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死ぬまで続く地獄の新居生活【ホラー映画を毎日観る人】(200日目)「ビバリウム」

「ビバリウム」(2019)
ロルカン•フィネガン監督

◆あらすじ
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ジェマとトムは新居を探すために不動産屋を訪れ、郊外にある全く同じ家が建ち並ぶ住宅街“ヨンダー”を紹介される。内見を終えて帰ろうとすると不動産屋は姿を消しており、不思議に思いながら帰路につくも同じ景色ばかりで道に迷い住宅街から出られなくなる。そして二人の元に届いた箱の中には赤ん坊が入っていた。“育てれば解放される”というメッセージを信じ三人の奇妙な生活が始まる。
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とにかく気味が悪く、予測不能な展開の連続
で非常に面白かったです。

他の方のレビューを見ると
“意味が分からない”、“同じことのくり返しで退屈”という意見もあり評価も極端に二分しているので好き嫌いが出る作品になっていると思いますが個人的にはここ最近でもトップクラスに良かったです。
謎も解き明かされず分からないまま終わるのでそういうのが苦手な方はあんまりかもしれません。

育てることになる赤ん坊が犬並みのスピードで成長し、3ヶ月程で小学3〜4年くらいの見た目になります。

そしてこの子がとにかく不気味で絶妙にキモいです。

お腹が減ったり自分に不都合があると、その不満が解消されるまで甲高い声で叫び続けます。それが毎日続くのでジェマ達も徐々に疲弊していき、その疲れが顔に現れていく演出がとても良かったです。

特に後半からがまったく予想できない展開で、あえて見せないことで視聴者のご想像におまかせする部分もあります。他の方のレビューを見て、色々な考察を読んでも楽しめると思います。

本当にこの一言に尽きます

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