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宮沢賢治

この詩集を読んだ時は偶然にも雨の日でした。


雨ニモマケズしか知らなかったぼくですが

この詩集を通し宮沢賢治さんの生涯や生き様を知り。
最後に掲載された
「雨ニモマケズ」を読んだ頃すっかり詩人に憧れを抱くのでした。

日常の会話も詩のように美しい言葉とリズムで紡ぐことができればどれだけすばらしいことかと

誰かに日常を
詩を読むように語りたくなる体験でした。

で日常会話にも変化が生じ。


雨音がどこかに出かける気を流してしまいますね
しかし

雨音が聞けるということは
雨を凌いでくれる傘があるということ
幸せな音ともとらえられますね

などと日常の風景をかの人に語り

普段こんなことを言わないものだから
不思議がられて

宮沢賢治さんの影響だと言い訳をする。

そうして詩を書いてみたらと言ってくれる優しさに触れ詩について語り

今日は語るね
と笑いながら言うものだから



語るには
語る人と語りを聞いてくれる人が出会う必要がある
そして何より重要なのはその人に語りたいと思うかどうかだ

などと遠回しではあったが感謝を述べ

言葉は日常の美しや周りへの感謝を伝えるだけでなく

感じることも出来るツールなのだと思うのでした。

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