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知らぬ間に終わるもの、始まるもの。
24時過ぎたら、それはもうアウトか? 次の日判定か?
いや待て待て、まだ夜じゃん。「明けない夜は無い」とか言うじゃんか。つまり朝日が昇ったら今日なんじゃない? じゃない?
そんなワケで、意図せず今日が終わってしまった。こういう時に「あぁ、あの時間無駄だったなぁ」とか思いがちだけど、そんなこと思ったところで誰でも一日は24時間だし、そういうこと思ってるこの時間が、もうすでに「無駄な時間」で。んでまた悲しいことに神様から本当の意味で平等に与えられてるものって時間だけなんだよな。これはこれで逆に残酷だなぁ。
もし僕が死んで、あの世にある巨大なベルトコンベアー的な物に「一生」っていう規定のサイズの箱がいくつも流れていて、その中の一つに僕の「人生」が仕舞われていたとして。天使だか何だかが知らないけど、そいつがその箱の中身を見たらどう思うんだろうか。鼻で笑われんだろうか。そうはなりたくないなぁ。せめて「しょうもねぇ!」って爆笑して欲しい。で、作業が滞っちゃって神様に怒られでもしてくれたら、それはそれで生きてた甲斐もあるってもんだよな。
こんな話するつもりじゃなかったんだがなぁ。
五月に幕を開けた前期オンライン授業も、続々と色んな科目が最後の授業を迎えている。あんなに退屈だった授業も「最後」と聞くとちょっと切なくなる。で、「最後くらいは」と真面目に受けてみると、意外と良い授業だったんだと気づく。でも、そんなの気付いたところで後の祭り。もうその授業を受ける事は無い。気付かないうちに、知らぬ間に色々終わっていく。好きだったドラマも、快傑えみちゃんねるだって。
でも、逆に始まっていくものもある。
蝉が鳴いていた。夏が始まっている。そして長かった梅雨も明けようとしている。終わるじゃなくて「明ける」って表現できる日本人の凄さたるや恐ろしい。気付かないで書いてたけど「明けない夜は無い」も一緒か。おぉ、さすが僕。