【プロダクツ物語】さっぱりブラックリッチエマルジョン

自然の香りとテクスチャーにこだわったスキンケアシリーズ、Shield72°のプロダクツ物語第4話、さっぱりブラック リッチエマルジョンのご紹介です。

開発の日々を思い起こしますと、「作り手の思想や感情、見えないけれど確かにあるもの(エネルギーとでもいいましょうか...)、それは製品を通して、きっと使い手にも届くことだろう。
だから、いつでもそれを念頭に、人に喜ばれるエネルギーに満ちた製品を創造したい」
そんな思いに胸を高鳴らせて、日々を過ごしていたように思います。

とはいえ、見たり聞いたり触ったり、想像するだけでもわくわくドキドキ、ココロおどるほど大好きなハーブについて、いつもいつでも考えていることがたのしくてしょうがない、というのがホントのところ...でしょうか(^-^;

この製品の要ともいえるアロマブレンドに無我夢中でとりくんでいくなかで、ある程度洗顔と保湿のラインナップがみえてきたころ、それぞれの製品に配合する植物エキスを選定する作業に入りました。

ある日の会議メモをご紹介しますと、

1.植物エキスの候補ー五角形のロゴマーク・カラーにあわせて、銀の葉、銀色の樹皮、銀の名がつく植物リストの作成

2.銀色にまつわる植物のマインドマップ作り
 銀色候補ハーブ
・シラカバ(シルバーバーチ)樹皮
・セージ(銀灰色に光る葉)
・ジュニパー(銀灰色の果実)
・ゲッケイジュ(銀灰色に輝く葉)
・ヨモギ(銀灰色に輝く葉)
・ギンコウ(銀杏の実をつける)
・マートル(銀梅花の和名をもつ)

3.ハーブの効能、伝承(民間療法での使用方法)、伝説、神話、現代社会でどのように使用されているのか(サプリメントや漢方も含めて)整理


最終的には植物エキスを取りだす過程で、天然由来成分のみで抽出したものに限定したことや、コスト面など、考慮しなければならないこともたくさんあり、上記7つのハーブたちからはセージを黒の化粧水に、白樺樹皮を白の乳液に配合しようと決定しました。

数多あるハーブには、それぞれ特徴があり、得意分野があります。
植生や葉の形状、どんなバイオームで発生したのか(出身地/原産)、どのような環境下で進化プロセスを経てきたのか。

人とおなじで植物も、出自によっていろんな個性をもつことになります。
・葉に香り(精油)をもって虫の捕食を避ける
・夜に花開いて夜行性の虫たちに受粉してもらう
・干ばつ時は地上部を休眠させ根が水を吸い上げることに集中する
・強い日差し・紫外線から身を守るためβカロチン等の代謝物をもつ
・寒暖差に耐えるためロウ成分をもつ
等々、果てしない進化物語(創造行為)は、植物界でいまなお続いています。

水分たっぷり無敵肌を保湿力でサポートしてくれるハーブたち。
その数はほんとうに膨大で、銀色カラーを切り口にした一例のように、グルーピングしてはスクリーニングするという、果てしない物語はここでも続いてゆくのでした。

最終的にさっぱりブラックリッチエマルジョンに配合した植物エキス(保湿目的)は次の5つです。

・ローズマリー葉エキス 由来:ローズマリーの葉
・ガゴメエキス 由来​:北海道産ガゴメ昆布
・サッカロミセス/ウメエキス発酵液 由来​:梅の実
・ヒキオコシ葉/茎エキス 由来​:シソ科延命草の葉と茎
・ホオノキ樹皮エキス 由来​:ホオノキ(厚朴)の樹皮


こんかいはさっぱりブラックリッチエマルジョンのご紹介でしたが、すべての製品にローズマリーを中心とした5つの植物エキスを配合しておりますので、ご興味ある方は動画にてチェックしてくださるとうれしいです。

お読みくださり、ありがとうございました。

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