本トップクラスにうるさい気がします。
でも、そういうボロディーゼルも好きです。
帰宅する
確か22時頃、みんなで南福岡駅から帰りました。
「もう、会うことないのかな」なんて言いながら。
5人は、別々の高校に行きました。
インテは俺と同じ高校を受けたものの落ちて私立へ。ラピスはいわゆる底辺高校。ロータスは卒業時にクラスが一つ消える…なんていわれている公立高校、タイムは俺と同じ高校に進学します。
俺は、高校に入って完全に病みます。
自身が宗教3世であることや、宗教で付き合った彼女がとんでもない人だったこと、学校でいじめに近い状況になっていたことなど…。
そんな中、ラピスとこんな話になりました。
「もう一度旅をしないか…」
~続く~
次回から、ちょっと書き方を変えてみようかな…なんて思っています。