最高に恥ずかしくて最高にエモい本
2020年の春に文学フリマ福岡に出ようと申し込んだ際
お友達の作家『雨蛙』さんと一緒に本を作ろう!なんて話になりまして
若い彼(16歳年下)に依頼して小説を書いてもらいました。
彼はSNS作家として、あなたとあなたの好きなひとで恋愛小説を書きます。ってなことをされてまして、対象は誰でも書くというのがスタンスなのですが、ちょっと意地悪な依頼をしたわけです。
彼と私の恋愛を書いてください。
ってなお話です。
で、私がそれをネタに恋愛小説を書いて、現実→創作→創作の中の創作
という三重構造でお話を書き、一冊にまとめました。
タイトルだけ先に決まってたんですが
「紙上最高の恋」
と言うお話を書きあげました。
最終的に文学フリマ福岡は流れ、イベントでその本を売ることは叶わなかったんですが(と言うのも、次の文学フリマで販売するまでもなく本が完売してしまったからなのです。ありがたいお話です)
主人公が自分と言うかなり恥ずかしいお話で、年下の男子に無理やり付き合ってもらって本を作った経緯もあり、あまり積極的に売ってなかったんですけどもね。
ただこのお話を書くのが大変楽しかったので、ありえない続きを書きたくなってしまいました。(ありえないというのは、現実世界ではありえないという意味です)
前の記事にも書きましたが、タロットカードの大アルカナ(代表的な22枚のカード)をモチーフにカード通りの展開を踏んで進んでいくラブストーリーを書いていこうと画策中なのです。
(半分超下書き終えました)
同じテーマで16人ほど集めてアンソロジーも作って、それも素敵な本でいい出来だったんですが、それを超える作品を作りたい!と熱意が湧いてきまして。ただ、感覚派なもので……自分が感じ取ったものしか文章にできないのが辛いところ。
何と言うか展開がエモすぎて(個人的感想です)先に進めないというか。
でもその辛さを越えるときっといい物が出来上がるんじゃないかと思って、踏ん張っております。
さて、続きを書きあげたら紙上最高の恋もおまけのストーリーを組み込んで再版したいなと考えておりますので、もし気になる方がいらしたらチェックしていただけると嬉しいです。