台風一過と同じ感覚【ホラー映画を毎日観る人】(321日目) 「イン•ザ•トール•グラス-狂気の迷路-」
「イン•ザ•トール•グラス-狂気の迷路-」(2019)
ヴィンチェンゾ•ナタリ監督
◆あらすじ
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妊娠中のベッキーは兄カルが運転する車に乗っているときに悪阻がきてしまい田舎道で停車してもらう。すると大人の背丈ほどある近くの草むらから助けを求める子供の声が聞こえる。心配になり助けに向かう二人。だがいつまでたっても子供は見つからず、挙句の果てには二人は離れ離れになってしまう。二人は草むらからの脱出を試みるも既に取り返しのつかない状況に巻き込まれていたのであった。
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スティーヴン・キングとジョー・ヒルの短編小説
「In the Tall Grass」を原作としたNetflixオリジナル作品で監督は「CUBE」のヴィンチェンゾ•ナタリ氏です。
“草むらに入ったら出られない”
“場所も時間も時空もバグりまくる”
という設定がめちゃくちゃ面白いです。
ですけどやっぱり短編を引き伸ばした感は否めず、広大な草むらでのシーンばかりなこともあり途中からしんどくなってきました。
決してつまらないわけではないんですけどかなり
長く感じて集中力も切れてしまいました。
(エンディングを除くと94分くらいです)
後半の謎解きパートはもう胃もたれするくらいに混沌を極めており意味不明でしたが個人的には好きでした。でも映画としては“草むらから出られない”というシンプルな前半パートの方が面白かったです。
散々っぱら暴れ散らかしたクライマックスだったのにラストはびっくりするくらいに気持ちよくキレイに終わります。
台風一過のときと同じ気持ちです。
このラストは最高でした。
もしかしたら好き嫌いが分かれるタイプの作品かもしれませんが個人的にはかなり楽しめました。他の方の感想も伺ってみたいです。