「立太子の礼」と「立皇嗣の礼」それぞれの御言葉を深読みしてみた
「立太子の礼」とは、今上陛下が平成3年2月23日に立太子された際、古式に則り行われた伝統の儀式である。
一方、「立皇嗣の礼」とは、長い皇室の歴史上、一度も行われたことのない前代未聞、異例中の異例、古今未曾有で奇天烈この上ない儀式のことである。
皇嗣は、皇太子と異なり、現時点での皇位継承順位1位を示す暫定的な立場上の呼称であり、次代の即位確定者を指すものではない。従って、皇太子殿下という敬称はあっても、皇嗣殿下などという呼び方は有り得ないのである。次男殿下とか三女殿下と