鳥獣人物戯画にも描かれたサイ?!🦏【Inktober2024,#21】
私は動物園にいる動物の中でも、サイは何となく恐竜っぽいというか、「太古の昔から生きております…。」という雰囲気がして好きです。
それは、黙っているのに実は京都より歴史のある奈良が持つ「寡黙な凄みのある古さ」。
そんなどっしりとした古さがサイにはあるような気がして、そんなところも私がサイを好きな理由のひとつです。
そんなサイが実は国宝の「鳥獣人物戯画」に描かれているのです!
鳥獣人物戯画は甲巻、乙巻、丙巻、丁巻と全4巻ありますが、そのうちの第2巻にあたる「乙巻」に描かれています。
厳密にいうと、現存するサイそのものが描かれているのではなく、インドサイをモデルにしたとされる幻獣「水犀(すいさい)」が描かれているのです。
鳥獣人物戯画といえば、どうしても甲巻に描かれているカエルとウサギが相撲をとっていたりする絵に目がいってしまいがちですが、今後もし乙巻が公開されるような機会がありましたら、是非探してみてくだサイ!
(ん?このダジャレも相当古いな…。)
"Suisai" is one of the mythical creatures, modelled on the Indian rhinoceros, and is also depicted in the "Chōju Jinbutsu Giga."