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仕事を辞めたら、国から140万弱もらえた話。

2020年11月に僕は自主退職しました。

辞めてから多くの人に心配やエールをいただきました。
幸せ者だなぁと感じましたし、感謝しまくってます。
ありがとうございます。

また、それとほぼ同数で聞かれることが「お金について」です。

・「仕事辞めて生きていけてる?」
・「金銭面どうしてるの?」

その人たちに詳しくは聞いてないのでわかりませんが、半分くらいは
「もし自分もなにかあって仕事を辞めた時、どうやって生活していくのか」
イメージが沸かない人が多いのかなと思いました。

僕自身も辞める前はイメージが全くできませんでした。
働いているときは、仕事のことで頭いっぱいでしたし、
仕事が終わったら、辞めるためになにをしたらいいかを調べることよりもYouTube見てリラックスしたいし、仕事で疲れた頭に政府の難しい資料を見る気にはなれませんでした。
適当にお金がなくなったら、UberやAmazonFlexでもやって食べていけるだろうと思っていましたし、最悪生活保護でも受けようかなくらいでした。

実際、辞めてからですが
失業給付金など申し込んだら140万円弱もらえることになりました。

もらえる方法は2つの制度に申し込んだだけです。
僕はそこまで手間と感じませんでしたし、こういった話を知れると
仕事で疲れ切っている人への安心」につながるかなと思い、
今回は記事にしてみようと思いました。

なので主に、仕事を辞めたい人辞めるか悩んでいる人に向けて書きます。

「いや、ボーナスとか含むと会社員のほうがいいじゃん」
「働かないでお金もらうの?」
「結婚できる?」

とかを考える余裕のある方は、ここでお引き取りください。

今回の記事は

「本当に仕事が辛いけど、やめても生活できるかわからないし不安」
「人間関係が辛すぎるけど、やめるのも怖い」
「貯金もないし、転職先も決まってないし、生活していけない」

などと考えている心が疲れた人に向けての記事です。

前半はお金の入手方法。
後半は辞めてからの生活について書きます。

あくまで僕は辞めてもこうやって生きていけているよという話なので、退職するか否かの判断材料の一つにしてください。
人生ひとそれぞれですしね。
では、どうぞ。

前半①失業給付をもらう

これは知っている人もいらっしゃると思いますが、仕事を辞めたあとにハローワークに行くと、失業給付金をもらえます。正直これは鉄板コースですね。

◎ただし、自分の都合による退職の場合は、働いている期間で雇用保険というものに12か月以上の加入していないとダメみたいです。(雇用保険にはだいたいは加入しています)
➝これは給与明細に「雇用保険」の天引きがあればオーケーなので確認してみましょう。
また転職して間もない会社であれば、前職との空白が1年未満・通算2年間の間で12か月以上の場合、埋め合わせが可能です。
(会社の都合の場合は半年で可)

もし雇用保険が不安で詳しく知りたい方は
https://paranavi.jp/understanding-unemployment-insurance/
こちらのブログでかなり詳細に説明されております。

また給付金額は人によってさまざまです。
こちらのサイトでご自身の給料を入力して計算してみてください。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1426729546
僕はこの失業給付金で90日間で50万ちょっともらえることになりました。
ちなみにもらえるまでに数か月ほどかかるので、その間の生活は貯金切り崩しか短期バイト系をおすすめします!
(僕は出前館の配達を週3~4くらいで生きていけました)

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前半②職業訓練校を申し込む

上記の失業給付に対して、この職業訓練という制度はあまり普及していないなと感じております。
調べるとたくさん情報が出てくるのですが、簡単に説明すると、
「再就職のためにスキルを磨く学校」です。
内容も幅広くて、「プログラミング」「建築系」「介護系」「インテリアコーディネーター」など様々あります。あなたが住んでいる地域のハローワークでどんなのがあるか調べてみてください!
ちなみに僕は「動画編集&Webデザイン」のコース(半年間)を受講しました。

この制度の素晴らしく、おいしいところが
「訓練校に通っている間は失業給付金の支給期間が延長される」
というところです。

これやばくないですか?
通常は90日分の失業給付金しかもらえないですが、
訓練校に通っている期間、例えばその期間が半年間であれば、失業給付金(通うまでの期間分)に加えて職業訓練校に通っている半年間も失業給付金と同額のお金が給付されます。

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例えば上記の図。
これは訓練校にいかずに失業給付金だけもらっている人の場合です。
これだけでも十分おいしいのですが、

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こちらが失業給付金に加えて職業訓練校にいった場合です。
これは僕が実際に行く訓練校の期間(半年間)を例に出しています。
このように、訓練校に行くと訓練校に行くまでの期間の給付金がもらえて、加えて通っている期間は毎月16.6万をもらえます。
僕の訓練校では、交通費も支給していただけますので、ほんと手厚いです。

前半③終了後手当をもらう

終了後手当は令和2年の8月1日から施行された制度で、職業訓練校に通った後に適応されるもので上限30日分の給付金が支給されます。
詳細な支給条件は以下の通りです。

・職業訓練校の受講終了時に支給残日数が30日に満たない。
・就職を希望している
・訓練終了4週間前に2回以上応募し、内定をもらえていないこと
・希望職種の労働力需給が厳しい

であるそうです。
僕の場合だと、90日分の37日は支給されたけど53日分がすでに残っています。しかし、訓練期間は180日あるので53-180=-127日。つまり、支給残高が30日より少ないので、クリアです。
加えて訓練終了4週間前に2回以上応募していればもらえるという仕組みです。

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注意事項①

この失業給付・職業訓練はあくまでも求職者に向けての制度ですので、多少の求職活動は必要です。
と言っても、会社を数社受けるか、ハローワークに行って「こんな仕事がしたいけど、どうですかー?」って聞きに行くだけで求職活動として見てもらえますので、そんなに大変ではありません。

また、職業訓練校に入るためには試験があります。
試験内容は筆記と面接です。
筆記に関しては、中学卒業レベルの問題で簡単です(笑)
面接では、「就職したいのか」をしっかり話せれば大丈夫。
面接で何を聞かれたかなどを詳しく知りたい方は↓こちら↓を!

受ける二週間前には、こちらの過去問、対策を見てください。
実際の過去問や面接についてここより詳しく記載されてます。

注意事項②

ハローワークの人は課によって知識量が本当に様々です。
実際、僕も3人の人がそれぞれ対応してもらいましたが、一人目、二人目ともに間違った案内をされました。
(当初は150万ちょっともらえるという話でした。)
少しだけ問い詰めると「私たちは専門家ではないので、詳しくわからない。給付課の人に聞いてくれ。」と流されました。
各課によって意見が違うことも問題ですが、まあ人間にミスはあるので、必ず各課で確認することをお勧めします。

最後に

僕自身やめてから本当に気持ちが楽になりましたし、仕事をしていた時よりも楽しく生きれています。
仕事を辞めてどう変わったのかを下記の記事に載せてありますので、興味のある方はぜひ読んでほしいです。




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