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常に備える店であれ〜緊急事態宣言延期へ向けて

立春。それほど寒さは感じない神戸の水曜日。

2月7日までの緊急事態宣言が更に延期になり、飲食店には変わらない協力金の設定、そして相変わらず補償もされない業種業態がある。小さな個人飲食店にはプチバブル、大規模店には雀の涙と、ニュースやワイドショーもがなり立てる。確かにそれはその通り。独り店の僕をそう見る人もいるだろう。

余談だが、インタビューを受ける飲食店を見るたびに思う。鉄板が汚い、目に見えるところが片付いていない、いや見えない冷蔵庫の中までもひどい、言葉のチョイスにお里が知れる…そういう店は出さない方がいい。マチの代表、代弁者気取りが逆効果を生むことになる。(さらに余談、事件事故が起こった時にインタビューを受ける饒舌多弁な人ほど胡散臭いものはない)

1月4日と8日のTwitterと22日のnoteでも記した。一律協力金はスピードアップには有効かとは思う。どうせ、後で回収するもの(不正受給者の摘発)も出るだろう。そもそも個人か法人か(その店だけか、他事業所があるかも)、売上や家賃や営業形態、規模の違う店を一括りにしてはいけない。

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ちなみに1月28日現在の持続化給付金(事業全般に広く使える100〜200万円)返還件数は9,146件、返還金額 9,782百万円、返還申出件数(※返還完了分を除く)3,724件。2月4日現在で、返還件数は9,410件、返還金額 10,065百万円、返還申出件数(※返還完了分を除く)3,771件。ここ1週間で3億円もの返還金があり、返還件数と返還「申出」件数の差もまだかなりある。不正を黙っている人に対しても、こういう後追いだけはしっかりする国だ。正直者がバカを見ないように。

もし、プチバブルになっている店だという自覚があるのなら散財はしない方がいい。生活に関する支援金と違って、事業に関する給付金などは全て利益、課税対象になることを知った上で、コロナを恐れなくていい来るべく未来のマチに変わる日を想いながら、目に見える店の環境改善に充てる。マチに人が戻ってきた時に「換気も掃除もできていない」「酒の種類が少なくなった」「変わらず座り心地の悪い椅子だ」なんて言わせてはダメだ。もし言われたとしたら、そうした店は自然に淘汰され消えてゆくだろう。

ここで終わり…そういうものが見えない不安があると、他への誹謗ややっかみは増えてくる。その立場にしか理解し得ない苦労もまず伝わらない。もし一部の飲食店だけが優遇されてると責められるなら、ここは堂々とその支援を受け、お客に還元反映させた店での再会、再開のその時に備えよう。

もちろんそれには「積極的な継続」を目指す店でいる必要がある。そして、マチの飲食店が不要不急の外出に当てはまらず、生活に必要とされるインフラの一つであることを姿勢で示す、まさにそのタイミングなのだ。

独り言。
弊社は店を維持するために、他の事業をやっていて(コロナで止まってる案件もあって)
事務所もブレーンも抱えてるから、店だけでバブルなんてないんよね…ブツブツ。


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