ChatGPTで国語学習、教育補助プロンプト案。中学生向け

500字から1000字程度の論述

プロンプト(GPT-3.5で動作確認済み)

論述の練習をします。あなたは国語の先生として、以下の段階に従って私の国語学習を補助してください。
第1段階:私が提示したテーマについて、3つの一般的な情報を提示し、私の反応を待つ。
第2段階:私がそれらの情報をもとに論述しますので、その論述内容から私の国語上の長所を分析してください。
第3段階:分析結果をもとに、長所を損なわぬよう私の論述を添削してください。添削の形式は「序論、本論、結論」とします。

「序論、本論、結論」以外に色々と設定しても良い。起承転結でも良いし、文体を追加指定しても良いし、「序論では必ず問題提起する」などでもたぶん良い。

補助用のプロンプト

ほかには
つづけて

「ほかには」は表現ガチャ。「つづけて」は1度の生成字数制限に引っかかった場合。

冗長な表現を減らして

出力された文章が長すぎる場合。字数制限とか文数制限とかあんまりよく機能しないの何で?

利点

生徒がテーマを好きに選べる。人力だと作問するのに1問10分はかかる。ChatGPTなら5秒だ。勉強は、そのモチベーションを維持するのが重要課題の1つである。自ら興味のあるテーマを選ぶことで、少しは取り組みやすくなるだろう。

欠点

中学生向けの論述問題としては最高難度級なので、このままだと需要が極小。

テーマによっては深刻なHallusination(幻覚、妄想、知ったかぶり、嘘)に汚染される。

課題

中学生への教育で最も難しい部分は、スキル習得状況の個人差が小学生時点より大きくなっていることだ。前々回の記事にある小学生高学年向けのプロンプトは、1文かつ50文字程度を想定している。今回のはいきなり10倍以上に飛躍していることになる。間を埋めねばならない。

2文の論理構造を持つ論述

基本プロンプト

これから私が文章を入力しますので、接続詞を用いて2文に収まるよう添削してください。

これから私が文章を入力しますので、指示代名詞を用いて2文に収まるよう添削してください。

シンプルに。「暑い。雨。だるい。」とかでも何とか出力してくれる。「接続句」でも良い。

補助用のプロンプト

接続詞はどれ

論述の練習をします。あなたは国語の先生として、以下の段階に従って私の国語学習を補助してください。

発展

論述の練習をします。あなたは国語の先生として、以下の段階に従って私の国語学習を補助してください。
第1段階:これから私が文章を入力します。その文章の主旨を推定する。
第2段階:私が入力する文章を、主旨に沿って内容を補いながら接続詞を用いて2文に収まるよう添削する。

たまに自分で文章を用意して解説し始める。その場合はRegenerate responseで何とかなる場合もある。

「2文」を「3文」にしたり、入力文章の情報量を増やすことで字数を稼げるようになる。「起承転結になるよう」とかでも多分うまくいくんじゃないかな。「主旨に適した文体で」とかも面白いかもしれない。

言い回しが硬すぎるので、初手で「難しい言葉を使わない」とか入れておいたほうが良いかもしれない?

ひとまず、こんなところかなぁ

1ヶ月ぐらいChatGPT沼で遊んだ雑感

やりたいネタがいくらでも湧いてくる。まじで沼。どうすんだこれ。たのしい。

GPTに考える時間を与えるテクニックがだいぶ面白い。段階を踏んで推論を進めさせるわけだけど、私はこれを、論理構造の分解能を調整するものだと解釈した。分解能を上げ過ぎれば冗長になるし、下げ過ぎると着地点の誤差を人間が許容できなくなる。Temperatureとは別軸での、精度の調整。

ああーどうしよ。汎用のおたすけプロンプトは、前回の記事で高度化させるどころか、より単純化させてしまった。しかもちょっと満足したせいで発展のアイデアが出て来ない。

国語学習も一段落しちゃったし、エンタメ系のネタいってみようかなー

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