「シンプルな勉強法」書評

今回は河野玄斗先生の「東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっているシンプルな勉強法」について、書評です。

ネタバレも含むメモになりますので、ご注意ください。


<著者紹介>
河野玄斗先生は東大医学部に在籍しながら、司法試験を一発合格した強者です。天才であるものの中学試験を失敗しており、ずっと成功していた訳ではなく、努力して天才になった方になります。

<おすすめの人>
これから勉強する学生や社会人の方は、読んで良い一冊だと思います。
特に勉強の方法を理解していない人は、一読する価値は大いにあります。

<グッときた言葉>

「1000時間勉強して将来の年収が100万円上がる場合、勉強の時給は100万円✖️40年➗1000時間=時給4万円になるよ。なんでみんなそんなに勉強しないの?」
⇨ 学生全員が知ってほしい。勉強は若いうちにやる方が、コスパも良いと気付かされました。

「(勉強して実績が付くことで)自分に自信がつく」
⇨ 資格や大学に合格した体験や実績が付くことで、自分に自信が付くため、勉強意外でも自信をもって行動することができる。


<同感した勉強方法>

「できるループを作る。楽しいから勉強する⇒勉強するからもっとできる⇒できるからもっと楽しくなる⇒もっと楽しいから勉強する」
⇒ 勉強が楽しくなるのは、勉強してから。誰もが最初から楽しいわけではない。初めて勉強する資格や科目も最初は誰も楽しくない。どれだけ上手にこのループに乗れるかが勝負。

「できるループの難易度を徐々に上げる」
⇒ できるループに乗れるようにまずは簡単な問題から取り組む。そして難易度を少しずつ上げる。できないループに入るときも有効な方法

「人に教えるのは最高のアウトプットー自分に自分で教えることもメリット」
⇒ 人に教えるのは最高のアプトプットであり、人に伝えることを意識することで要約して伝える努力や深く理解する意識が芽生える。

「隙間時間を活用して勉強時間を増やすー通勤中・お風呂・トイレ・テレビCM・ゲームのロード時間・メッセージの返信待ち」
⇒ 通勤中を有効活用して復習する時間を作る。新しいことではなく一度取り組んだ問題を隙間時間に実施することで間隔を短く往復して勉強することができる。


<なるほど勉強方法>

「勉強のきっかけは俗っぽいモチベーションでもいい」
⇨ 勉強するモチベーションは、綺麗なことではなく、もっと俗っぽい理由でいい。この資格を取ることで給料が上がる!など。自分の勉強する気力が上がる理由を自分で作ることが重要。

「3人のレンガ職人の話ーレンガを積む意思ではなく、多くの信者の心の拠り所になる大聖堂を造っている と意識することがよい。今やってることは誰かのためになると自己暗示をかけることでモチベーションを高く保つことができる」
⇨ 誰かのために!!を意識して勉強することで、不思議と勉強する意欲がます。資格をとって収入を安定させ家族が安心して生活できる家庭を作りたい。など。


<その他(備忘)>

「何が幸となり、不幸となるかわわからないー人間万次塞翁が馬という故事がある。老婆が買っていた馬がいなくなる(不幸)⇒馬が駿馬を連れてくる(幸)⇒息子が馬から落馬して骨折する(不幸)⇒戦争が起きて息子は出兵しなくて済む(幸)。福が禍となり禍が福となる。その変化を見極めることはできず、その奥深さをはかることはできない。」
⇒ 福のあとは禍となりえるし、禍は福になりえるので、無暗に喜べないし、不幸なことも幸せなことも起こりえる。

「自己投資は後から回収できると肝に銘じる。値段がたかいことを理由にして選択肢から外さない」
⇒ 効率的に作業できる場合は、自己投資と考えて投資する。お金がかかる通信講座もあとから回収できる。


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