【Maisya ya NZIU🇰🇪2nd】no.58

2024年5月19日 18:02

Mkochonjo〜？
みなさま、こんにちは！
Kyalo（チャロ）です！
ついに先週月曜日からTerm2 が始まりました！
それでは早速今週もスタート！

☆学校、ついに再開！（JUMATATU）☆

Term2 の再開が2週間延期されましたが、ついに始まった日！
みんな洪水や大雨など、命に関わるようなことはなかったとのことで本当に安心。
特に授業はなかったけど。笑
現教頭（？）が年始のインタビューで校長に昇進し、勤務校が決まったため、15時からセレモニーを行いました！
ユーモアのある先生で、JICAのことも要請した時からのことを知っている人だったので、結構残念です…
Term2で異動があるのは日本では考えられないですよね…笑

※ 年始のインタビュー
　ケニアでは年末年始にかけて、promotion（昇進）をかけた面接があります！
　・現在勤めている学校でどのような取り組みを行なっているか
　・例えば教頭であれば、教頭とはどんなことをする役割があるか、
　など質問をされ、それに対して答えていく感じです。
　約1ヶ月半後、その結果が公開され、昇進するかどうかが決まります。
　仮に昇進が決まっても、次の勤務校が決まらない場合もあるようで、今回の教頭も校長にはなったけれど、今年中はンジウにいるかもしれなかったとのこと。
　（え、2人校長？？と思ったけど、それはなく、教頭のままらしい。笑）
　今回は割とすぐに次が決まった事例。
　ケニアの教員異動事情、奥深い。

☆学校に慣れていこう！（JUMANNE）☆

この日は久しぶりの授業！

Form1B：概数の四捨五入
Form1G：長さの単位の変換

子どもたちにとって、かなり久しぶりな授業だっため、軽めの内容を取り扱いました！
がしかし。軽めであっても疲れ気味、、、笑
休日、どう過ごしていたかと聞くと、
・10時まで寝ていた
・畑を耕してた！
など。ンジウの子どもたちらしい回答と、日本の子たちと同じようにHoliday中は朝遅くまで寝てるんだなーとちょっと安心。笑
（学校期間は、朝6時半には学校に来ていて、帰宅は17時半）

Form2G ：折り紙、折り鶴を作ろう！

話は変わり、現在学校のグラウンドが使えないため、体育の授業ができずにいたところ、ふと「折り紙」をしてみようと思い、子どもたちに初折り紙に挑戦してもらいました！
（折り紙は手を使う運動だ！と無理やり説明。笑）
ンジウの子どもたち（もしかするとケニア全土かも？）は、
・角を揃えて折る
・半分に折る
など、基本的な折り方をするのが難しい子がいます。
そしてその割合が日本の子どもたちに比べて多い気も。
折り鶴に挑戦してみましたが、授業時間の40分をオーバーして完成させれたのが、47人中15人。
やはり小さい頃からの習慣は大事なんだなーとちょびっと考えさせられた時間でした！

☆School feeが払えず、強制帰宅の日（JUMATANO）☆

恒例のスクールフィーが払えない子が帰宅させられ、教室には14人程度しかおらず。

Form1B：長さの単位の変換
Form1G：長さの単位の変換から、加法減法・除法

そしてTerm間の休みの宿題はあまりでず…
一方で、宿題でわからない問題を質問しにきた生徒もいました！
去年もこのくらいの時期だったか、勉強に取り組む意識の差が出てくる時期。
1人でも多く、数学に関心を持って、少しでも勉強しようと思う子どもたちを増やしていけるように工夫していこうと思います！

☆時間割変更、子どもたち授業に慣れてきた！（ALHAMISI）☆

ケニアではTerm 毎に時間割が変更されます！
この日の朝から時間割がかわり、少し時間を持て余すことに。
こういった急な変更にも特に何も思うことがなくなった自分に気付き、改めて1年3ヶ月過ごしてきたんだなーと思いました。笑

Form1B：長さの単位の変換
Form1G：円周

今週は、子どもたちに学校生活に慣れることを意識してね〜と伝えていました！
この日くらいから、だいぶ勉強に身が入ってきた様子が見えました！

☆語学を身につけるために大切なこと（IJUMAA）☆

Form1B：長さの単位の変換、加法減法・除法
Form1G：円の半径、直径を求める

朝のAssembly で、語学の先生から、「mother tongueではなく、English、Swahili を使いなさい！」とお話が。
語学勉強について話すいい機会だなと思い、授業で子どもたちに話をしました。

僕：僕のスワヒリ語、理解できる？話せてる？
👦子どもたち：うん！
僕：ありがとう！ちなみに僕がスワヒリ語の勉強を始めたのっていつからか知ってる？
👦子どもたち：知らない
僕：いつか予想できる？
👦子どもたち：2016年！2020年！、、、、
僕：正解は〜、2022年10月からでした！
👦子どもたち：え？？？
僕：今が2024年5月でしょ？まだ2年も経ってないんだよ！
👦子どもたち：えー！！！
僕：語学って年齢的に若い時の方が身につきやすくて、歳を重ねる毎に身につきにくくなる。先生は今30歳。みんなは15歳くらいだよね。先生も勉強中だけど、先生にできたから、絶対に君たちにもできるよ！
👦子どもたち：ふむふむ
僕：語学学習で大切なこと、知ってる？それはね、
　・恥ずかしがらないこと
　・ミスを恐れないこと
　・その言語を使わなければコミュニケーションが取れない環境に身を置くこと
の3つ。想像してみて。先生がスワヒリ語や英語を話せなかったら、今頃どうだろう。笑
👦子どもたち：めっちゃハードな生活だ、、、意思疎通取れないし、、、
僕：そう。今先生は、英語もスワヒリ語も話せないと生きていけない環境に身を置いてる笑　母国語が通じる環境にいると、どうしてもそれに頼ってしまうし、それが自然だと思う。だからみんな、英語やスワヒリ語を使わなければならない環境に身を置くことを意識してね！一番簡単な方法は、僕とコミュニケーションを取る！カンバ語ほとんどわからないから！笑

これは日本人の僕にしかできないことかなーと思い、ちょっと丁寧に対話してみました。
ンジウに来なければ、僕と出会わなかった子どもたち。
これは僕のエゴに近いですが、僕と出会ったからにはもっと外の世界を知ってほしい。
その上で自分の将来の選択をしてほしい。
みんなの将来が楽しみです！

※ Assembly：全校集会のこと。ケニアでは月曜と金曜の朝、全校集会を行うのが基本。

◯配属先が求めていた、協力隊の活動とは◯

金曜日のAssemblyで、教育実習生2名と教員1名を子どもたちに紹介。
（教員が不足しているため、教員を補充）
この時にふと納得感のあることを閃いた？思いついた？感じに。
「配属先が協力隊に求めていたのって、現場で働くこと」
では？？と。
そう思った理由。

①教育実習生
ケニアでは教育実習生はTerm2 に来て、1学期丸々います。
指導教官はおらず、企業でいうところのインターン生みたいな感じで、給料は発生しないけど仕事してもらうみたいな立ち位置。
（実際、ある先生が「インターン生」と呼んでいた）
授業はするけど、指導教官がいないため、授業に対するフィードバックはなし。
テストの丸つけもする。（日本では絶対ないですよね）
そして今回、2名のうち1名が数学と生物を教えることができるのですが、今うちがちょうど教える教員が足りていない教科ができる学生が来ている。

② 新しく来られた教員
これは完全に学校が政府にお願いしてきてくださった先生。
現在、ンジウでは数学と生物を教えることができた先生が3名いなくなりました。
（1名は昇進した教頭先生、2名は産休）
Term1 に校長先生と教頭先生、学校を資金的に支援してくれている人たちと教員補充について会議を行なっていました。
その結果、1名の先生を雇うことに。

※まだ調査が必要なのですが、
・政府にお願いしてきてくださった先生の給料はおそらく学校持ち？
・public school なのに、学校を資金的に支援してくれている人がいる、、、どういうこと、、、

協力隊って、学校からすると、

・給与を払わなくていい、数学の授業をしてくれる

存在。
都合のいい感じに聞こえるけど、学校は明らかに教員不足で困っている。
それは1年活動してきた僕からみても、そう思う。
もっと教員がいれば手厚く子どもたちのサポートができる。
（一方、ケニアでは教員免許を持っていても、教員という職に就けない人もいる矛盾がそこにはあるけれど）

これは文章にすると聞こえが良くないけど、良くも悪くもケニアの人たちは口が達者。
つまり、僕の要請内容に書かれていたことはあくまで要請が通るように書いたもので、本当に求めていたのは、

・教員・資金不足のため、資金がかかからず・働いてくれる教員が欲しかった

のではないかと。
こういう風に捉えると、今まで疑問だったことがスッキリする。
なかなか僕の思いを全て言語化することは難しいですが、とにかく僕的にはポジティブな方向で結構スッキリした気分！
配属先が本当に求めていたことってこれかな？と決めつけるのは良くないので、それはしないように心がけつつ、これからも求められることを精一杯行っていこうと思った1週間でした！

（すっごい色んな意見がありそうだけど、勇気を出して書いてみた笑多様な捉え方があっていいと思う！）

今週もお読みいただき、ありがとうございました！
活動も残り5ヶ月。
子どもたちにその旨を伝えると、
「で、いつまた戻ってくるの？」
と言われ笑
いーろいろ葛藤した分、最後はめちゃ泣くだろうな〜と今すでに終わりのことを考えると涙が出そうですが。笑
そんな可愛い子どもたちと最後まで、楽しく過ごしていこうと思います！

それではまた来週🇰🇪

Asante kwa kusoma🇰🇪
Tutaonana wiki ijayo🇰🇪
（残り：249日）