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蒼井優と結婚したくて帰ってきた。

気付けば五か月も更新が止まっていた。半年とか、一年とか、そういうきりの良い数字でも無く、五ヶ月。
また、戻って来ることにした。
「戻る」という表現が、正しいのか正しく無いのかもよく分からない。そもそも僕はnoteに「もともといた」のか?

思いを寄せる幼馴染に「アイツの幸せを思ってるから」と身を引く。そこまで聞くと何となくカッコいいけど、そもそもそういうシチュエーションって、その幼馴染の女の子は、幼馴染の僕にするか、それとも突如現れたイケメンだけどちょっと苛つく「アイツ」にするか思い悩んでいるって状況だから成立するんであって、今の僕はそもそも幼馴染の女の子の眼中にも無いっていうオチのような気もする。
あれ、何の話?

とにかく、また毎日エッセイをあげてみることにした。理由は色々あるけど、一番大きいのは「蒼井優と結婚したくなった」っていうのがある。

そもそもの話からすると、コロナ禍で僕の気が滅入ってしまったことから始まる。というのも、僕の周りの人々(つまり僕の好きな人たち)は、「こういう時だからこそ」と血気盛んに毎日何かに挑戦しているのに、僕は何もしてないじゃないかと思うと、どうにもやるせなくなってしまう。人と会うことが減ったから、必然的に自分と向き合うしかなくなって、そして自分の惨めさを見つめざるを得なくなる。

「いや、じゃあ努力しなさいよ」ごもっともな意見だ。
でもいざ、何かを頑張ろうとすると足がすくむ。弱腰になる。面倒臭くなる。「何でだ?」と思ってここ一月考え続けて気付いたのは、

「あ、僕は自分に才能があるって思いこんでるな。」

ここに辿り着いた時は自分でも結構驚いた。そして友人の言葉を思い出した。
「誰でも最初は算数からやるしか無いのよね、いきなり数学からやろうとすると挫折するんよ、誰でも。」
分かってはいたけど、それでも僕が僕に数学を解かせようとするのは
「いや、僕はいきなりでも数学解けるし。だって僕には(根拠は無いけど)才能があるから」
という「僕には才能あるバイアス」
これが僕を努力から遠ざけてきた諸悪の根源なのかもしれない。

ここに行きつくと、もう取るべき選択肢は一つしかない。
「僕には才能がない」から始める。
周りからの目というのは変えられないから気にしないものとして、「自分には才能がない」と自分にインプットさせてしまえば、もう何を始めるのも怖くないんじゃないかと思った。

「僕には才能がない、だから努力をしよう。」

南キャンの山ちゃんが蒼井優を二分に一回笑わせて結婚した(省き過ぎか?)みたいに、僕も徹底的に努力をしようじゃないか。僕だって蒼井優と結婚したいし。

んで、毎日の努力を形に残せないかと思案して、「またnoteをやってみよう」に辿り着いた。で、戻ってきた。

どうせ時間は腐るほどあるのだ、やってやれない事も無い。繰り返しみたいな日常で「あぁ今日もダメだった。けど、まぁnote更新できたから良いか」そんな風に思えたら、次の努力への糸口になるんじゃないか。だからまぁ、毎日頑張ります。一文でも良いから毎日更新してやる、みたいなそんな嘘くさい気概を抱きながら、努力をしてみようかと。そんな風に考えるわけです。だって蒼井優と結婚したいし、僕だって。

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