完全なフィクションも、完全なノンフィクションも無いんだって話。
世の中にはノンフィクションしか読まない人がいるらしい。
人が作ったものは嫌なんだとか。
私が思うに、そういう人はノンフィクションだとすべて真実を書いていると認識しているんだろう。
フィクションは完全な創作物で、ノンフィクションは完全な真実?
本当にそうだろか。
個人的にはそんな訳は無いだろうよ、と思う。
何故かというと、創作物は創作者の経験が無いと書けないものだし、
逆にノンフィクションに制作者の意図や視点や経験が入り込まないわけはないからだ。
割合が違うだけで、どちらも人間がアウトプットして第三者の手に渡った段階で創作物になる。それだけじゃないか。
まあ好みとしてどっち寄りが好きというのはアリだと思う。
例えば経験が出ている作家の小説とか。(松本清張氏の記者時代のミステリーとか)
あとは小説ではなくエッセイが好きというのも分かるし、エッセイに関しては真実でありかつ制作者の主観であって欲しいと思う。ここに客観的視点はいらない。
そんな事を書きつつも、ビジネス書が好きだしエッセイが好きな私は、そればかり読む傾向にあるので創作物を創作物として楽しむことを、今後のテーマにしたいと考えている。