体罰と不適切指導の懲戒処分の経年変化
過去5年の、体罰と不適切指導の懲戒処分の数を見てみると、懲戒処分(免職、停職、減給、戒告)を見てみると、体罰による処分が多いですが、訓告を含めると、体罰による処分を不適切指導による処分が抜いています。
体罰による懲戒処分は各都道府県と政令市にはありますが、不適切指導による懲戒処分はすべての都道府県にあるわけではありません。基準もまちまちです。そのため、発生の認知件数そのものの把握ができていないのが現状です。
5年以上遡ると以下のようになります。2013年度には体罰による処分は3953件もあり、突出しています。13年1月に大阪市立桜宮高校のバスケットボール部のキャプテンだった男子生徒(当時17歳)が体罰を苦にして自殺した事件があったことで関心が高まったことが影響していたのではないかと思われます。