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「人は世界を正しく認識できない」という話

 こんばんは。

 毎度おなじみ、ごく一般的な20代の社会不適合者です。

 タイトルにもある通りですが、人間は世界を正しく認識することができません。

 人はそれぞれ違った色メガネをかけて、世の中を観測しています。

 メガネのレンズの色も、人によって違います。

 目の前で起こっていることには、自分のメガネのレンズの色が反映されます。

 同じ事象を観測しているはずなのに、見え方が人によって変わるのです。

 そんなとき、人は"想像力"というチカラを働かせるわけです。

 想像力とは、目の前で起こっている事象のバックグランドや、それ以外のことを考慮する能力だと思います。

 ですが、想像力にも限界はあります。

 今までどんな人生を送ってきたか、どんな色メガネをかけているかによって、想像できる範囲は異なります。

 結局のところ、私たち人間はそれぞれの色メガネで観測する世界からは逃れられないのです。

 ただ1つの絶対的な正解は得られません。

 単純明快でわかりやすく、確固たる結論なんて得られません。

 私が今書いているこの記事だって、受け入れられない人もいるでしょう。

 「どこかに絶対的な正解があるはずだ」と、信じる人もいるでしょう。

 「世の中には、単純明快でわかりやすい結論しかない。難しいことを言う人は嘘つきだ」と信じる人もいるでしょう。

 そんな複雑で抽象的な世界に、私たち人間は生きています。

 だからこそ、

 1つの絶対的な正義にすがらないこと。

 単純明快でわかりやすい結論に飛びつかないこと。

 そして、自分の考えに固執しないこと。

 これらのことが大事になってくるのではないでしょうか。

 私たちは世界を正しく認識できないし、この世の真理に辿り着くこともできません。

 自分の色メガネで見える範囲の外のことを考え、想像してみること。

 それが、人間らしさという概念のひとつのあり方なのではないかと、私は私の色メガネをかけながら思うのです。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 よい1日を。

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