【Maisya ya Nziu🇰🇪2】no.54

2024年3月17日 19:43

Vipi〜？
みなさま、こんにちは！
Kyalo（チャロ）です！
今週で10週目が終わり、学校のクロージングまで残り3週間を切りました。
早速10週目を振り返っていきましょう！

☆Self-Study Class始動！(JUMATATU）☆

この日の授業は、

Form1B：Square number（平方数）
Form1G：Square number and roots（平方根）

をやりました！
日本とは違い、「平方数」と「平方根」の表が教科書の最後の方に載っていて、その表から探して答える問題がほとんどです！

放課後は、第1回数学勉強会を開催しました！
その名も「Self-Study Class」。
目的は色々とあるけれど、一番は
　“自分の勉強の仕方を見つけて、1人で勉強できるようになる”
ことです。
来年、僕はンジウにいないため、子どもたちの学習を傍でサポートすることができません。
もし子どもたち自身が自分の勉強法を掴んだら、この先ずーっと勉強し続けることができる。
そんな思いから始めました！
「Self-Study Class」は16時20分〜17時まで。
第1回のこの日は、17時を過ぎても主体的に勉強をしている子がいました！
そして普段聞いてこない子が質問に来ることも。
また週2回やりたいと言ってくる子もいました。
やり続けてみないと効果はわかりませんが、今年1年はこれを続けていき、Form2 の子たちにも広げていけたらと思っています！

☆授業時間に遅れてくる(JUMANNE）☆

Form1 の子たちも学校に慣れてきたのか、授業に遅れてくることが増えてきました。
これはケニアではよくあることですが、そもそも先生が授業に5分10分遅れてくることが普通。
なので、僕がいくら授業開始時間と同時に授業を始めても、35人中10人ほどしかクラスにいません。
色々やってみたけど、僕1人でこれに立ち向かうのは中々難しい。
いつかみんなが授業開始時間に揃うことを願いながら、引き続き徹底して時間通りにやっていきたいと思います！

話は変わって、学校のWi-Fiを使っている生徒がいたと教頭がとてもseriousに先生たちに共有してくれました。
学校のWi-Fiはパスワードがかかっていて、生徒たちはそれを知らないので、使えないはずなのですが、、、笑
よくわからないことが日常的に起こるなと改めて思いました、、、笑
（ちなみに学校へのスマホ持ち込みは禁止です）

☆エネルギー溜め(JUMATANO）☆

Form1B , 1G ともに、Square roots（平方根）。
またこの日は25マス計算を行いました！
早い子で30秒くらいで終わるようになってきたので、来週からは36マス計算に変えようと思います！

そして日曜日の数学研修からノンストップで活動してきたため、この日は早めに帰宅。
週の後半に、子どもたちと向き合うエネルギーを貯めるために休みを取りました、、、

☆シゲの作った教材を使いたい(ALHAMISI）☆

数学のヘッドティーチャーが突然、「シゲが作った教材を使いたい」と言ってきました。
ちょうど今教えているところが立体の展開図で、昨年僕が作っていたのを覚えていたよう。
もちろん承諾しました！
全く予想してなかった出来事だったので、本当に何があるかわからないな〜と思いました。
初めて？経験した、協力隊っぽい経験でした！

☆成績発表、宿題の提出率低&転校したい(IJUMAA)☆

体育 → フットボールと野球で2つにわける。
クラスに48人いるため、野球を教えるのに人数が多過ぎてきちんと教えるのが難しく、試しに2つに分けてみました。
そうするとほとんどの子がフットボールをするため、集中して教えることができました！笑
これから少しずつ野球がしたい子にフォーカスして、教えていけたらと思っています！

数学 →
Form1B：Angles
Form1G：Angles

をしました！僕の感覚ですが、日本の子どもたちよりも平面・立体図形が苦手な印象があります。
例えば、同位角や錯角の問題。
日本の子どもたちも解くのに時間がかかる子はいますが、それ以上に時間がかかります、、、
ケニアの性格的なもの、生活の背景、いろんなものが要因となっている気がしますが、できるだけ簡単にわかりやすく答えを求められるように授業を組み立てていきたいと思います！

あとは今週に入ってグッと下がった宿題の提出率。
僕は体罰をする訳でもないので、余計に提出しない子が多いのは事実です。
それでも「体罰されるから提出する」のは違うことを伝え、自分の能力をimprove するためにしていることを粘り強く伝えていきたいと思います、、、！

この日はトランスファー（転校）したい子の親と生徒がきました。
話の内容全てがわかった訳ではないですが、どうやらある生徒が教科の先生のpunishment が気に食わなかったため、親と抗議に来た様子でした。
シニアティーチャー（教頭の役職の1つ下）が
・今まで多くの生徒を見てきて、こういう指導をしてきた
・私たちはあなたをサポートしたい
などなど、何とか生徒がこの学校に残ってくれるように話をしている一方、その生徒を指導した教科の先生は
・トランスファーしたいんでしょ？どこいきたいの？
とばかり、きくという、、、笑　
保護者もかなりcomplain しており、ケニアではかなり珍しい光景だなと思いながら、先生たちの間でコンセンサスが取れてないのが何とも言えない感じでした、、、笑

☆シゲ、これを読んでみて(JUMAMOSI)☆

久しぶりの土曜授業！
土曜授業は毎週開催されているのですが、僕がいくのは久しぶり。
朝8時半から15時まで4時間分、授業を担当しました。笑
この日はいつもより、演習多めで授業を進めていきました！
授業時間がいつもは40分のところが、土曜授業は1時間になるため、ゆっくり隅々まで確認できます。
グループワークもしやすいので、普段も土曜授業くらいの時間でしてくれたら助かるのですが、、、

話は変わり、Form1B の生徒が小さなバイブル（キリスト教の聖書）を見せてきて、「シゲ、これを読んでみてほしい」と言ってきました。
なんと、そのバイブルには日本語が書かれており、それを読んで欲しいとのことでした、、、！
空き時間、ホワイトボードに読み仮名をふり、教室を去りました。
その生徒に書いたかどうかを確認すると、一言一句書いていました、、、！
1年目の時には起きなかった、日本語交流。2年目はもう少しレベルの高い日本語を教えていこうかなと思いました！
（何人かにはひらがなで書いた日本語の名前を教えました）

◯Lugha Yetu（僕たちの言葉）◯

先週の月曜日、UKIA Mixed Secondary に訪問したときの出来事。
JICAのことをよく知ってくれている先生が子どもたちに「シゲに挨拶しなさい」と言ってくれました。
子どもたちとスワヒリ語で会話をしたあと、その先生が、
「シゲは僕たちの言語を喋っているんだよ。これはとても尊敬すべきことだし、お前たちも海外の人たちと話す時、その国の言葉で話すことはすごく大切なことだからね」
と生徒に言っていました。
ケニアに来て1年以上経ちますが、このようなことを言う人には初めて会いました。
僕自身、その国の文化を知る1つの方法として、その国の言語を話せることは大きいことだと思います。
ケニア人に対してかなり失礼ですが、、、
こういう教養のある方が先生をし、子どもたちにいろんなことを伝えていくと、もっとケニアの未来は明るくなるのではないかなと思う出来事でした。

今週もお読みいただき、ありがとうございました！
昨年葛藤した、
「子どもたちが『数学できるようになりたい！』と思っていないのに、自分がここにいる意味って何だろう」
が、再来しました。笑
ただ去年の経験もあるし、今年は希望者のみ参加の放課後学習会も開いていて、ある程度人数がきているので、その子たちのために自分の労力と時間を使っていけたらと思っています。
（友だちが学習会に参加して、成績が上がっていくと、自分も参加しようと思う人がいるかもしれないし）

あともう一つ。
前々回？くらいまで僕の週刊noteに登場していた、入学時から気にしていた生徒で数学の質問にきてくれるようになった子が先週から学校に来なくなりました。
頑張り始めていただけに、ちょっと心配です。
まだ事情を聞いてないので、学校を辞めてしまったのかどうかわかりませんが、学校に戻って来ることを祈っています。

それではまた来週。

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