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【本レビュー】ぼくらは嘘でつながっている。 浅生鴨

こんにちは、シフクです。
アクセサリーブランド、Faciata(ファシアータ)を運営しながらフリーランスでアパレルブランドをお手伝いしています!



きっかけ

タイトルにやられました。嘘でつながってるってどうゆうこと?と。嘘というのは基本的についてはいけないものと小さい時から教えられている。

自分自身、嘘をつく時って意図的につく場合ははとんどなく、コミュニケーションを円滑にしたい時とか、面倒な時の返しでつく場合はあるが、そこで盛り上げたいとも思ってないし繋がりたいとも思わない。

それが、嘘というものを重要視するよな言い回しのところがとても気になり読んでみました。

気になったところをいくつか紹介します。

世界は嘘でできている

人が記憶や体験をを認識するとき、自分が今までに経験したことをベースにして記憶してしまう。

例えば、大きな事件や事故が起きたとき、今までにある自分の頭の中の知識に紐づいて認識されることで理解する。あくまでも「自分の」なのです。

なので、人によって知識ベースは全然違うので、認識や記憶されることは別のものとなる。

つまり事実とは違うことを人それぞれ違う観点で認識してしまうので、ここではそれを「嘘」としているのです。

難しいですよね、、ボクもこれを読んだときに意味がわからず2〜3回同じところを読みました。

ボクが思ったのは、「事実」を正確に把握してる人などはこの世には存在しない、ということになるのだと思う。コメンテーターのコメントを聞いていると一目瞭然だけど、みんな好き勝手行っているなあと。彼らは1つの議題に関して自分自身の経験や知識から結びつけて話している、いわばポジショントークです。

へえすごいなあと思うのは、彼らに権威性があるからで、正しいことを言っているとは限らない。事実とは違うことを言っているのかもしれないのだ。

なので、ヒトが話していることは素直に受け入れるのではなく、事実とどこか乖離してないか、論点がスライドしていないかなど聞きながら探る必要があるのだなあ、と感じました。

まあ、普段からそれやってると人間不信になりそうなので、あくまでも怪しいと思ったときにスイッチを入れる程度でいいかなとボクは思っています。

人間が嘘をつく根源的な目的

人間はいろんな場やシチュエーションで様々な嘘を使い分けています。具体的にはこの本を読んでいただけばわかるかと思います。

しかし、そもそもなぜ嘘をつくのか。それは生き延びるための能力だからです。

嘘ついて生き延びる?あまり結びつかないかもしれまん。

例えば、戦国時代での内通者は嘘をついて主君に仕えていたことになりますよね。彼らは自分が死なないようにするため、敵国に密告するしていたのです。(バレたら殺されてしまうのですが)

あと、この本では猫を例に挙げていたのですが、ご飯を食べたいときにニャーと言って甘えてくるのは猫はご飯を食べないと死んでしまうし、にゃーとしつこくなくことで、飼い主がご飯を出してくれることを知っているから。だから甘えるんですね。(欲しいものをおねだりする子供と同じ。。)

ただこの嘘は意図的につくのではなく、本能的についているのです。巧みに嘘をつき身をこなすことができるから人間は生き延びてきたのでしょう。


あなたも私も嘘つきと思っておく

ここまで読んでいただくとヒトは誰しも、動物までもが生き延びるために嘘をつくというのは理解いただけたかと思います。なので嘘をつかれたところで腹を立てる必要なんてないんですよね。

あくまでも、相手の価値観がそうさせているだけであって、自分を否定されているわけではないのです。逆に嬉しい嘘(お世辞)を言われた時は、こいつ嘘言っているな、と思いながら嬉しいは嬉しいので素直に受け取ってしまえばいいのです。

なので嘘と付き合う、相手とのコミュニケーションをとるスタイルとして。

相手をあまり信用しすぎない、つきずつかれずくらいの関係性が生きていく上ではいいのかなと思った次第です。


まとめ

ここまで色々と嘘についてのことを書いてきました。
ヒトってみんなが嘘をつくって前提として付き合っていくことで、気が楽になるし楽しく接することできるかなと。
職場やパートナーでも嘘をつく人たくさんいますし、そうゆう人とは付き合いたくないなと思うかもしれませんが、彼らも最善の策としてそれを無意識でしていると思うと、人間味が溢れて見えて、それはそれで面白いのではと思いました。


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ここまで読んでいただきありがとうございました!


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