左利きを考えていない世の中

以前左利きの友人がこんなことを言っていました。

「今の世の中は右利きの人を前提に作られている。左利きを無視している」

確かに。

ユニーバーサルデザインなんて言われて久しいですが、言われてみると多数派である右利きを前提に道具や施設は作られているものが多いです。

トイレットペーパーの位置やドアノブ、腕時計やハサミなんてぱっと思いつきますよね。

右利きの人からしてみれば気づかない世界です。

じゃあそんな右利き前提に作られている世界を変えよう！と行動を起こす人もいるだろうけど、大半の左利きはそんな右利き前提の世界に文句を言って終わる。

僕の友人のように。

そんな文句を言う左利きの友人に対して別の友人がこんな辛辣なことを言いました。

「世の中を変えるより自分を変える方が簡単だよ」

この発言をした友人は子供の頃左利きだったけど、お箸と鉛筆は面倒なことが多いので訓練して中学時代に右利きにしたとのこと。

頭では分かるけど、なかなかどうして、できないことの一つですよね。

ただきっとこれは真理でもあるとも思えます。

なぜなら、絶対に自分の思い通りにならないのが他者（世界）なのだから。

自分が変わる方が簡単

大切にしたい箴言ではないでしょうか。