柊有花『旅の心を取り戻す』刊行と展示のお知らせ
このたび柊有花 詩画集『旅の心を取り戻す』を刊行いたします。
柊さんはイラストレーターとして、また詩人として活躍されており、パッケージのイラストを描かれたり雑貨をデザインされたりなどもしています。
そんな柊さんが、「絵と言葉の本」を作りたいと、七月堂にお声がけくださってじっくりと時間をかけてこの本を作ってまいりました。
【著者からのメッセージ】
絵と言葉の本を作りたいとずっと思っていました。
わたしにとって絵は仕事でもあり、ライフワークでもあります。けれど言葉もまた欠かすことのできない大切なものです。絵と言葉は分かちがたくつねに影響しあっていて、それを自分らしい形で統合していきたいといつも考えてきました。けれど絵本や詩集など、自分の思うものを収めるにはすこし形が違うように思えて、自分が作りたいものはなんなのかさえわかりませんでした。作りたいと思うものを形にできないことは、わたしにとってとてもつらいことです。そのことが恥ずかしく、自分に対して怒りと悲しみを感じていました。
コロナ禍の内省の時間を経て、わたしがものを作ることへの意識はずいぶん変わったように思います。そのなかで2020年に作った画文集『花と言葉』に背中を押され、もっと遠くへ旅に出たいと思うようになっています。けれど同時に不安があります。家にいることに慣れてしまった自分はそんな旅へ出られるのかしら、と思うのです。
今回刊行する本が、そんな自分のなかの葛藤を打破するようなものになっているかはわかりません。けれど、自分の現在地をあらわしたものであることはまちがいないと確信しています。旅の途上の、悩み、怒り、悲しみ、進みたいと願う、未完成で等身大の自分です。
旅は楽しく面倒なもの。わたしたちにはかけがえのない日常があり、コントロールできない環境があり、いつでも旅に出られるわけではありません。けれど旅と日常のあわいに立って自分の心を眺める時間、それもまたひとつの旅なのだと思います。わたしが誰かの本を通じて自分の心をたしかめているように、この本も誰かにとってのちいさな旅への扉となることがあったら。そんな願いをこめながら、力を貸してくださるみなさまとこの本を届けられたらと思っています。
手のひらサイズのこの本で、ちいさな旅へ出発していただけたらこんなに嬉しいことはありません。
ぜひお手にとってご覧ください。
著者 柊有花
装画・挿絵 著者
組版・装幀 川島雄太郎
138×148
上製・帯付
88 ページ
価格 2,090円（税込）
発行 10月5日
発売 10月5日頃
ご予約はコチラから
そして、「旅の心を取り戻す」と題して、柊さんの詩と絵の展示をいたします。
展示に合わせたグッズも販売されますので、この機会にぜひお運びください。
柊有花 『旅の心を取り戻す』展
本屋 Title
10/4(土)～10/22(火)
＊最終日10月22日は、17時にて閉場
OPEN 12:00～19:30（日曜日は19時まで）
CLOSE 水曜・第一、第三火曜
【作家在廊予定】
4日（金）12時-15時
6日（日）14時-16時
13日（日）14時-16時
20日（日）14時-16時
22日（火）15時-17時
アクセス
https://maps.app.goo.gl/ENdbyGo8eVQSNERm9
自由港書店
12/1(日)～12/14(土)
OPEN
木曜日｜11:00-18:00
金曜日｜13:00-20:00
土曜日｜13:00-18:00
日曜日｜不定期営業
CLOSE
月・火・水
アクセス
https://maps.app.goo.gl/k138Cw8AxY3K6miK8
サイン会などのイベントも開催予定！
（詳細決まりしだい追記にてお知らせいたします）
七月堂
1/11(土)～1/27(月)
OPEN 11:00～19:30
CLOSE 水
【展示内容と販売】
◉本編から詩の展示
◉原画の展示
◉グッズ販売
便箋
ひみつのてがみ
各店主とのコラボグッズ
柊 有花（ひいらぎ・ゆか）
イラストレーター・詩人
「見えないものを形にし、誰かに何かを届ける」をモットーに、イラストや文章、選書など、分野の枠を超えて活動。最近の活動として本の装画、パッケージ、雑貨のデザイン、国内外での展示など。
ひとの生活に寄り添うもの全般に取り組む。
Instagram
https://www.instagram.com/yukahiiragi
ニュースレター「海辺の手紙」
https://yukahiiragi.theletter.jp
書店・店舗さまへ
一冊よりご注文を承ります。
直接取り引き（委託70％・買い切り65％）と、取次ぎは地方小出版流通センターと子どもの文化普及協会へのご注文が可能です。
詳細は下記のチラシにてご確認いただけます。どうぞよろしくお願いいたします。
