【ご報告】大変残念ではありますがnoteの売上公開を完全にやめることにしました
ちょっとだけユーチューバーを意識したタイトルにしてみました。
表題の通り、しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)が、note開始1ヶ月目の4月分から先月の7月分まで、毎月欠かさず公開してきた運用データの中から「note売上のスクリーンショット」と「その内訳」を削除したと共に、今後は一切公開しないことに決めました。
ことの成り行きは、大変親切なフォロワーさんから「懸念のDM」を頂いたことです。
『noteの売上を公開するのは禁止かも知れませんよ』といった内容のDMでした。
この件につきましては、「しちゃおじ」はnote参入前に最低でも5~6回は、noteの「ご利用規約」を熟読していまして、そのうち1度はプリントアウトしてまで読み込んでいます。
上記の利用規約を読んで唯一気になった箇所は、「noteクリエイター規約」の「10.ご利用の停止およびデジタルコンテンツの削除等」の「10.1 (3)」項です。
(3) 確定・未確定を問わず売上、利益その他これに類するものを公開して、本サービス上で配信するデジタルコンテンツや各種サービスの購入を煽る場合
とあります。
この条項を素直に解釈すると、「売上を公開して購入を煽る行為」が規約に抵触します。
つまり、「購入を煽る行為」がなければ売上を公開しても規約に抵触することはありません。この一文を読んだ限りにおいては、「売上公開自体」には何も問題がないことは明白です。
おそらくここで言っている「売上を公開して購入を煽る」とは、いわゆる情報商材のセールコピーのようなものを指していると推測されます。
ただ、あらためてフォロワーさんからの懸念を受けまして、noteの利用規約でいうところの「購入を煽る」の定義を一応確認しておこうと、note運営事務局さんに質問をすることにしました。
まずは、その質問と回答のやりとりをご覧ください。文面は実際のものになります。
・・・
質問1
「noteクリエイター規約」に、以下がございます。
>確定・未確定を問わず売上、利益その他これに類するものを公開して、本サービス上で配信するデジタルコンテンツや各種サービスの購入を煽る場合
この一文の意味なのですが、「購入を煽る」のではなく、売上自体を公開するのは構わないという理解でよろしいでしょうか?
具体的には、私の以下の記事をご覧ください。
https://note.com/shichaoji/n/ne71c7b7d1b3c
上記のURLは「月間報告記事」なのですが、ファロワー数や全体ビュー数などと共に、売上金額とその内訳を読者さんに報告するコンテンツとなっております。
念の為、運営事務局さまにご確認しておきたく思いましたので、大変恐縮ですが内容ご確認のうえ、ご返信の程よろしくお願いいたします。
「しちゃおじ」は、売上公開自体は全く問題ないだろうという前提で上記の質問をしています。
ですので、「公開だけなら規約に抵触しません」という回答を予測していました。
ところが、
回答1
ご質問の件につきまして、恐れ入りますが、
・具体的にどういった行為が利用規約の禁止事項に該当するのか
・調査基準やその方針
・調査結果やその対応
・法的機関への連絡状況
などの詳細について個別回答は差し控えております。あらかじめご了承ください。
『あっ!?これは例のテンプレ回答ではないか!!!』
note運営事務局側で「答えることをしないと社内で決まっている事柄」につきましては、このテンプレ回答が質問者に返信されてきます。
「しちゃおじ」は以前にも、note独自指標の「ビュー」やnote内での「アフィリエイト」についての質問を運営事務局さんに何度もしたことがあるのですが、ちょくちょくこのテンプレ回答の返信をもらっています。
しかし、これでは何も判断ができないので、再度以下の質問をしてみました。
質問2
ご返信ありがとございます。
詳細について個別回答は不可の件、承知いたしました。
そうしましたら私の記事内容ではなく、御社の規約の文面の意味と言葉の定義についてご質問させてください。
>確定・未確定を問わず売上、利益その他これに類するものを公開して、本サービス上で配信するデジタルコンテンツや各種サービスの購入を煽る場合
1.
上記の規約文面ですが、「公開して、」と「購入を煽る」は連続した意味と理解してよろしいでしょうか?それとも「公開」と「購入を煽る」は連続せずに個別の意味も含んでいるのでしょうか?
つまり、公開のみであれば規約に抵触しないという意味ととってよろしいでしょうか?
2.
「購入を煽る」という表現ですが、例えばですが、売上のスクリーンショットを掲載して、その売上の内訳を並べる形は、御社の規約でいうところの「購入を煽る」の言葉の意味に抵触するものでしょうか?
それとも、「購入を煽る」とは、よく見かける情報商材のセールスコピーのようなものを意味しているのでしょうか?
私と致しまして、御社の規約をしっかりと守り、規約の範囲内でnoteを続けていきたく考えておりますので、ご回答内容によっては、noteの運用方法を見直さなければなりません。
大変お手数ではございますが、ご回答の程よろしくお願いいたします。
質問の矛先を「しちゃおじの記事内容」ではなく、「noteの利用規約」に変更してみました。
回答2
お問い合わせの件につきまして、くり返しのご案内となり恐れ入りますが、
・具体的にどういった行為が利用規約の禁止事項に該当するのかなどの詳細
について個別回答は差し控えております。あらかじめご了承ください。
『あっ!?これは絶対に答えないやつだ!!!』
どうやら「売上公開」については、とてもセンシティブな質問のようです。
noteも過去にいろいろあったみたいなので、その影響も少なからずあるのかも知れません。
この回答を受けた時点にて「しちゃおじ」は売上公開をやめることを決めました。
ただし、「しちゃおじ」は売上公開をやめると決めたものの、この「noteの売上公開はOKなのか?NGなのか?」を知りたい方は結構いるハズだと思ったので、かなりしつこくて申し訳なかったけれど、最後にダメ元で以下の質問をしてみました。
質問3
いただきましたご回答内容から、note株式会社様の意図を読み取らせていただきます。
再度のご質問で大変恐縮なのですが、せめて、noteの「売上」のスクリーンショットを、noteの記事内にて公開する行為は、以下のクリエイター規約に「抵触するのか?抵触しないのか?」を教えていだけませんか?
>10.ご利用の停止およびデジタルコンテンツの削除等
>10.1
>(3) 確定・未確定を問わず売上、利益その他これに類するものを公開して、本サービス上で配信するデジタルコンテンツや各種サービスの購入を煽る場合
もし、これすらもnote運営事務局様として回答ができないというのであれば、◯◯様の個人的見解でも構いませんので「この件に関しましてどのような考えをお持ちなのか?」を、お仕事に支障のない範囲で構いませんので、参考までに教えてください。
(※例)「個人的には、あまりおすすめはしません」など)
それでは、このメールのご返信をもちまして、後は私自身で運用の方向性を決定したく思います。大変お手数ですが、最後のご返信の程どうぞよろしくお願いいたします。
これはダメ元の質問です。質問の矛先を「会社の方針」から「個人的見解」に変更してみました。
回答3
お問い合わせの件につきまして、くり返しのご案内となり恐れ入りますが、
>noteの「売上」のスクリーンショットを、noteの記事内にて公開する行為は、以下のクリエイター規約に「抵触するのか?抵触しないのか?」
上記についても個別回答を行うことはできません。あらかじめご了承ください。
>◯◯様の個人的見解でも構いませんので「この件に関しましてどのような考えをお持ちなのか?」を、お仕事に支障のない範囲で構いませんので、参考までに教えてください。
また、本件について、個人的見解を回答することは控えさせていただきます。
はい。そりゃ、そうですよね。取締役でもないのだから、勝手なことは言えません。
補足ですが、この質問のやりとりをしていただいた方は、最初の方から途中で変わっていますので、おそらく上席の方だと思われます。
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で、売上の公開は禁止なの?
「回答ができない=禁止」ではありません。
むしろ、この回答をいただいた現時点でも、あの条項を読む限り「売上公開自体」は禁止ではないし、売上を公開することで何事も起こらなければ問題はないと考えています。
note株式会社としては、明確に答えないことで解釈の余地を残しているだけです。
「しちゃおじ」の結論としては、以下の通りです。
「売上公開自体」は問われないが、売上を公開したことによる結果が問われてしまう。
これだけだと???かも知れませんが、この「売上公開の可・不可」の件は以下の記事で書いたことと同じ結論となっておりますので、意味不明な方はそちらを覧ください。
noteに限らずこういった規約等は、「利用者」のためにあるものではなく「提供者」のためにあるようなものです。各種の契約書関係も同じ。
誤解を恐れずに言ってしまうと、「力のある者がその力を守るためにある」のです。
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最後にひとこと
そもそもnoteの売上を公開していたのは、単純にコンテンツとして興味深いかなと思ったからです。
プロフィール記事に詳細を書きましたが、「しちゃおじ」はいろいろあって会社を解散して無職・無収入になって、東京から京都へ「都落ち」みたいな形で転居しています。
ですので、まったくの0からのリスタートで、その数字が少しずつ伸びていく様子が「ひとつの人生劇場」として面白いかなと考えました。
それと同時に、「そんなに簡単には稼げないよ!」というメッセージも伝えられるのかな?と考えていました。
情報商材で極秘情報を得て一発逆転などないのです。販売者以外は。
ただ、「そのことにこだわっているか?」といえばそれはないし、「売上公開」によって生殺与奪権を他者に握らせている状態はありえませんので、即刻の消去を決めました。
何かあったときに法的に争うつもりも一切ありませんので。
というわけなので、今後はnote内で売上の公開をすることはないし、noteの売上について言及するようなことも控えさせていただきます。
noteの売上をオンラインで公開しているクリエイターさんをポツポツ見かけますが、このメールのやりとりも参考にしてみてください。
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以上 -【ご報告】大変残念ではありますがnoteの売上公開を完全にやめることにしました – でした。
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