しばたともこ@キャリアコンサルタント
2024年前半放送の朝ドラ「虎に翼」。毎回視聴後に熱い思いをFacebookにほとばしらせて好評をいただいていた「感想とキャリコン的超私的分析」がまとめて読みたい!とのリクエストをいただき、ようやくまとめました。ご笑覧いただきながら、またみんなと語り合いたいな…(DVDが届いたら!)
キャリアコンサルタントという仕事をしていると、そこらへんの「普通の人」の「何がどうしてこうなった」という話を聞くときに「1人で勝手に異常にもりあがる」という病気が発症します(笑)。 死ぬほどコスパのいい遊びですから、もしご興味があればみんなキャリア理論の勉強してください←イミフ笑 今日はそんな私の趣味と実益を兼ねたお仕事をしてきた。 とある組織の「女性活躍推進セミナー」っぽい場で偉い人の基調講演があって、次にロールモデル風な人の話を聞くという流れ。 ようは「みんな管理職を
さて私は日々、正解を求めて当てにいこうと考えこんでいる人によく接する。最近やってるいくつかのセミナーでも、そんな質問が多い(まあそういう職業なので当然だけど) 「●●はどうすれば?」「私って何に向いてますか」「このやり方であってますか?」「資格を取るなら何が?」「~をするならいつからやればいい?」「この職種、私に出来るでしょうか」「挑戦するなら何歳までですか」とか 問いはいっぱいあるのに答えが 「状況による」「相手による」「やってみなくちゃわからない」みたいなものにしかな
「ロールモデルがいない」 その手の話は聞き飽きてる(笑) までも、「他の人はどうやっているんだろう?」は知りたいよね。 で「それならできそう」「自分も頑張ってみる」って思うのは、理論的にもある話なので、類似する(であろう)事例を見聞きすることは意味がある。 そういうとらえ方はいいのだけれど、ときに(いや頻繁にか)「あの人みたいになれってこと?」「あの人の事例は(違い過ぎて)参考にならない」というとらえ方をされることがある。 そして「別のモデル」を探す。 これは不毛。ってい
「自分でやったほうが早いじゃないですか」 ある日の研修途中で誰かが言った。 「あ、まただ」と思った笑 あっちでもこっちでも「自分でやったほうが早い」と思っている人がたくさんいる。その人たちが見ているのは「今」だけだ。今というのは、最大長くても「今年中」くらいのタイムスパンだなと思う。 実際にその人は仕事が出来て、仕事が早くて、よくわかっていて、そういう人だから、その瞬間はその人がやったほうが早いだけじゃなく確実だろう。何一つ疑いようがない。 じゃあなぜ人はチームを作るの
9/23 【長いパスと人生の宿題】 誰にどういえばいい?この感情。 アツいやら苦しいやら重いやら嬉しいやらの全部乗せで、消化できませんが?(嬉しい悲鳴) 美佐江のお母さんと美雪の残念な近況に直面する寅子 息子まさかの衝撃のキャリアチェンジとかわいすぎる航一さん …からの、よね渾身の弁論にそれを支える轟 どうすりゃいいのさ。何をどうふりかえれば? でもこれらは全部、長いパスだよな、と思う。 人の人生はゲームのようにリセットしたらまるで別の人として再スタート切れる、ってことはない
9/16 【それが一番の方法なのかわからない】 桂場さんがどんどん自ら孤高の、というか孤立した人になっていく。あまりのちのちの史実がどうとか比べたくはないのだが(見ようとしてはいないのだが)、そういう人だったような評論を見たような(あんまりちゃんと読んでないし、ドラマはドラマだし)、私の見えている「ここまでのドラマのなかの彼」だけを土台に思う。 司法の独立に命を懸けている人だということ、 自分の権勢を広げたいとか思ってない人だということ、 ああ見えて義理堅く生きている人だとい
9/9 【やだやだやだ笑】 秋の気配が漂って(暑いけど秋来てる感あるよね)、虎に翼も終息に向かってる感が凄くて、今週のこの時の流れってばなに?今ええ、今私、7歳だよ(聞いてない笑)。 まだ終わらないでほしい…と叫んでも、終わるのだ。容赦ない笑 今日の個人的ツボは「よねさんが酒を寅子に手渡したとこ」だけど、時代はめっちゃ進んで、つまりは「世代交代」の気配。もう戦後じゃなくなってる。少年法は厳罰化しそうな雰囲気だし、学生運動は盛んだ。若い人のエネルギーは良くも悪くも表に出ていた。
9/2 【時は流れ次のバトンに思いを託していく重要性】 本当に信じられないけどあと4週間しかない。春には「1か月なの?もうすごく満足度高いのに!」とか言っていたのが嘘のように、まだ!もっと!ってなる虎に翼。9/30から1週間、とらつばロス休暇下さい…笑 おにぎりが大好きなんだな…の時空と局を超えたセリフを言いながらこときれた雲野先生、魂をちゃんとよね&轟が引き継いだよ。弱気な岩居を支えていくよ。先生、見ててね(新宿の病院からでも・笑) みんなどんどん年を取り(航一さんだけがお
8/26 【生徒指導室に呼び出し案件について笑】 アクシデントやらメール返信やらいろいろで、こんな時間。 朝が来る前に今日の朝ドラをふりかえっておかねばならない(のか?笑) noteにしようかと思ったのだが、まあいいか、考えすぎるといつまでも書けないし。 今日はまず、ちょっと寅ちゃんそこに座って…と呼び出している脳内の私。さて、何を私はいうでしょう?←どうでもいいクイズ笑 まあ優未ちゃんがいってくれたよね。 「親しくなってから言うんだよ」って。 今日起きていた「家族のような場
8/19 令和に急に合わせてきた、みたいな人々に「はて?」を。 正直、私が同性を好きになる人の存在にちゃんと出会ったのは平成のいつだったか、でもそれは知識として「あるんだ」と知っていたにすぎず、今の自分の持っている感覚とはかなり違っている(今は当たり前にそこにいることを具体的な友人たちの存在も含めて知っている) けれど、 結婚後に(ほぼ)自動的に夫の姓になることへの抵抗は自分が結婚したとき(昭和63年)の私にはもうあった。リクルートはそういうとこ比較的ゆるかったので、旧姓使用
8/12 暑すぎる日。早朝から目が覚めて寝られない。しかも移動日。 自宅にたどり着くだけで、大仕事した気分で、朝ドラ東京編スタートのこと語ってなかったよ笑。 新潟に行く時はあんなに淋しかったのに、新潟を離れるのがまた淋しい。 大人カップルの2人の様子より「あのね、ゆみはもうお母さんになんでも言えるから」が嬉しい。頑張ったねえ、とらちゃんもゆみも。 ゆみが星さんのこと自慢げに東京の家族に話すの、なんかいい! そして今日も花江ちゃんがさすが。 「とらちゃん全然わかってない」 出ま
8/1 今日の朝ドラ、太郎弁護士のセリフ(平等やらなんやらに気を使えるのは学があるか余裕のある人間だけ)は印象深かった。わかってはいたけど、あの場面で出てくる彼にもいろいろ思うことはあるだろうな。 先日プリズンサークル(映画)見てからさらに、いろんなことが頭の中でぐるぐるしてる。 考えるのは好きだから、私にも学か余裕があるのだろうな、そりゃそうだろうな。でもそういう人としてはもうちょっとやることやらねばなって、またぐるぐる。 今週はすぐに人にしゃべりたくなる、というより、ずっ
7/23 あ、そうそう、 暑さと出張ともろもろでへばり気味なので、今夜はゆっくりお休み。 旅先のベッドは眠りが浅い。 実は今日は研修最後にめちゃくちゃ嬉しいことがあったのですよ。思い出すとじーんとしちゃう。励まされたなあ。 朝ドラは今週も良いですねえ。 色々書きたいけど疲れたので、とりあえず涼子様〜とだけ笑。 今週は言葉遣いを美しくしたくなりますが、ニセモノなので書けません笑 本物のお育ちの良さって、言葉を聞いてるだけで癒されるわよね。 「お気立てに難がおありな方」ってどこか
7/12 こんなに明るいけどもう17時すぎたのね。 だったらそろそろいいでしょう、ってことで笑 「寅子、なんて強い子」 今週はずーっと、どしゃぶりで袋叩きだったのに、結局「私、絶対に土台を作り直す」って言えるんだね。いやあ、惚れるわ。 あの力こそが、自己肯定感ってやつでしょうかね。 寅子のそこのところにあるのが、愛着形成ってやつかな。 お父さんのあふれるようにふりそそいだ「寅子かわいい♡」と、お母さんのなんだかんだいって「全肯定して背中押してくれるとこ」の結果の、見事な結実な
7/8 朝ドラに繰り広げられる「家族とは」を重苦しく見ている日々。 今朝、母がお世話になっているホームからの電話内容(ご相談と報告)を聞いて、高齢者にとって大腿骨骨折が与える影響の大きさをじわじわ感じている朝。 そして、父の時にはミリのずれも感じなかった弟との間で、微妙に状況の受け止め方の違いを感じたりしている(まだ仮説レベルなので要観察ポイント笑)。 そして、私自身と親との関係性というか、心理的距離というか、情緒的なつながりというかの希薄さってやつは、自分がかなり早い段階で
7/1 寅子が忙しいうえにさらに興味深い仕事を依頼され引き受けてくる。多分その仕事にやりがいも感じているだろうと、同じく仕事をしてきたシンママとしてよくわかる。でも、休日返上という話に、カメラが長く映す娘の背中。 心が痛む、けれど、もしこれが寅子がシングル父で、義理の姉が育てているなら感じ方は同じだろうか、と、自分に問いかける。 脚本家は社会に埋め込まれた「当たり前の違和感」を炙り出すのが本当にうまい。視聴者はハラハラしたり、憤ったり、自分のバイアスを曝け出す。 うなるわ。