【プロダクツ物語】しっとりホワイト クレンジングオイル

ローズマリーから生まれたナチュラルスキンケア、Shield72°製品の開発物語第6話目は、しっとりホワイトクレンジングオイルです。

「ミネラルオイル、鉱物オイルをいっさい使用せず、植物オイルだけでつくられたクレンジングオイル」というコンセプトは、かなり早い段階から決めていたので、開発は比較的さくさくと進みました。

ベースのオイルとして使用しているのは、

ヒマワリ種子油、由来・ヒマワリの種
サフラワー油、由来、ベニバナの種
オリーブ果実油、由来、オリーブの果実
ブドウ種子油、由来・葡萄の種
トウモロコシ胚芽油、由来・トウモロコシの胚芽
ヒマシ油、由来・トウゴマの種
ホホバ種子油、由来・ホホバの種

さらにサトウキビから得られるスクワランの8つの植物から頂いた成分を、エモリエント作用目的で配合しています。
しっとりホワイト クレンジングオイルには、イブニングプリムローズ(月見草)の種から得られる月見草油(エモリエント作用)を配合しています。

植物オイルというのは、ほぼほぼ種子にたっぷりとふくまれています。
自然界で生き抜く植物の生きざまを想像すると、植物の種はこぼれたり、鳥や動物に食べられて、どこかヨソの場所に糞として蒔かれたりして、1年ほどは地面で発芽の時を待たなければなりません。

その間、土地柄によっては霜が降りたり、雪が降ったり、雨季とか乾季とかあったりして、なかなかのサバイバル能力を求められるわけです。

倦まず、病まず、カビの発生や細菌から身をまもりながら、親植物の情報をぎゅっと凝集した種子が、つぎの年に発芽して、開花して、種をどっさりのこしてゆくさまというのは、想像するだけでいちいち感動してしまいます。

種子にふくまれるオイルはいのちの情報をまもり、育むためのクッションのようなものなんだろうなぁ、と。


アロマテラピー業界では、植物オイルは人の皮膚に塗布することで、総じて皮膚を保護し、柔らかくしてくれると考えられています。

皮膚の硬さは毛穴を詰まらせるので、皮脂腺でつくられる油分を閉じ込め、炎症やニキビの原因にもなりやすいです。

皮膚を柔らかくするエモリエント作用によって、毛穴の蓋は開き、ほんらいあるべきターンオーバー、お肌の健全な循環システムがとりもどされます。

植物オイルにはビタミン類が入っているとか、オレイン酸が細胞膜を保護するとか、リノール酸がどうしたとか、研究は日進月歩で進み、毎年いろいろな説が発表されますが、つきつめて考えると、植物オイルの有用性は、28日ごとに生まれ変わる表皮の循環システムをとりもどす、それがいちばんなのかもしれないな、と思います。

惑星地球の地表を人の皮膚にたとえるなら、植物たちは地中深く流れる水脈に根をつなぎ、循環システムを活性化させて、サスティナブルにはたらきつづけてきた、地球生命種にとっての先達なのかもしれないと感じています。


*当サイトで紹介している植物等の一般的な性質は、化粧品の効能を示したものではありません。

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