サンドバギーを120kmで運転して横転させた話【世界一周する慶應生5日目】
こんにちは、世界一周する慶應生です。この度は僕の記事を見て下さりありがとうございます。
世界一周の最初の国アメリカで、最初の1週間だけインターン先の社員の方々と贅沢な旅をさせて頂いているところです。8日目から1日3000円しか使えない極貧旅行に切り替わります。
ユタ州のハリケーンという地区のAirbnbに泊まった翌日、のんびりと準備をしてラスベガスへ戻ります。
車に乗りこみ、道中のin-n-outで昼ごはんを食べます。
おそらく西海岸にしかないハンバーガーチェーン「in-n-out」。日本ではたまに限定でポップアップストアが登場するだけでなかなか食べられないハンバーガーらしく、ハンバーガー好き界隈の中ではかなり有名らしいです。
見た目はこんな感じ。マク○ナルドのビックマ○クに見た目は似ていて、オニオンが少し辛くはあったのですが、バンズがこんがり焼かれていてカリッとした食感で肉汁も凄くビックマ○クより遥かに美味しかったです。
ポテトが少し残念な感じだったのが玉に瑕です。
昼ごはんを食べながら車でZionという場所に向かいます。砂漠地帯の中に貯水池があるようなこの場所は景色も凄く綺麗で、サンドバギーを運転出来る場所があるとの事でした。
見た目はこんな感じで小さく、昔のアメリカのゲームを思い出させる見た目。4人乗りと2人乗りを2台借りて運転します。
このバギー体験がとにかくすごく、砂漠の道がない場所を120kmでぶっ飛ばすというなかなかできない体験をすることになります。ちょっとした岩場や草木もお構い無しに進めるため、ゲームの中の運転を体験しているような感覚でした。
インターン先の社長がとにかく飛ばすので、それについて行くのに必死でした。
途中の景色もとにかく圧倒されるほど綺麗で、異世界かと思うくらいでした。とにかく走ってる最中のアドレナリンが凄まじく、「脳汁」とい言葉通り普段出ないような色んな脳の成分が過剰に分泌されているヤバい感覚がありました。砂漠地帯なので途中砂に埋もれてしまったり、直角なんじゃないかと思う坂を下ったりと圧巻の体験でした。
2時間のレンタルでバギーを借りていたのですが、折り返しで残り1時間ほどのところで事件は起きます。
道かどうかも分からない岩場(左側は崖)を進むことになり、僕がバギーの機能性を信じてガンガン進んでいたところ、突然車体が異様に傾き、視界の左側から巨大な岩が急に迫ってくると思ったその瞬間
普通に横転させてしまいました。
そのまま落ちて行ったら普通に崖だったので、本当に死を覚悟しました。
幸い怪我もなくたまたま近くを通りかかった明らかに金持ちのアメリカ人の集団が慣れた手つきで車体を持ち直してくれたので無事バギー場まで戻ることができたのですが、帰りは運転が怖くて出来ない状態でした(笑)
わんちゃんバレないのでは?と思ったのですが横転の衝撃で車体が何ヶ所か凹んでいて、屋根の部分が外れてしまったため、普通に罰金約30万円かかることを伝えられます。
インターン先の社長は払わなくていいと仰ってくださったのですが、流石にそんな訳にも行かないので日本に帰ったらきちんと返します...
大変申し訳ありませんでした、、、🙇♂️
そのまま借りていたレンタカーでラスベガスに向かい、街に多くあるカジノホテルの第1号とも言われている老舗ホテル「Flamingo」に荷物を降ろしてチェックインします。
今日の最後の予定はsphereでアニマというDJのライブ。アニマはイタリア系アメリカ人の DJ 兼プロデューサーで、シンセ・テクノ・オルタナティブを融合させたような近未来的な世界観のEDMを流す本格派DJです。
正直音楽に関しては普段聞いているジャンルとはかけ離れていたのであまり分からなかったのですが、何より会場内の音響とsphereの映像が半端じゃなく、曲によってAIを活用した独特で神秘的な映像が切り替わる様は圧巻でした。会場内では結構ラリってる(といってもおそらく大麻で、暴れてるような人はいなかった)人が多く、海外で流行っているrave=トリップした観客に向けてダンス音楽を一晩中流す大規模な音楽イベント に近いものを感じました。キマった状態でこの映像見たらどうなるんだろう、とか想像しちゃうくらい綺麗でした。
5日目の学びとしては世の中には普段生きているだけだと分泌されないようなアドレナリンが出る体験があること、また人間は本能的に刺激を求める生き物だということです。サンドバギーを最初運転する時はビビっていたのですが、実際に乗ってみると本能的にどうしてもスピードを出したくなり、また猛スピードで岩場を超えていくと本当に出ちゃいけないようなヤバい脳汁が出てくる感覚があり、終始これはヤバいなと思っていました。ジェットコースターやバンジージャンプ、スカイダイビングなどに好んで行く人がいるように、普段得られない刺激を求めに行く本能が人間には備わっていて、命の危険を感じるような極限に近づけば近づくほどアドレナリンが出るように設計されてるんだなー、と思いました。
お陰様でバギーから降りたあともしばらくみんなハイな状態だった気がします。
sphereのライブも含めてかなり人の際を見れた気がして、非常に面白い一日でした。