英語で金融教育だって!
今春、官民で設立した金融経済教育推進機構が本格的に始動した。金融機関に属さない中立的な立場のアドバイザーを認定し、学校で出前授業をするそうだが、官民というところがそもそも怪しい。その象徴がクールジャパン機構だ。
さらに一部進学校には、金融機関の社員が出向いて英語で授業をしているそうだ。英語に強い投資家なんて、いかにもグローバリストだ。政府は、そういう人間か欲しいのだろう。体制に疑問を抱かないし。
専門家も、月々の食費や通信費もわからない10代には、ローンの仕組みや家計管理を教えるべきだと話している。