祝不動産(澤部祝人)による家庭崩壊を招いた『ビジネス』
はじめに
祝不動産社長の澤部祝人はマツヱが持つ不動産を手に入れるため、マツヱの肉親に対する仕打ちが非道かつ非情であるということを知りながらも加担し、結果、その家族、家庭を崩壊させた。
マツヱは生来の性悪さを加齢等により増幅させ、自らに服従しない実娘、実弟、姪夫婦、義弟らへの悪感情を募らせながら、彼らに対し人倫にもとる行為を繰り返した。
そして、その全ての悪行に祝不動産の澤部祝人が絡んでいたのである。
金儲けのためには手段を選ばない悪辣な不動産業者が存在すること、そして、彼らのせいで財産を失い、更には命の危機にもさらされている人々がいることを広く世に知らしめたいと思う。
1) マツヱは、実弟の郁治が生活の基盤としていたアパートを澤部祝人と結託し無理矢理売却させ、その売却益を搾取した
茂原郁治は、札幌市でアパート経営をしながら生活していたが、平成26(2014)年、実姉マツヱは自分の世話をさせるため同区の伊野の家に郁治を呼び寄せた。
その際、マツヱはアパートを売却するよう執拗に郁治に迫った。
無年金者である郁治は、そのアパートの家賃収入によって生計を立てていたので、たとえ姉の家に移ることになったとしても、唯一の収入源であるアパートを売る気はなかった。
そこで、郁治が姉マツヱにアパートを売りたくない旨を伝えると、マツヱは逆上し激しく郁治を怒鳴りつけながらアパートを売るように命じた。
幼い頃からマツヱは郁治を奴隷のようにこき使い強迫的に接してきたため、マツヱに怒鳴られると郁治は萎縮し何も言えなくなってしまうという、支配服従の関係が出来上がっていた。
郁治が何も言い返せないのをいいことに、マツヱは郁治の承諾を得ることもなく自分一人でアパートの売却を進めた。
その際、売却の仲介をしたのが、たまたまマツヱのところに飛び込みで営業に来ていた澤部祝人であった。(※1)
郁治によると、この澤部とマツヱの二人だけで勝手に売却話を進め郁治は蚊帳の外に置かれていたとのことであった。
そして最終的にアパートの売却が成立した後もマツヱは売却金額を郁治に教えることもなく全てを自分の口座に入金したのである。
その後かなり日数が経ってから、幾ばくかの現金が郁治に渡されたらしいが、結局はアパート売却益の大半をマツヱが搾取したことから郁治はマツヱに対し強い憤りの感情をもっている。
アパート売却後の平成26(2014)年7月13日、郁治は、住んでいたアパートをマツヱに命じられるまま引き払い伊野の家に転居した。
その引越作業の際、マツヱは、郁治が作った小さな祭壇に祭ってあった養母 茂原ひでの写真を「なんでこんなもの置いてあるんだ。いらないだろこんなもん!」と言いながら祭壇から引き剥がし破り捨てた。
マツヱは、郁治の気持ちを思いやることもなく、平気でこのような心無いことをして郁治を精神的にも傷つけたのである。
(※1) 現、祝不動産の澤部祝人は、この時、Tホームに所属していたが、その後、令和元年(2019)11月に独立し、祝不動産を立ち上げた。 マツヱは、この澤部のことを義弟たちには「税理士の人」、房子には「専門の人」、房子代理人弁護士には「友だち」と騙るなど、この頃から、かなり親しい付き合いをしていた。
2) 姉マツヱと同居してから、郁治は、しばしば罵声を浴びせられたり、叩かれたりするなどマツヱから激しい虐待を受けた
伊野の家は平成18年にマツヱの夫である伊野和男が一人娘の伊野房子が将来一緒に住めるよう二階にもキッチンやトイレが備わった二世帯住宅にリフォームしてあった。
郁治は、その二階部分で自炊し独立して生活しながら、姉マツヱに命じられるまま買い物や掃除、庭の手入れなど、一生懸命にマツヱの世話をしていた。
マツヱは友人に郁治のことを「小間使い」と言うなど、まさに下男のようにこき使っていた。
そして、郁治が買い物や家事の仕方を間違ったり、マツヱの意にそぐわないやり方だったりした時は、マツヱがきちんと説明しなかったことが原因であるにもかかわらず、郁治を激しく罵倒し責めることが頻繁にあった。時には、マツヱが暴力をふるうこともあったと郁治は語っている。
後に郁治は、姉の家に行ってからのことを、「地獄だった」と姪の茂原明子に告げている。
平成29(2017)年の春から仕事を早期退職したマツヱの娘伊野房子が家に戻り同居を始めた。マツヱの世話は専ら房子がやるようになり、また、房子の目もあることから、マツヱが激しく郁治を罵倒することは減った。
しかし、同年8月に郁治が神経因性膀胱等の診断で入院すると、マツヱは「アレ(郁治)は、もう長くないわ。もうすぐ死ぬわ」と嬉しそうに語り、更に退院後も「郁治は私より先に死んでもらわなければ困る」などと言いながら、郁治への悪心を顕わにし始めた。
翌年(2018)の4月25日、郁治に虐待とも言える心無いことをし、更に嘘をついたマツヱを房子が咎めたところ、逆上したマツヱは房子に対し、「この家は私の家だ。出て行け!」と怒鳴った。
そこで房子は、マツヱに反省を促すため、それまでしていたマツヱへの世話等を一旦止め、マツヱと没交渉になった。
ところがマツヱは、自分の非を省みることなど一切なく、それどころか「房子は精神病になり自分を虐める」等の根も葉もない虚言を友人知人らに吹聴するようになった。(実は今も言っている→音声データ有り)
さらにマツヱは、自分の世話を再び郁治にさせるようになり、そして「房子には言うな。房子の世話になるな」などと命じ、郁治が房子とかかわることを禁じた。
しかし、郁治の病中病後の世話は専ら房子がしており、また、住居の二階部分で生活しているのは郁治と房子であったことから、房子は引続き郁治の排尿管理等も含め面倒を見ていた。
房子の適切な排尿管理や励ましの言葉かけ等により奇跡的に郁治の症状が寛解すると、マツヱは「もう房子の世話になる必要もなくなったのだから房子とは一切かかわるな。何も言うな」と強く郁治に命じた。
そして、再び郁治を下男のようにこき使い、施設に入れると脅したり、罵声を浴びせたり、かつて郁治が「地獄」と表したマツヱによる虐待の日々が始まったのである。
マツヱは、郁治を毎日のように激しく罵倒したり、郁治の楽しみである散歩等を禁止したり、精神的虐待を繰り返すことで故意に郁治のQOL(生活の質)を低下させていった。
このことは、マツヱが以前「郁治は、私より先に死んでもらわなければ困る」などと語っていたことを勘案すると、殺意ある虐待の可能性も考えられる。
そこで房子は、郁治がマツヱから罵倒され虐待されないよう、出来る限りの庇護や支援をしていた。
しかし、2020年12月27日、相当な額の金品をマツヱから与えられた千葉に住む姪らに手伝わせ、房子が留守の間に、郁治を無理矢理老人施設へ入れたのである。
3) マツヱは、郁治の預金通帳とキャッシュカード、銀行印を無理矢理奪い、郁治の財産を侵害した
郁治を施設送りにする前、マツヱは、郁治から預金通帳二冊(郵貯銀行、北〇銀行)と銀行印、北〇銀行のキャッシュカードを取り上げた。
そして、郁治に無断で、郵貯銀の代理人カードを作るとともに北〇銀行の届出印を郁治に成りすまし勝手に変更した。(これについては、本年1月5日に北〇銀行の行員が、その時マツヱが提出した書類の筆跡と実際の郁治の署名筆跡が違うことに気付き判明したものである)
郁治は、奪われた自分の財産の返還を求め、2021年10月26日、祝不動産の澤部祝人とともに郁治の施設を訪れたマツヱに対し、財産を返してほしい旨、その場で伝えた。
しかし、マツヱはそれを無視したため、11月13日、「ぼくの財産を今すぐ返してください」と書かれた郁治直筆の手紙をマツヱに送付した。
それでもマツヱは、ずっと無視を続け今現在も返されてはいない。
マツヱによって侵害された郁治の北〇銀行の預金額は、1月5日時点で約28%にまで減っていた。
4) マツヱは、夫の伊野和男が建て、娘のためにリフォームした住宅を娘が居住し生活しているにもかかわらず勝手に祝不動産に売却し、娘から住む家を奪った
平成30(2018)年4月25日、マツヱは、娘(伊野房子)から郁治への虐待及び嘘を咎められたことに逆上し、房子に対し家から出て行けと怒鳴った。
その後、親族の者らがマツヱに対し、自分の非を認め房子に謝罪するよう促したり、和男の遺産分割をきちんと行い房子の相続分を渡すよう助言したりしたものの、マツヱは全く聞く耳をもたなかった。
そして、マツヱは、かねてから企んでいた『和男の遺産の全てを手に入れた後、自分だけ高級サ高住に移り住む』という計画を実行に移すため、郁治のアパート売却依頼ズブズブの関係であった澤部祝人に相談を持ち掛けた。(澤部は既述の通り2019年Tホームを辞し、自ら祝不動産を立ち上げていたこともあり、澤部にとってマツヱは絶好のカモであったと思われる)
マツヱの行動を不審に思った和男の弟、伊野安夫や伊野紀夫が心配している旨を伝えると、マツヱは澤部祝人のことを税理士だと騙り、税理士に相談しているから大丈夫だと答えた。
その後も伊野安夫は、和男の遺産は房子にも権利がある旨をマツヱに伝えたが全く聞く耳をもたなかった。
安夫は、この時、マツヱが伊野の親族とは縁を切りたいと思っているのではないかと感じたとのことである。
令和3(2021)年4月15日、マツヱを訪れた祝不動産の澤部祝人は、マツヱと房子が和男の遺産分割を巡って対立状態にあること、そして、マツヱには土地家屋以外にも相当額の預貯金財産があることを房子との電話でのやり取りの中で知ることとなった。
この時、澤部は、マツヱからの土地家屋譲渡以上の儲けを目論見始めたのではないかと推測される。
そして、令和3(2021)年10月21日、澤部がマツヱのもとを訪れていたことに気付いた房子がメールで澤部に確認すると、「家の売却について具体的な話を始めた。詳しい内容は、お客様(マツヱ)の個人情報の観点から教えることは出来ない」という返信が送られてきた。
そこで房子は、自分の生活と財産を守るため、弁護士に相談し遺産分割調停に向けての行動を起こしたのである。
令和3(2021)年10月27日、房子の代理人弁護士より、和男の遺産(土地家屋及び預貯金)については、遺産分割協議が行われていないので土地家屋を勝手に売却することは出来ない旨の通知書が祝不動産とマツヱに送付された。
しかし、祝不動産は、土地家屋の名義がマツヱ単独のものになっていることを盾に、土地家屋の売却を着々と進めた。(※2)
(※2)平成23(2011)年10月、和男死去後、土地家屋の相続登記の際、マツヱから「将来、この家は房子のものになる」旨の言葉があったので、房子は土地家屋の名義をマツヱの強い希望により、マツヱ単独のものにした。しかし、これは将来の所有権が房子にあるという口約束が前提となっており、土地家屋の権利を房子が放棄したというわけではない。
令和3(2021)年12月21日、突然マツヱは、自分の荷物及び房子にも所有権の半分があると考えられる和男の遺品も含め、いわゆる金目の物を全て持ち、某老人施設(※3)へ転居した。
そして、同日、マツヱの代理人弁護士(実は祝不動産お抱えの弁護士であるH)から、次のような内容の通知が房子の代理人弁護士のもとに送られてきた。
①遺産分割は完了しているので話合いに応じるつもりはない
②家の所有者はマツヱなので房子は速やかに家から出て行け
③現在、使用できなくなっている郁治の預金通帳は成年後見人を立てて再発行しマツヱが管理したい
実の母親が、自分に対し偉そうに意見してきて気に食わないというだけの理由で、たった一人の実の娘に、このような仕打ちをしてきたのである。
どこをどう考えても正気の沙汰とは思えない。そして、90歳を過ぎた老人がこのように用意周到な行動を自分一人で計画し実行したとも思えない。
つまり、この暴挙は、祝不動産の澤部祝人がマツヱの財産を手に入れるため、狡猾にマツヱを誘導した結果ではないかと思うのだ。
その証拠に、令和4(2022)年3月3日、マツヱ代理人弁護士から房子側へ送られてきた通知の中には「房子が出て行かないので家は売却する。売却成立後、祝不動産の委任を受けて房子に建物明渡訴訟を提起する。家の売却後は、マツヱの代理人を辞任する」という内容が記されていた。
つまり、祝不動産がマツヱから伊野の家をまんまと手に入れることができたなら、マツヱは、もう用済みなので、後は知りませんということではないのか。
また、祝不動産は、令和4(2022)年4月1日、マツヱから土地家屋を取得し移転登記を行った後、同5月6日、房子に対して建物明渡訴訟を提起してきた。
登記後すぐに訴訟を起こしていることを勘案すると、祝不動産の澤部は、マツヱから土地家屋だけでなく訴訟を起こしても足るだけの金員も手にしたのではないかと疑われる。
これはもう、マツヱは大掛かりで狡猾な特殊詐欺に引っ掛かっている可能性があるのではないかと思わざるを得ない。
(※3) この時点では逃げるようにこの施設へ転居したのだが、土地家屋を祝不動産に売却した後、令和4年7月末に中央区の高級住宅地にある超高級サ高住に転居している。
つまり、マツヱは、和男の全遺産を独り占めし、自分だけ高級サ高住で暮らすという、かねてからの野望を祝不動産澤部祝人のおかげで達成できたということである。
その結果、何の罪もない実弟と実娘らが不幸になり、特にライフラインを失った実娘の命が奪われたとしてもマツヱは何の呵責も感じることはないのだろうか。
5) マツヱは姪の茂原夫妻を祝不動産おかかえの弁護士を使い脅して精神的な打撃を加えた
E市に住むマツヱの姪夫妻(茂原明子、茂原高志)は、昨春マツヱの虚言に騙されていたことに気付いてからは、マツヱとは距離を置き、マツヱと関わることを止めた。
すると、それに腹を立てたマツヱは、令和4年2月15日、自分の代理人になっている祝不動産おかかえの弁護士を使い、既に返済が完了している貸金について、未返済であると嘘をつき、支払いを求める通知書を茂原夫妻に送付した。
しかも、その金額は、マツヱが出した金額に加え、房子が出した金額をも含めた不当な額であった。つまり、本来は房子に支払われるべき金員をもマツヱに支払えという支離滅裂かつ悪辣な要求なのであった。
茂原夫妻は、既にマツヱが出した分を返済していたにもかかわらず、このような文書が送り付けられたこと、さらに、支払わなければ訴訟提起をするという脅し文句も記されていたということに、多大なる精神的ショックを受け、特に明子は体調を崩し通院することにもなった。
祝不動産澤部祝人とマツヱは、こんな悪辣なことを平気でやってのける輩なのだ。
おわりに
常識的に考えるならば、間もなく92歳になろうとする老人であるマツヱ一人だけなら、実娘が住んでいる家を勝手に売り払ってしまうなどという暴挙には至らなかったのではないかと思われる。
つまり、家族親族の説得や諫言などによって、あくまでも親族間の揉め事の範囲で解決できたのではないかということである。
しかし、この揉め事を絶好のビジネスチャンスと捉えた祝不動産澤部祝人の介入により、親族間の問題は、人ひとりの命が奪われてしまうかもしれない大事件になってしまったのだ。
澤部は、マツヱに取り入り、マツヱの言うことのみを聞き、マツヱの味方を装うことで、マツヱ名義の不動産を手放させることに成功した。
つまり、まともな思考が出来ない老女を甘言で誘導し、その財産をまんまと手に入れるという特殊詐欺さながらの『ビジネス』に成功したということである。
結果、退職後、元来自宅であった実家に戻り、終の棲家として生活していた房子は、突然、住む場所を追われることになった。
この寒空にライフラインである住居を失った者は、生命の危険にさらされる。まさに房子は、マツヱと澤部に殺されかかっていると言っても過言ではないだろう。
この事件を担当している札幌地方裁判所のS裁判官は、法の番人としての自覚もないような『官僚的な裁判官』(※4)であり、この事件を単なる建物明渡請求事件としか捉えていないようである。
なぜなら、房子側の「マツヱの喚問をしてほしい」という申請を、その裁判官は、「マツヱを証人として喚問しても裁判所の判断を動かすに足りる証言が得にくいだろう」という判断により却下したからである。
(※4)房子代理人弁護士の言葉である。最近は、官僚的な裁判官が多く、真剣に考えてくれる人道的な裁判官はほとんどいないとのことである。
11月16日の判決は、祝不動産側の主張を全面的に認めたものになった。控訴したとしても、1回ぐらいの事務的な裁判により結審されてしまい、1審の判決が覆ることはまずないという。
そうなれば、房子は、実母と悪徳不動産業者により合法的に殺されてしまうことになるのだ。あまりに理不尽ではないか。
なぜ、そのようなことになったのか。房子に原因があるとすれば、考えられることは、ただ一つ。
房子が親を信用したからである。
『親の言う言葉を信じ、亡父が遺した家の名義をマツヱ単独のものにしてしまったこと』この一点だけである。
房子は、親を信用したことで、自宅を奪われ、この寒空に放り出され、命の危険にさらされるのである。
親を信じたことが房子の瑕疵になるのだろうか。房子の何がいけなかったのだろうか。そして、房子が助かる道はないのだろうか。
広く世間に問うことで、房子を救いたいと思うばかりである。
2022年初冬 重見菜心