違和感が怖い【ホラー映画を毎日観る人】(125日目)「黒い乙女-Q-」
「黒い乙女-Q-」(2019)
佐藤佐吉監督
◆あらすじ
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養護施設で暮らす芽衣はどこか奇妙な宇田夫婦に引き取られる。宇田家にはすでにラナという養女がおり、当初はお互いに心を閉ざしていたが趣味嗜好が似ており誕生日も同じということで意気投合。しかし仲良くなったのも束の間、父親の事業が失敗したためどちらか一人しか養えないと告げられる。
そして二人は夫婦を殺害することを決意する。
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序盤の違和感ありまくりの会話やわざとらしい喋り方、無茶な流れが全て最後に回収され非常に面白かったです。
役者陣も主演の浅川梨奈さんをはじめ、父親の和田聰宏さんや養護施設スタッフのしゅはまはるみさん、ご近所さんのメイプル超合金安藤なつさんなどとても良かったです。
特に「死ね」をただひたすらに連呼する安藤なつさんが最高でした。「死ね」や「人殺し」という物騒なワードもあれだけ何度も叫べば面白くなるんですね。自分の中で忘れられないワンシーンとなりました。
“要所要所で現れるおたふくのお面の少女が何者なのか”、“おたふく様とはいったい何なのか”
という大きな謎が残っており後編にあたるAでその謎が解き明かされるんだと思いますので明日さっそく観ます。