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【番外編】 最後の任地訪問

Hamjambo!
みなさま、こんにちは!
Kyalo(チャロ)です!
先週は仲間の任地へお邪魔してきたので、それについて久しぶりに週刊を書きます!
それでは早速スタート!


☆JUMATATU(初Kakamega🚌)☆

首都ナイロビから西へ約9時間。
(Easy Coach という大型観光バスに乗って行きます)

降り立った場所は、Kakamega(カカメガ)。
ここには同期が2人います!
この日は16時半に到着し、そのまま1人目の同期のお家(Amalemba)へ。
帰り道、多くのケニア人が同期と挨拶・会話をしていて、「ここで頑張っているんだなー」としみじみ思いました。
お家にお邪魔してからは日本食を振る舞ってもらいつつ、帰国までのこと、帰国してからのことを延々と喋り続けました!笑

同期の家の前にあるお店にいた🐈

☆JUMANNE(同期の活動場所へ!)☆

朝、同期のお家の近くにある、マンダジが美味しいお店で朝ごはん!

左:チャイ20シリング(約24円)、右:マンダジ1つ10シリング(約12円)

合計40シリング(約48円)。
安いし、美味しいし、お腹いっぱいになった!
その後、仲間の活動場所へ!

Kakamega Children REMAND HOME

この施設は、犯罪を犯した疑いのある青少年が裁判の判決がくだるまで一時的に保護される施設。
年齢は、小学生〜20歳over と幅広く在籍しています。
施設を見学した後、自習室で勉強したい子たちに向けて数学の勉強をサポートしました!

自習室📚

僕には想像できない色々な背景があって、ここにいる子どもたち。
「数学を学びたい!」という気持ちに少しでも伴走できたことが嬉しく、僕にとっても貴重な経験になりました。

*1:ここで感じたことは後述します!

施設の中にある広大な畑

活動場所の見学後は、美味しい魚のレストランへ!
「レストラン」と聞いていたのですが、同期がよくわからない政府の施設に入っていき、

ここが入り口。笑

その施設内をテケテケ歩くと、テントが現れ、

テントレストラン🍽️

まさかのそこがレストランという、何ともケニアらしいレストラン!笑
魚も美味しかったですが、Kakamega辺りでしか採れない(?)、「Mito」「Saga(?)」などの野菜も食べることができ、幸せでした、、、!

これで400シリング(約480円)

その後は、Kakamegaの街を散策。
Kakamega に住んでいる民族の多くは、ルヤ族。

*2:ルヤ族については後述します!

とにかく活気があり、靴がたくさんありました👞笑

隊員御用達の靴屋さん👟
350シリング(約420円)

そして、もう一人の仲間のお家(Maraba)へ。
同期の綺麗なお家の近くには、古風なお家も。
この場所には、
ケニアでは豪邸なお家(?) と 古風なお家 が混在していて、
すごく不思議な気持ちになった。

古風なお家

まだまだ続きます。笑
もう一人の仲間はセカンダリー(高校)の体育教員として活動しています。
今は学校が長期休み中なので、生徒たちには会えませんでしたが、校舎を見させてもらいました!

*3:ここで感じたことも後述します!

Maraba Secondary School
セカンダリーは移転中らしく、ここには
幼稚園、小学校、中学校
の3校が残るとのこと。
今新しく、別の場所に建て替えているらしい🏫
これまた、校舎が斜面にできており、体育どころではなさそう。笑

夜は中華料理を振る舞ってもらい、、、
とても優しい仲間に恵まれて、本当に幸せです、、、

☆JUMATANO(いざEmuhayaへ!)☆

Kakamega(Amalemba、Maraba)にいる仲間に別れを告げ、いざEmuhayaへ!
(Emuhayaは、Vihiga County にあります!)
Kakamegaから、Matatu(ハイエース、小さなバス)に揺られること、2時間弱🚌

ここまで案内してくれた優しいケニア人。
あさんて🇰🇪

コミュニティ開発隊員として活動している仲間のもとに行きました!
到着後は活動場所にお邪魔し、

かつどうばしょ

その後、仲間のお家から車で30分くらい離れたところにあるLuanda Marketへ!
大規模なMarket で、野菜もたくさんあり、僕が住んでいる地域ではみられない野菜をお土産として購入しました🥦!

Market、すてき

買い物の後は、FatBaby というレストランへ笑

外観、太らせる気満々なの面白い
店内、綺麗すぎん?笑

そこに、もう一人の仲間も来てくれ、3人で食事をすることに。
このお仲間方は僕よりも後から来られた隊員。
(つまり後輩隊員です、あまりこの言葉は使いたくないけど)
任地がとても離れており、普段はナイロビで行われるJICA研修でしか会わないため、表面上(?)の会話が多いのですが、今回は活動の悩みや帰国後のことなど、深い話ができました。幸せ。
道路でお二人が前を歩いている姿を見て、
「たくさん戦ってきた・戦っているんだな」
と心が震えました。

「たくさん戦ってきた・戦っている」姿を見ることができるのが、仲間の任地訪問の醍醐味だと僕は思っています!
僕もまた頑張ろうって思える。本当に「心が震える経験」をいつも頂ける。

仲間の1人が突然、
「シゲさん、めっちゃまずい食べ物があるので食べて欲しいです!!!」
と言ってきて、まずいものをオススメするのに逆に興味がわき、笑ってしまいました笑
それがこちらの写真にある、見た目ごぼうみたいなやつ。

Mukombero(ムコンベロ)といいます!

結論、不味かった。何の味にも例えられない。笑
栄養があるらしいが、これを食べる理由がわかりませんでした。笑
20シリング(約24円)で売っており、ジュースとかにすると美味しいそう。
NziuにVihiga出身のケニア人がいるため、これを持って帰りあげました笑

(後日談)めちゃめちゃ嬉しそうに食べていました。笑

Market から仲間のお家へ戻り、フリスビーをしに家の近くの広場へ!
フリスビーをしていると、ワラワラとケニアン青少年たちが集まり、みんなでフリスビーを🥏
彼らは初めてフリスビーをしたようでした!

楽しそうな子どもたち👦

夜は、KESTESの総務班会議で色々と引き継ぎを行いました!
この活動はずーっと続いて欲しい、、、!
仲間が作ってくださった野菜カレーも美味しく、たくさん話して、幸せなひとときでした!

総務班、オンラインMTG💻

☆ALHAMISI(帰る!お世話になりました!)☆

朝7時半のEasy Coach(大型観光バス)に乗るため、朝6時半ごろお家を出発。
最後の最後までおもてなしをしてくれ、本当に感謝でした🙇
改めて、お仲間4人。
ありがとうございました🙇!

左のバスがeasy coach

◯Remand Home(Kakamega children)◯

前述した通り、Remand Home は
 犯罪を犯した疑いのある青少年が裁判の判決がくだるまで一時的に保護される施設
青少年たちが犯した犯罪は窃盗や殺人などさまざま。
特に2つ個人的に印象に残ったことを記載します。

「Refinement」という罪
 ケニアでは、「未成年の性行為」が犯罪。その名は「Refinement」
 初めて「Refinement」を聞いた時、その犯罪の存在に驚いたと同時に、なぜ「未成年の性行為」がバレるのだろうと思っていました。
 仲間によると、この行為がバレる理由は、付き合っているカップルが同意のもとで行為を行なったにもかかわらず、彼女側の保護者が彼女を「被害者」とし、彼氏を「加害者」として訴えるから。
 そして、この案件は結構多いとのこと。
(ケニアでは、女の子の方が『お金になる』(結婚した時など)ので重宝されるという背景もある)
 なんともいえない気分になりました、、、

② 無罪の青少年たち
 無罪の青少年たちもいる。
 理由は、犯罪現場に居合わせ、犯人は逃げた。
 そして周りのケニア人が「こいつがやった」と言って、捕まる。
 誰も話は聞いてくれず。弁解の余地はなし。
 その後、Remand Home に入れられ、時々裁判所に出所する。
 裁判官から、
 「証拠が出てないから、まだRemand Homeにいてくれ」
 と言われ、Remand Homeに戻る。
 ケニアでは保護する期間が6ヶ月と制限があるにもかかわらず、証拠が出るまで 6カ月を過ぎても Remand Homeにいることになるとのこと。
 (日本では保護する期間があり、証拠が出なければ施設から出される。ただし、その子の所在や動向は把握している状態で出すとのこと)
 無罪にも関わらず、2, 3年「Remand Home」にいる青少年もいるとか。
 これまたなんともいえない気分、、、

◯ケニアで2番目に多い民族「ルヤ族」◯

 今回の目的の1つである「ルヤ族」を感じる。笑
 私見と事実を混ぜながら書くので、軽く読んでください!
 「ルヤ族」はケニアで2番目に多い民族。(42民族中2番目)
 噂では、
 ・お金をせびってきたり(これはケニア国内どこでもある)
 ・歩いていると後ろから話しかけてきながら50m程ついてくるなど
 ・「押しが強く
 ・「アジア人への差別(Ching chang chong や Ching chong と叫ぶ)が激しい

 といわれる民族。

 このたった3日間で、その噂全てをコンプリート。笑
 (これは事実

 同期二人(女性)と歩いている時、ケニア人が僕たちの後ろを歩いて30m ほど、僕たちに話しかけながらついてきた。
 同期二人は、「今回はひきが良かったね!」と話していたけれど、30m も話しながらついてくるのが初めての経験だった僕には驚き。笑
 同期強し。

 また
 「Ching chang chong!!」「Ching chong!!」
の叫びかたは他の地域・民族とあまり変わらないが、
 「違うよ、私たちは日本人だよ」
と伝えた後の反応が、他の民族と違うように感じた。
(感じたのは私見
 大体のパターンだと、
  「ヘラヘラ笑い続けている」or
  「え?どういうこと?」 or
  「Oh, sorry…」
 みたいな感じ。

 基本的にケニア人は、アジア圏の人々の区別はつかない。僕らが「ケニア人」「タンザニア人」「ウガンダ人」など区別がつかないのと似ている。

 それが今回は、
 「爆笑」からの
 「Ching chongの叫び続け」
 
がほとんど。
 完全に悪意があるのがわかる。笑
 同期曰く、

 「日本人と言っても、何のことかわからないため誤魔化し、そのわからなさをはぐらかすために、あんな感じの態度になる」

 とのこと。
 僕は観光客気分だったので、「おー、聞いていた通りだ」と思いながら過ごしたけど、これを2年間近く浴びせられてきた同期はかなりしんどかっただろうなと個人的に感じた。
 もちろん、「ルヤ族」全員がそんな感じではない。
 事実、派遣前訓練が行われたJICA二本松訓練所でスワヒリ語を教えてくれたケニア人の先生は「ルヤ族」でとても素敵な方だった。
 でも、、、個人の感想としては、あれが生活圏内だったら「だるいな」と思った。
 本当に同期、仲間たちはよく戦っているなと思った出来事。

◯体育隊員とは?◯

 派遣されてからすぐ、体育隊員である同期から活動場所の話を聞いていた。
 ちなみに、同期はセカンダリー(高校)で体育の教員をしている。

 「グラウンドが小さい。一番長い距離でも直線で40m ほど。ボールやバスケットのリングなどの道具もない。」

 その話を聞いた時、どうしてその学校から体育隊員の要請が出たのだろうと思っていた。
 この同期が僕の活動場所ンジウ セカンダリーに来た時、グラウンドの広さと道具が揃っていることにすごく感動していたのを今でも覚えている。

確かに道具が揃っているのはケニアでは珍しい。ンジウは恵まれている。

 今回、実際に活動場所のグラウンドを見せてもらったけど、
 「体育ができる環境にない」
 と強く思った。
 グラウンドが小さいのはまだ100歩譲っていいとしても、そのグラウンドを幼稚園・小学校・中学校の子どもたちも使っている。笑
 当然だが、セカンダリー(高校)とその他3校は時間割が違う。
 ので、ほぼ1日中ずーっとセカンダリーの生徒(高校生)以外の生徒がグラウンドにいる状態。
 この状況で満足に体育を教えるのは難しい。
 ただでさえ、ケニア人の子たち(先生方も)には「体育を教わるという感覚がない」のに。

 ※ 「体育を教わる感覚がない」ことについては、説明すると長くなるので今回は省きます。

 これだけが理由ではないけど、この学校の要請は一旦停止で、次の隊員さんがくるのは未定とのこと。
 「本当によく2年間踏ん張ったなー、、、」と同期へ心から尊敬しました。


久しぶりの投稿にもかかわらず、史上最長の投稿にお付き合いいただき、ありがとうございました!
同期含め、仲間の任地に訪問する醍醐味は
仲間の勇姿を見て、魂が震えること
ケニアの新たな一面を知れること
の2つだと思っています。
(もっとある気はする。笑)
オンラインで日本の生徒たちに授業をするときにいつも主語が
 「ケニア」
大きくなりすぎないように気をつけていますが、今回さらに気をつけないといけないなと思いました。

※日本でも北海道と沖縄など場所によって特色があり人の感じも違うように、ケニアも地域によって異なります。「ケニアは〜」と一括りにするのは危ない。と自戒の意味を込めて。

そして仲間たちの温かなおもてなしがあり、とても有意義な旅になりました!

日本帰国まで残り「44」日。
12月は比較的に時間にゆとりができるはず(?)なので、自己磨きをしながら、note も定期的に更新し、一旦最後になるであろうケニアライフを楽しもうと思います!

それではまたいつか🇰🇪

Asante kwa kusoma🇰🇪
Tutaonana siku ingine🇰🇪

偉大な先輩隊員がいた、伝説のShamakhokho。
寄ってはないけれど、その土地を通っただけで、
感動した!笑
心の中で拝みました🙏

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