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規約違反で公開停止(非公開)となった有料note(有料記事)の内容を修正していく手順と方法

こんにちは、しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。

前回の記事でご報告の通り、2ヶ月以上もの間「公開停止」になっていた「しちゃおじ」の有料記事の件ですが、なんとか無事に「再公開」に至ることができました。

今回の「しちゃおじ」同様に、noteから有料記事を「非公開」にされてしまったクリエイターさんはかなりたくさんいるハズなのですが、どういうわけかいくらググってみても「公開停止」の報告記事はあっても「再公開」の報告記事を探し出すことができません。

noteから公開停止措置を受けてしまったクリエイターさんは、皆さんほぼ例外なくnoteでの「再公開」を諦めて、Brain(ブレイン)などの他プラットフォームへと販売機会を移しています。

なぜなら、noteからは抽象的な公開停止理由(定型文)が通知されてくるだけですので「問題箇所の修正を行っていただいた場合は、その旨を添えて本メールにご返信ください。」とは書かれているものの、その肝心な「問題箇所」の検討をつけることができずにお手上げ状態になってしまうからです。

特に「しちゃおじ」の場合は、noteにユーザー登録する前の段階から利用規約をプリントアウトして幾度となく熟読していましたので、まさに「は???」状態でした。

だって、「しちゃおじ」が執筆した有料記事を「公開停止」にされてしまうような理由や原因がまったく思い当たらなかったからですね。

noteから - [note]記事非公開のお知らせ - メールを受け取った際は、このような状態でしたので、まさに暗中模索の中で試行錯誤しながら、慎重に当該記事の修正チャレンジを行っていきました。

ちなみに、noteでは例え「再公開」に至ったとしても、最後の最後まで「どこか問題の箇所だったのか?」は教えていただけません。

この事実は、「しちゃおじ」が「再公開」の直後に、以下の質問をして確認済みです。

当該記事の再公開ありがとうございます。

主に{⑤ 小規模企業共済等掛金控除:個人型確定拠出年金(iDeCo)}の項が問題箇所に該当していたと思いますので、その他の見当違いで修正を行ってしまった箇所(100箇所以上あります)を元に戻すなど文脈を再調整したく思います。

記事全体を再調整させていただいた後、再度このメールにご連絡させていただきますので、あらためて記事の内容をご確認いただくことは可能でしょうか?

と言いますのも、おそらく私以外のユーザー様も、問題箇所の可能性があると思われる部分を片っ端から修正しているかと思います。おそらくそれらの修正の中には、問題ではなかった箇所も含まれているはずです。

他のユーザー様は、そのあたりをどのように考えているかは不明なのですが、私と致しましては、ところどころ骨抜きになってしまった内容の記事ではなく、自分自身が心底納得のできるベストな内容の記事を提供したく考えております。

この度、大変ありがたいことに再公開に至ることができましたので、問題箇所だった部分をピンポイントで教えていただくことは可能でしょうか?

もし可能であれば、その問題箇所だった部分を残して、その他の見当違いで修正をしてしまった箇所を再調整したく考えております。

もし不可であれば、記事の再調整後に再度メールをさせていただきますので、大変お手数ではありますが、再調整後の記事内容に問題がないか再度ご確認いただけますでしょうか?

上記の質問を「再公開」に至った11/16の午後2時頃にしてみたところ、当日の夕方6時半頃に以下の返信をいただきました。

お問い合わせの件につきまして、恐れ入りますが、

・具体的にどういった行為が利用規約の禁止事項に該当するのか
・調査基準やその方針
・調査結果やその対応
・法的機関への連絡状況

などの詳細について個別回答は差し控えております。
したがって、記事の再公開を行った場合でも、具体的な文面の指摘などは行っておりません。
また、記事のご確認依頼にも、お応えすることはできません。
あらかじめご了承ください。

しちゃうおじさん🐤さまよりいただいたご意見は、今後の改善の参考とさせていただきます。

上記のメールは、「問題箇所の修正を行ってくださったことが確認できました」のメールを送っていただいた方への返信でしたが、いつもの担当者さんから回答が届いています。

要点としては、以下の2点ですね。

① 例え「再公開」に至った後であっても「問題箇所」は教えてもらえない
②「再公開」後にあらためて記事を編集したくても再確認をしてもらえない

ですので、もしnoteでの「再公開」を目指すのであれば、上記の①②をしっかりと理解したうえで、慎重に修正チャレンジを進めていく必要があります。

なぜなら、テキトーに修正をして「再公開」に至った場合、問題箇所が依然として不明のままとなってしまうし、問題箇所ではない部分まで修正をしてしまった「つぎはぎだらけの記事」になってしまう恐れがあるからです。

さらに「再公開」になったことを良いことに、その当該記事を無闇やたらに編集してしまうと、再度の「公開停止」どころか、2度目ということで「垢BAN」をされてしまうかも知れません。

実際にnoteから「公開停止」を受けた後に、新規記事(つまりは別URL)として再度その記事を投稿してしまったがために「アカウント停止」になってしまった報告をいくつか確認しています。

このように、問題箇所を特定できないままに「再公開」に至ったとしても、難しい舵取りを強いられてしまいますので、修正チャレンジは慎重に順を追って行うべきなのです。

そこで、有料noteの公開停止でお困りの方に、「しちゃおじ」が有料記事の内容を修正していく手順と方法をご紹介したいと思います。

おそらくですが、noteユーザーの中で「しちゃおじ」よりも有料noteの「公開停止」について詳しい人はいないと思いますし、実際に「公開停止」から「再公開」に成功した数少ない経験者でもありますので、ここに書いてあることを参考にして損はありませんよ!

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公開停止になった理由と原因の考察

まず、ここが大事です。

今回の件は、note的には「利用規約違反による公開停止」との見解になっているわけですが、「しちゃおじ」的には(今もって)利用規約に違反したとは考えておりません。

「しちゃおじ」は、慎重に修正チャレンジを行っていきましたので、今回の「公開停止」に至った問題箇所をほぼ特定しているのですが、市販の書籍で見られるような表現と変わりませんでしたし、noteからの以下のご指摘内容が的を射ていたとはとても思えません。

投稿された記事につきまして、利用規約の「「必ずもうかる」等、ユーザーに著しい誤解を招く表現を用いたもの」部分に該当する「確実に効果があるといった趣旨の表現を使用しての記事販売」と見受けられたため、一時的に対象記事の非公開を行わせていただきました。

つまり、ユーザーに著しい誤解を招く表現も用いておりませんし、確実に効果があるといった趣旨の表現も使用していないのです。

このことは、当該記事を読んで文脈や意図を理解していただければ誰にでもわかることです。

それでは、なぜ「しちゃおじ」の有料記事が「公開停止」になってしまったのでしょうか?

それは、noteがしっかりと記事を読み込んで文脈や意図を理解したうえで記事内容にNGを出しているのではなく、あらかじめ社内ルールで定められているNG条件に合致した記事を探し出して機械的にNGを出していると推測されるからです。

では、noteの社内ルールで定められているNG条件とは、一体どのようなものでしょうか?

「しちゃおじ」は、今回の一連のやりとりから、

A. 要注意ワード
B. 要注意テーマ
C. 断言系表現

上記の3つ、つまり「要注意ワード×要注意テーマ×断言系表現」がNG条件であると推測します。

まず「A. 要注意ワード」が、自動フィルターや(売上金振込などをきっかけとした)運営事務局スタッフさんの目視チェックにひっかかります。

この「A. 要注意ワード」例としては、「確実・絶対・100%・必ず・間違いなく」が考えられます。

次に「B. 要注意テーマ」として、「ネットビジネス系・投資系・ギャンブル系」などのお金が絡むテーマ(稼げる系)の記事を選択・抽出します。

最後に、抽出した記事内にて「C. 断言系表現」が確認できたら公開停止措置を行います。

したがいまして、例え自信や確信があったとしても、例え歴史が証明していても、例え市販の書籍で書かれていることであっても、言い切ってしまっていたら「C. 断言系表現」で「公開停止」になります。

noteのこのような措置は、「公開停止」を喰らってしまったユーザー側からすると納得できるものではありませんが、「しちゃおじ」は逆にとても安心しました。

なぜなら、noteが記事の内容自体(コンテンツの中身)を勝手に判断して「公開停止」にしているのではないからです。

もしこれが、NG条件による「公開停止」ではなく、記事の内容自体(コンテンツの中身)を勝手に判断して「公開停止」を行っているとしたら、それこそ検閲しているのと変わらないからです。

もちろん理想としては、ワードや言葉尻にとらわれることなく文脈や意図から判断して欲しいところですが、少し考えればそのようなことは現実的には無理なことがわかります。

ですので、運悪く「公開停止」になってしまった場合は、noteに文句を言いつつ他のプラットフォームに販売機会を移すのも構いませんが、まずはこの記事に書いてあることを参考にしてnoteでの「再公開」にチャレンジしてみてください。

煽り系プラットフォームに馴染んでしまうと、そっち系の顧客にしか販売していくことしかできなくなりますし、真っ当な実力もつきませんので「BtoB」では永遠に通用しませんよ!

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記事タイトル→無料エリア→有料エリア

当該記事の修正手順は、以下になります。

① 記事タイトル
② 無料エリア
③ 有料エリア

全く予期していなかった公開停止措置を受けてしまうと「は???」状態かと思いますが、修正チャレンジは決して焦ることなく、1箇所ずつ確実に修正していくことをオススメします。

まずは、「① 記事タイトル」です。

この「記事タイトル」内に、{「A. 要注意ワード」や「C. 断言系表現」が入っていないか?}を慎重に確認をしながら修正を行ってください。

また「A. 要注意ワード」と「C. 断言系表現」以外にも、「記事タイトル」の文調が「情報商材みたくキャッチー過ぎていないか?」も確認します。

「しちゃおじ」の場合は、直接の問題箇所としては「記事タイトル」は関係なかったのですが、この「記事タイトル」で余計な誤解を抱かせてしまった可能性が高いです。

「記事タイトル」で余計な誤解を抱かせてしまったことで、重箱の隅をつつくように記事全体を細かくチェックされてしまったのかも知れません。

ちなみに公開停止になってしまった際の「記事タイトル」は、以下でした。

個人事業主のための節税術&日本一やさしい青色申告で合法的無税生活のススメ

「日本一やさしい」とか「合法的無税生活」とか、なんとなく情報商材っぽい「記事タイトル」でしたので、最終的には以下の「記事タイトル」へと修正をしています。

個人事業主(フリーランス)の節税対策と無駄な費用をかけない青色申告の方法を解説します

noteで有料記事を販売する際は、販売を意識し過ぎてキャッチーな「記事タイトル」にしてしまうことなく、いつも書いているような普通の「記事タイトル」にするのが基本となります。

つまり、有料noteとはいっても特別なことはせずに、普段書いているのと同様の文調で「記事タイトル」及び「記事本文」を構築していきます。

そして有料noteの場合は、ある時点に(さらに興味のある方のみを対象に)「有料エリア」をナチュラルに設ける形にします。

このことを意識しながら記事を執筆することで、いわゆる情報商材臭もなくなりますし、運営事務局スタッフさんに余計な誤解を与えることもなくなるのかなと思います。

「えっ!それじゃぁ、売れないって?」

確かに、「ノウハウコレクター」や「情報弱者」を顧客に考えているのであれば、感情に訴える表現と各種の煽りテクニックを駆使してコピーを書いた方が売上は伸びますが、その場合はnoteでの販売は諦めて他のプラットフォームに販売機会を移してください。

noteにおいては、「セールスコピーで売る」のではなく「書き手の信用で売る」と考えると良いでしょう。

次に、「無料エリア」です。

おそらくですが、この「無料エリア」での煽り系表現が「公開停止」の理由・原因として最も多くなっている気がします。

「しちゃおじ」が、今回の件でググりまくった中で唯一見つけた「再公開」の報告記事が、この「無料エリア」にて使用していた明らかな煽り系表現を削除したことによる「再公開」でした。

ですので、どう考えても「記事タイトル」が無問題なのに「再公開」に至らない場合は、記事を売りたいがために「無料エリア」で使用してしまっている煽り系表現がないか?を徹底的に確認してみてください。

煽り系表現というのは、情報商材のセールスコピーで頻繁に使われている販売を促進するためのテクニック全般だと思ってください。

つまり、いつも通りの記事を書いているのではなく、売りたいがために普段の記事では書かないような表現を使っていないか?を確認します。

気がつかないうちに「セールスコピー調」になってしまっている箇所があったとしたら、「普通の記事調」に文調を修正してください。

もちろん、この「無料エリア」においても「A. 要注意ワード」と「C. 断言系表現」は厳禁です。

「A. 要注意ワード」は完全に取り除き、「C. 断言系表現」はやんわりと崩して言い切ることをやめます。

ポイントとしては、どう考えても「無料エリア」も無問題だと確信が持てるまで「有料エリア」の修正に進まないことです。

繰り返しになりますが、修正チャレンジは慎重に順を追って進めていくことです。でないと、「再公開」後の舵取りが難しくなってしまいます。

最後に、「有料エリア」です。

「しちゃおじ」の場合は、“まさか”の「有料エリア」が問題箇所でした。

“まさか”の理由としては、約5万字もある文章量でしたし、市販の書籍を読み漁ってみても、Google検索をしまくってみても、どこにも書いていない「しちゃおじ」独自の貴重な体験から得た知見をぎっしりと詰め込んだ記事だったからです。

note株式会社はもちろんのこと、税理士事務所や管轄税務署さえも「しちゃおじ」が執筆した記事の内容の可否について判断することはできませんので、この「有料エリア」の内容が問題箇所だったというのは、まさに“まさか”でした。

結局のところ、「有料エリア」の内容自体(コンテンツの中身)がNGだったわけではなく、あくまで特定の表現方法がnote的にNGだったため、納得といえば納得ですが。

この「有料エリア」に関しても、難しく考えてしまうことなく「A. 要注意ワード」は完全に取り除き、「C. 断言系表現」はやんわりと崩して言い切ることをやめてください。

また、例え記事の内容に絶対的な自信(確信)があっても、決して言い切らずに控えめな表現に留めることです。

noteは社内ルールにしたがって機械的にNG判断をしているだけと推測されますので、「A. 要注意ワード」と「C. 断言系表現」が修正されれば「再公開」に至ることができるでしょう。

なお、念のため言及しておきますが、この記事に書いていることは「しちゃおじ」自身の体験から得られた「しちゃおじ」個人の2021年11月21日時点での見解です。

noteも日々カイゼンを繰り返していますので、それに伴って「しちゃおじ」の見解も当然に変わっていきますよ。

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それでも「再公開」に至らない場合

「記事タイトル」→「無料エリア」→「有料エリア」の修正ステップを確実に進めてみたにも関わらず、以前として「再公開」に至らない場合はどうしたら良いでしょうか?

「しちゃおじ」の場合は、計8回の修正チャレンジにて無事に「再公開」に至ることができましたが、9回・10回と修正チャレンジを続けても「再公開」に至らなかった場合は、「有料エリア」を「項・節・章」単位で次々とカットしていく事を考えていました。

つまり、それでも「再公開」に至らない場合は、表現を修正していくことを諦めて、文章そのものを段階的にカットしていくのです。

「もしかしたらここが問題の箇所かも?」といった部分を、最初は「項」単位で細かくカットしていって、それでも「再公開」に至らなければ「節」単位、それでも「再公開」に至らなければ「章」単位でカットしていきます。

「章」単位でカットしてしまったら、記事としては成立しなくなってしまいますし、当然に記事の価値もなくなってしまうかと思うのですが、そこまでしても「再公開」と「問題箇所」の特定にこだわることをオススメします。

最終的には「有料エリア」を全カットしてしまって「無料エリア」のみで「再公開」まで持ち込み、全カットしてしまった「有料エリア」については独自決済を導入する形も検討していました。

以下の記事で書きましたが、

noteは「販売者」と「購入者」の仲介システムを採用しているため、有料記事に対してはどうしても今回のように「保守的(守備的)にならざるを得ない」という現実があります。

ですので、もし「記事タイトル」→「無料エリア」→「有料エリア」の修正ステップを確実に進めてみても、依然として「公開停止」のままである場合は、「有料記事」を「無料記事」にしてしまうことで「再公開」まで持ち込んでください。

とにかく「公開停止」のままでは、今後noteでの収益化(マネタイズ)が非常にやりにくいです。

なぜなら、別の有料記事にて再度「公開停止」を受けてしまった場合、2度目ということで最悪の場合「アカウント停止」の可能性があるからです。

ちなみに - [note]記事非公開のお知らせ - メールには、以下が記載されていますよ。

noteではクリエイターの表現を尊重しておりますが、よりよいプラットフォームづくりのため利用規約を遵守していただくようお願いいたします。

なお今後、利用規約に抵触する行為を確認した場合はアカウントを停止させていただくこともございます。
その際、利用規約に則り売り上げ金のお支払い、及び削除記事データのお渡しには対応いたしません

「しちゃおじ」同様に、有料noteが「公開停止」になってしまった方がいましたら、この記事が「再公開」のきっかけになったら嬉しいです。


以上 – 規約違反で公開停止(非公開)となった有料note(有料記事)の内容を修正していく手順と方法 – でした。

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