まだ間に合う! Steamオータムセール
こんにちは、黒チャです。
みんな大好きSteamオータムセールが開催中です。今回は対象タイトルの中から、個人的に面白かったゲームについて一方的に勧める回です。
【前提】アクションゲーム、ありません
幼少期にちゃんと向き合ってこなかったこともあり、カメラ操作が重要なゲームやアクション要素のあるゲームが全般的に出来ません。どれくらい出来ないかというと
・スプラトゥーンのチュートリアルステージがクリアできない
・SwitchのAPEX版チュートリアルステージがクリアできない
・モンスターハンター ポータブルのアオアシラ(第一ステージのボス)が倒せない
ざっとこんな感じです。
じゃあ逆になんでゲームで1記事書こうとしてるのかと言うと、ビジュアルノベルやアドベンチャーは好きだからです。実際初めてやったインディーゲームは名作と名高い『VA-11 Hall-A』である点も含め、インディーゲームのコンセプチュアルな姿勢とボリューム感はゲームに熱心な人間じゃなくても取り組みやすくていいんですよね。休みの日に連続ドラマやアニメを一気見みたいな感覚なのかもしれません。実際に今回紹介するタイトルも、ゲームが下手な私がやって1プレイ2〜10時間くらい(一個規格外のやつがあるが……)です。そんなわけで今回はノベルゲーム・アドベンチャーゲームに絞って紹介します。
個人的に勧めたいゲーム
ファミレスを享受せよ
私が語るまでもない気がしますが今回敢えてリストアップしました。本気で今年やったゲームの中だと一番良かったです。彗星の如く現れた良フリーゲームとしてその名を聞いた方も多いのでは。
そんな『ファミレスを享受せよ』ですが、Steam版では一部要素やギャラリー要素が追加されるとのこと。ブラウザ版もまだ生きてるようなので、気になるようであればちょっとだけ触ってみて良さそうであればSteam版を購入するという手もあります。偉そうに色々書いていますがまだブラウザ版しか遊べていないので、年末にじっくり有料版を遊ぶ予定です。
みんなでドリンクバーを飲み倒そう!
Disco Elysium - The Final Cut
圧倒的テキストボリューム故にローカライズは無理と言われていた色んな意味で伝説のゲームが75%OFFです。原文は100万語以上とも言われており、個人的には翻訳の苦労などを考えると75%も割引して採算がとれるのか心配になります。
遊び方次第で脳筋刑事にもインテリ刑事にも💊漬け刑事にもなれるので「この主人公でゲームをプレイする楽しさ」をめちゃくちゃ浴びれます。TRPGの知見が大なり小なりあるとスムーズにプレイできますがなくても大丈夫です、たぶん。
100万語ってなんやねんという方やゲームのローカライズというお仕事に興味がある方は合わせてこちらの記事もどうぞ。(ゲーム画面は何点か掲載されていますが、重大なネタバレは特にありません)
In Other Waters
『In Other Waters』は海底探索が主体のゲームなのにめちゃくちゃビジュアルがミニマムです。カラフルな魚も煌めく水面も直接は描写されません。なぜならゲームは全て主人公が着用するダイビングスーツに搭載されたAIの視点を落とし込んだものだからです。
こういうコンセプトがキンキンに尖ってて、かつそれがアウトプットにうまく噛み合ってるものは、ゲームであれ本であれインディペンデントな作品の良さだなと感じさせてくれます。
嬉しいことに作中で観察・採集した動植物はかなりちゃんとしたボリュームの図鑑が用意されています。フレーバーテキスト大好きオタク集まれ〜! あとネタバレになるので大声では言えませんが、人間同士の関係値が好きなオタクも集まれ〜!
Mutazione
逆にビジュアルが好みで買った作品もあります。『Mitazione』はガーデニングを通して主人公が孤島の住民と触れ合っていく中で閉鎖的なコミュニティが変化していくのか?いかないのか?といった作品です。
面白いのがこの作庭要素。植物毎に固有のリズムやメロディーが割り振られており、庭が完成するころにはひとつの曲やプレイリストが完成したような達成感を得ることができるのです。私の説明が下手で伝わっている自信がないので、詳しくはトレーラー見て。
こちらもまた図鑑要素完備です。島民たちの昼ドラっぽいやりとりを横軸に島独自の植生を調査しよう!
Before Your Eyes
近年VRゲームなども盛り上がりを見せていますが、機材の用意なども含め参入ハードルは低くないのが現状です。一方で『Before Your Eyes』ではwebカメラを用いてゲームをプレイします。コロナ禍を経てリモートワークやオンライン飲み会のためにwebカメラを導入した方も増えているのではないでしょうか。
狂言回しとともにプレイヤーは主人公の走馬灯のような記憶を振り返るのですが、面白いのがプレイヤー自身の「瞬き」に連動してシーンや物語が進行するところ。大きくはインタラクティブムービーとしても括れると思いますが、
・操作方法に「瞬き」が加わること
・物語上、「瞬き」にちゃんと意味性があること
でかなり作品の色が出ていて面白かったです。
本当に映画鑑賞と同じくらいの2時間程度でプレイできるのも個人的なおすすめどころです。どうしてもカメラとゲームの相性というか調子というかの問題もありますので、事前に目薬があった方がいいかもしれません。私は手元になかったですがなんとかなりました。
終わりに
コンシューマ機への移植版が展開されているような有名どころのタイトルが多くなってしまったなという感じもします。
・著名なストリーマーやYoutuberの実況動画が少なそうな作品
・比較的コンパクトにまとまっている作品
・複雑な操作を必要としない作品
を中心に選出したつもりです。
秋の(ここ数日で急に冬になりましたが)夜長にあったかい飲み物や自分のペースで飲みやすいお酒を用意して楽しんでもらえたらなと思います。
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