見出し画像

南船橋エリアの再開発

JR京葉線の南船橋駅では再開発が進んでいます。
元々は東口に船橋競馬場とららぽーとTOKYO-BAY、南口にはIKEA Tokyo-Bayがあると行った感じで、多くの人はららぽーとTOKYO-BAYへ買い物に行くといった印象のエリアでした。
しかし、2023年11月に「ららテラスTOKYO-BAY」がオープン、2024年5月には「LaLa arena TOKYO-BAY」がオープンするなど再開発が進んでいます。
今回はそんな南船橋エリアの再開発を紹介します。

南船橋駅の再開発でまず挙げられるのが南口市有地の活用です。駅南口真ん前の市有地部分には特にこれといったものは無く、商業施設ではIKEAのみ、後は築50年を超えるUR賃貸の団地が広がっているというのが南口エリアの特徴でした。
そんな南口エリアを活性化すべく、船橋市は駅前の市有地を公民連携による開発を推進していっています。駅前の市有地をA〜Eの5街区に区分し、うちA〜Dの4街区の開発と、道路や交通広場といったインフラ整備を三井不動産グループが開発事業者として選定されました。残るE街区には、市が特別養護老人ホームなどの福祉施設を配置する予定です。
B,D街区は「ららテラスTOKYO-BAY」となり2023年11月にオープン、A,C街区は三井不動産レジデンシャルが店舗を併設した分譲住宅を2025年春にオープン予定です。

駅前市有地(A〜E街区)

次に挙げられるのが「LaLa arena TOKYO-BAY」の開発です。三井不動産のCMでも話題になりましたね。
このアリーナは三井不動産とミクシィが事業主として設立したもので、Bリーグ「千葉ジェッツ」の本拠地でもあります。
収容客数は1万人規模で、スポーツやライブなど多目的に活用が可能です。2024年7月にはこけら落としとなる「Mr.Children tour 2024 miss you arena tour」が開催されました。
施設の外装コンセプトデザインはアメリカの建築設計事務所・HKS、ランドスケープデザインはアメリカのスタジオSWA Groupが担当しています。HKSとSWAはともに、日本ハムファイターズの本拠地「北海道ボールパークFビレッジ」を担当したことでも有名です。
外観デザインは船の航跡とジェット気流をイメージした有孔アルミパネルで躍動感を演出しており、アリーナ空間は演者や選手と客席の距離が近く感じられるようすり鉢型のボウルデザインとしています。

三井不動産は南船橋エリアにおいて、40年以上に渡り「ららぽーとTOKYO-BAY」をはじめとした商業施設、住宅、物流施設などさまざまな事業を通じ、ミクストユースの街づくりを進めています。
今回、新たに「ららテラスTOKYO-BAY」や「LaLa arena TOKYO-BAY」ができたことにより、商業施設が拡充され、スポーツ・エンターテインメント要素が加わり魅力が向上していっています。
2025年には駅前市有地に分譲マンションがオープンすることもあり、より多くの人で盛り上がっていきそうです。

いいなと思ったら応援しよう!