いま業界はショッパブルTVに注目している

現在、消費者はリモコンだけで商品を見たり買えるようになってきた。

例えば、RokuはShopifyと提携拡大したことで、視聴者はリモコンでボタンをクリックするだけで、テレビから簡単に商品にアクセスできるようになった。またPeacockの”Must Shop TV”はAIを活用して、消費者がNBCUのコンテンツから好きな商品を購入できるようにしている。

オムニコムメディアグループのKelly Metz氏は『家の中で非常に大きなスクリーンであるもう1台のコンピューターであるスマートTVが、フルファネルのアプローチを可能にすることに非常に興奮している』と語った。

Must Shop TVのショッパブル体験

RokuはShopifyとの提携に加えて、Walmartと独占的に提携している。

RokuのシニアディレクターであるHamilton氏は一連の連携について『ウォルマートとShopifyとの統合以降、私たちはボトムファネルにおけるシームレスな体験構築を追求し、Click to CVにおけるコンバージョン率に注目している。これらの指標は今後より改善しているだろう』と語った。

加えて『実際のところ、QRコードがショッパブルの救世主であるというメッセージはかなり浸透しているが、それを十分に裏付けるデータは存在しない』と語り、彼らがオンスクリーン広告の効果計測を開始しテストを行った結果、QRコードによるアクション率が0.06~0.07%であるのに対して、リモコンによるアクション率は1〜2%まで改善することができたという。

Infillionの副社長Lauri Baker氏は『消費者によるショッパブル体験の理解には時間がかかるかみしれないが、いづれにせよコンテンツ視聴に関連した体験がそれを加速させることは間違いない』と言及。

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