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46歳で、僕は(株)メルカリ所属のアスリートになった Vol.5

●空手面白小ネタ集(全て実話)


・ある道場の先生の旅行代金を、弟子みんなでお金を出し合って、先生は北海道旅行へ向かった。
『師匠の代金を弟子が払うのは当たり前』らしい。

・ある道場の先生に、『ちょっと付き合え』
と言われて、よく分からずに付いて行ったら、
某宗教団体の集会だった。

・団体で、1番偉い先生のことを"宗家"というのですが、当時の宗家が、カラオケが大好きで、カラオケボックスの中で、宗家が歌う時は、みんな正座。一度、酔っ払い過ぎた幹部が、宗家が熱唱中、会話を止めなかった・・・曲の間奏で、宗家、マイクで説教。

・宗家の娘が大学を卒業して、銀行に就職。銀行での娘の成績を挙げるために、弟子全員に、口座を作ること、預金することを強要。

これからブログで、
話題がない時、ちょっと休憩したい時は、
空手面白小ネタやります。

●続けたければ・・・


この組織、絶対おかしい。
常にそう感じながら、
当時この団体を離れなかったのには
二つの理由がある。

一つは、
左腕に障がいはあったが、
格闘技が好きで、いろいろ研究しているうちに、
だんだん試合の勝率が上がってきた。
だから
団体は、インチキ宗教みたいでも、
空手競技自体は面白かったこと。

二つ目は、
他の団体では、僕は空手をさせてもらえないと思っていたこと。
なぜか
『障がい者の自分は、ここ以外では格闘技をさせてもらえない。格闘技をやりたいなら、我慢してここでやるしかない』
と勝手に思い込んでいた。

だから、
ストレスを感じても、自分の心に嘘を付いても、
好きなものを好きと言えなくても、
格闘技を続けたければ、
ここに居るしかないと思い込んでいた。

●マット・デイモン


当時、マット・デイモン主演の映画にハマっていた。
『グッドウィルハンティング』
『ラウンダーズ』
『レインメーカー』

すべて、
辛い過去を背負い、
苦しい現状を乗り越えて、
何かと戦って、何かと闘って
最後は
『本当の自分』を手に入れるストーリー。

グッドウィルハンティングのように
自分の進むべき道を、己の意思で選択し、

ラウンダーズのように
挫折を繰り返してながら、
神経を削るような勝負に挑み、

レインメーカーのように
いつか『金の雨』を降らせると夢見ながら、
本当に大切な物事に気付いて行く。

映画の中の
憧れの主人公と、
現実の自分自身、そのあまりのギャップに
道を見失い掛けていた20代。

(Vol.6へ続く)

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