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スッキリすることをゴールにしてない?

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自分にブーメランみたいなタイトルだけどね、

人が動き出せないとき、立ち止まっているとき、もんもんとしているとき、何か嫌だ、と思い、何がどうなんだ、何をどう動かせばいいんだ、そんな風に思うのは当たり前のこと。

職場なら上司が部下に「〇〇で困ってます」と言われて「ああ、それは~にしたらいいよ」と答える。スッキリする。
親が子に、も同じ。
そして専門家に相談する「困りごとを抱えた人」もそれを求める。
だから専門家側も「どうしたら解決につながることをできるか」を追い求めてしまいがちになる。もちろんそれが全部悪いわけではない。

ところでここの落とし穴は
「すべての悩みには最良な答えがある」という仮説にある。
現実はそうじゃない、ってことを私たちはみな体感しているはずなのに、なぜか「だったらこうすればいいよ」という答えが世界のどこかにあると思いたがってしまうし、問われる側もそれを与えることが役割だと思い込んでしまう。与えるばかりじゃ相手は自分で答えを探し出せないのにね。

「スッキリしました」と言われると嬉しい。それは私も同じ。
でもそれ、他者(上司や親や専門家)から与えられる「答えっぽいもの」を聞いて言う言葉なら眉に唾しておくほうがよい、そんな風に思っている。現実社会では答えは何通りもある。答えが今はまだないものもたくさんある。答えっぽいものがその場の要素(状況・関係する人たち)にとっては不具合なものだってある。正解っぽいものも「そりゃそうだけど、でもね」って言われて結局導入できないものも多い。
簡単に「スッキリ」はしないんだよ、リアルは。

単純な(やり方を調べたら出てくるような)ものはそれをやればよい。
でもほとんどはそっち側じゃない。

30代は何をしておけばいいですか?
みたいなことを聞かれることがある。
「何かしなくちゃいけないってなぜ思うのか」
「何、とは、たとえばどういう領域をイメージしているのか」
「それは何のために考えたり準備したりするのか」
…その掛け算で無限に答えがある。

だからね、
あなたが何かを求めて問うたとき、あなたをスッキリさせてくれる人があなたにとっていい人だとは限らないのよ。上司だったとしてもね。
アドバイスを受けて「スッキリしました」と言ったのに後日「なんかやりたくない」と思って別の人にまた答えを聞きに行く、なんてことがある人はつまり「自分の欲しい答え」を暗黙のうちに求めているのかもしれないね。だったら聞かないで自分の思う答えをやってみたらいいと思うよ。

そんなことして、上手くいかなかったら無駄では?
…やってみた、は、最上の材料だから無駄にはならないよね。

「ああ、スッキリした。」
…のあとが大事なのだよ。
スッキリ、をゴールにしたらまたすぐ「なんか違う気がする」「もんもんとする」がやってくるよ。でもね、そこからやっと始まるのだと思うよ。

私のしているキャリアのコンサルティングってつまりは「あなたの頭の中にあるアレコレを一緒に整理整頓して」「考えたい方向をクリアにして」「そこに役に立つ考え方の材料・ヒントを示して」「どう選ぶのかを後押しする」こと。スッキリしてもしなくても、多分何かのきっかけは作れると思うよ。

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しばたともこ@キャリアコンサルタント
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