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#文学フリマで買った本

文学フリマ札幌で購入した本たちを紹介していこうと思います。
読了したものだけ書いていきます。

コンクリートの庭と暮らす、ありのままの独身中年女性
を購入しました。表紙がおしゃれだったのと、フォントに凝っていたのと、内容が気になって。
自分よりもかなり年下のお嬢さんが「中年」を名乗ることにインパクトがあったのと(私の実家では独身の人は一生お兄さんかお姉さんという制度をとっている)、安易に共感されたくない!という姿勢が潔いなと思って読みたくなりました。
実際半数以上「分かるわぁ」と思ってしまったわけですが、きっとおそらくお互いに中身を精査してしまうとその分かる割合は60%程度のものなのかもしれないなと思う次第。
そして、残りの4割が大切なんだよな。(個別化という意味でも)と思ったエッセイでした。味わい深くて良かったです。
面白いエッセイを書きたいと常々思っているんですが、なかなか書けないので面白いエッセイを読みまくろうと思います。
素敵な作品をありがとうございました。

真夜中野マヤさんの作品。どっちも可愛かったのですが、古希来い、恋来いが気になったので。
ほんのり温かい気持ちになれる作品。冬の夜には温かいココアが飲みたくなりません?そんな温かいココアのような、優しい恋の物語でした。

恋を忘れちゃった大人におすすめしたい!
素敵な作品をありがとうございました。

いぬいさんの作品。

前情報を全く入れずに読み始めました。
いぬいさんの作品は、ウミネコで読ませていただいたことがありますが、耳元で風を切っている音が聞こえるような臨場感のある作品でぐいぐい引き込まれていきます。

ネタバレしちゃいけないので軽く説明すると、
北海道を舞台とした地方のテレビ局で、特ダネを求めて番組を作るテレビマン達のお話なのですが、異常現象からの恐怖があり特ダネをつかむために危険を顧みず飛び込む若者たちと、そこに勇気をもらうベテランテレビマンの心の交流を描いたお仕事小説です。
あっという間に駆け抜けていったお話で、臨場感もスピード感も満点でした。面白かったです!素敵な作品をありがとうございました。

引っ越し準備などもあり、長編には手がつけられていませんが、ちまちまと楽しませていただいてます。
また機会があれば感想をアップします。


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