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ラジぽて縁結び BREW-UP 第25回放送2022.5.20

ICTを利用した街の魅力の発信と地域の活性化をミッションに活動しているNPOカワゴエ・マス・メディアさんとコミュニティFM局ナナコライブリーエフエム(周波数77.5MHz)で番組「ラジぽて縁結び」を一緒につくっています。サブタイトルはBREW-UP、毎月第一、第三金曜日の21:30からの30分番組です。埼玉・狭山出身のマルチタレントの大野 ひろみさんと一緒にパーソナリティを務めます。毎回2曲を僕がセレクトし、地域をテーマにお話ししています。2021年5月に「BREW-UP」はスタートしましたので番組も1周年を迎え、2年目に入りました、ありがとうございます。

https://koedo.info/210329nanako/

https://koedo.info/aboutus/

視覚情報のない音声メディアもいいものです。特にラジオは、マスメディアなのに、one to oneなパーソナルな雰囲気があるのが不思議です。

世界みつばちの日

番組放送日5 ⽉ 20 ⽇は「世界ミツバチの日」。養蜂が盛んなスロベニアで近代養蜂の先駆者であるアントン・ヤンシャ氏の誕⽣⽇にちなみ、⽣態系に対するミツバチやその他の花粉を媒介する⽣物の役割の重要性を認識するための⽇として、2017年12 ⽉に国連総会で制定されています。養蜂は、スロベニアもそうですが、地中海から世界に広がっていったようです。エジプトの壁画にも養蜂の様子が残されていたりします。ちなみに、僕達COEDOビールにとっては、スロベニアはホップの産地でもあります。
そして、日本に養蜂が入ってきたのは明治時代です。西洋的な養蜂は明治時代かもしれませんが、山岳地方の貴重なたんぱく源としての蜂の子はイナゴと並ぶ日本の昆虫食の文化です。蜂にちなんだ記念日としては、全日本はちみつ協同組合と日本養蜂協会によって、3⽉8⽇をミツバチの⽇、8⽉3⽇をハチミツ の日として、1985 年に制定されています。日本は数字による語呂合わせ、駄洒落、で記念日を決めていることが多いようです。

養蜂と蜂蜜

蜂蜜の美味しい食べ方。蜂蜜と乳製品は相性がよいですね。ヨーグルトにいれたり、チーズのピザ・クワトロフォルマッジには定番のトッピングです。余談ですが、日本酒メーカー、ビールメーカーなどの醸造家はアルコール酵母以外の微生物を醸造所に持ち込んでしまうので、食事が制限されています。納豆、キムチ、チーズ等々。乳酸菌は特に多くの発酵食品で利用されていますので、蜂蜜ヨーグルトも普段は気軽に食べることもできないストイックな生活でもあります。醸造界では、蜂蜜については、蜂蜜からつくったお酒である「ミード」が連想されます。養蜂の歴史は古く、紀元前6000年ころにはすでに蜂が飼われ、人類は蜂蜜を食に取り入れていたようです。スペインのアラニア洞窟の壁画には、人々がみつばちの巣に手を入れて蜂蜜を採取している様子が描かれています。そして文化人類学的にも、世界最古のお酒は、この「ミード」であったであろうとされています。蜂蜜は糖度が約80度ととても高く、そのままではアルコール発酵は起こらないのですが、例えば雨が降って、木のうろのような所にあったハチの巣が水に浸かってしまい、蜂蜜が希釈され、そこに自然界のアルコール酵母がポトリと落下して発酵がはじまり、お酒が偶然に誕生したのであろう、という話しです。現代では、ミードが身近に飲まれている印象はあまりないかもしれませんが、埼玉でも秩父でディアレットフィールド醸造所を立ち上げられたりしていますので、ぜひトライしてみていただければと思います。また、ビールとの関係も近しいものです。僕達COEDOビールがコラボレーションもしている台湾を代表するクラフトブルワリーSUNMAIでは、ロンガンの花からとった蜂蜜を利用した「ハニーラガー」は定番のラインナップで、World Beer Cupで受賞もしているビールです。

SUNMAI HONEY LAGER

生態系の事件

養蜂が趣味としても静かなブームになっています。
僕達COEDOビールの醸造所は東松山にあるのですが、手つかずの豊かな自然に囲まれていることもり、養蜂家の方と連携して蜂箱が置かれ、日本蜜蜂が飼われています。日本蜜蜂は野の花からしか蜜を採取しないことが特徴で、ひたすら熱心に花に群がり、花の蜜を集める様子は愛らしいものです。

COEDOクラフトビール醸造所の蜂箱

国連が世界ミツバチの日を定めたことには意味があります。1990年代から2000年代の初頭にかけて、ヨーロッパを中心にミツバチが突然いなくなるという事件が多数発生しました。その原因は1対1で確実に判明しているわけではありませんが、一つの理由として農薬の使用があるとされています。ネオニコチノイド系物質を成分にした農薬は、人間を含めた哺乳類には影響を及ぼすことはあまりないのですが、昆虫には効果が強く、また残留性が高く効果が持続することから一時期多用されていました。この農薬に触れたミツバチは方向感覚を失い、帰巣できなくなってしまったのではないかとされています。その結果突然蜂がいなくなったかのような現象となり、「蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder, CCD」と呼ばれるようになりました。人類は直接の産物である蜂蜜はもちろんのことですが、みつばちによる受粉によって循環する生態系に非常に多くを負うています。みつばちがいなくなるということは生態系の崩壊も意味し、とても恐ろしいことです。ヨーロッパでは先じてリスク可能性回避に臨んでいて、ネオニコチノイド系の農薬の使用は既に禁止しました。こうした背景から、国連でも、みつばちの重要性を人類は再認識する必要があるということを示すために「世界ミツバチの日」が定められたということになります。ミツバチの失踪事件については、ドキュメンタリー映画「みつばちの大地」もぜひご覧いただければと思います。

ON AIR SONGS

■2021 ELAIZA 「愛だの恋だの」

■Mother Earth 「Jesse」
みつばち、人間も母なる地球の仲間ですから。

視聴方法

ナナコライブリーエフエム「ラジぽて縁結び」は、金曜日午前中11時30分から再放送されるようになりました。

【ラジオで】
FM周波数77.5MHz(朝霞、新座、和光、志木、およびその周辺地域)
【PCで】
リスラジ

http://listenradio.jp/

サイマルラジオhttp://www.simulradio.info/

【スマホで】アプリをダウンロードしてください(IOS/Andoroid対応)
TuneIn Radio https://tunein.com/radio/-r101255/

FM聴 for Communityhttps://apps.apple.com/jp/app/fm%E8%81%B4-for-community/id629868962







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