内容があるような無いような【ホラー映画を毎日観る人】(221日目)「トゥー•レイト」
「トゥー•レイト」(2021)
D•W•トーマス監督
◆あらすじ
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人気コメディアンのボブ•ドボアの助手を務めつつ、自身もカフェでスタンダップコメディを開催しながら舞台に立っているバイオレット。ボブが主催するトゥー•レイトというライブは人気も出演者のレベルも高いため、バイオレットは毎日こき使われながらもここで日々笑いを学んでいた。またそれとは別に新月になるとボブはバイオレットに電話を掛け、何かを執拗に催促するのだった。
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映像もキレイだし、登場人物も個性があり、低予算を感じさせない作りでつまらないわけではないんですが正直めちゃめちゃ面白いとまではいかなかったです。
新月になるとボブは栄養を補給するために人間を食べる必要がありそのために誰かの手助けが必要で、バイオレットはそんなボブに協力する代わりにトゥー•レイトへの出演や主催の座を手に入れることを狙っていたのではないでしょうか。
そのため手頃な出演希望者を見つけてはボブに引き合わせ食べさせていました。その際、蛇のように
丸呑みしたり、食べた後は太ってしまうというノリはB級ホラーっぽさがあって面白かったです。
バイオレットによって眠らされ、棺に入ったまま川に捨てられたボブが自力で川から這い出てきてゾンビのような出で立ちのままバスで劇場まで戻るシーンもシュールで良かったです。
終盤で丸呑みにされたバイオレットがナイフでボブのお腹を掻っ捌いて脱出するシーンもしっかり作り込まれていてこだわりを感じました。
内容はあるはずなんですけど最後まで見てもあまり入ってこないというか、すごい微妙な映画でした。