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12.22壁打ちの会 #004坂本さん 2回目

こんばんは。
WORLD CAFE by まちの企画室
チームA 副部長シバタです。

今回は、12月22日に行われた
エントリー#004 坂本竜一さん(以下、教授)の壁打ちの会 2回目の内容を
ご紹介します。
壁打ちの会は
メンター(壁打ち相手)である丸山部長が
これまでの数々の事業を成功に導いた経験に
基づいて作成された「mmm (Maruyama Marketing Method)」に沿って展開されます。
「mmm」の1つである事業プランシートをエントリー者が埋め、初めは荒削りでも数ヶ月に渡り壁打ちを行い完成させる事で、事業構築の根幹となる基礎部分を固め、現実的な事業実現へと伴走すると言うもです。
内容に入る前に、教授のエントリープレゼン内容をご覧ください。



【丸山部長、参加された応援者からの助言、質問】
丸山部長:
だいぶん方向転換しましたね。
もともと、スポーツ施設を活用してスクール事業をやりたいと言っていたところから、ここまでかなりの方向転換なのかなぁと。
僕は、所感としては良い気はしています。
再度、事業内容をなぞると、「アセット」というワードが出てきましたが、
アセットというのは、自分がやってきた事とか、できる事とか、人脈とか、能力とかその辺を資産(アセット)としたときに、
全然、自分自身が全く経験ない(アセットのない)分野に飛び込むのってまぁまぁ難しいよね、というのがどのビジネスにおいても言えることで、まぁやってきてはいないけど、マニアで、そこの業界の事をその業界の人より詳しいとか、そういうのがあれば別ですが、大半はそうではないので、ちょっと、これは良いんじゃない?みたいな、やってきてもなくて、何の武器もないのに行くのは難しいという事に近いことを割とみんなやりがちだと思うんです。その業界に飛び込む事自体は良いのですが、「武器を持っていこうよ」と思うんです。
そこで、教授の場合は、何やってきたんだっけ?どういう事ができるんだっけ?という事を考えたときに今回の事業にたどり着いたという経緯で、
福祉業界でお仕事をされていて、何かを掛け合わせる事で、それが何かビジネスの一つとして成り立つのではないかと見出したんだと思うんですね。
まずは、そこは非常に大きい気づきだったのではないかなぁと思います。

その上で、やりたい事としては、現職の福祉業界の経験とかを活かしてという事だったと思うのですが、具体的な事業内容は少し見えづらかったのですが、何をしようよしているのかの解像度を上げると、、、、、
「福祉施設に派遣」というのは、どういう風なサービスでどのようにマネタイズするのでしょうか?

教授:
簡単に言うと、「身体の動かし方」とかそういう方面で知見のある方を派遣して、一時間料金を設定してお金を頂く。というイメージです。

丸山部長:
その「人材」というのは「スポーツ軸」なのですか?

教授:
もともと、スポーツ軸をメインで考えていたのですが、
福祉事業で言うと、「身体を動かす」のはもちろんで、「心の健康」もとても大事で、様々な方に意見を聞くと、レクリエーションの一つでエンターテイメント色のある方々のニーズがある事もわかりました。例えば、ふさぎ込みがちな方に「笑い」を提供してあげたり、とか。資料には「プロ人材の派遣」と記載させて頂いたのですが、スポーツだけでなくて、いろんな分野で特質な能力を持っている人達を派遣出来て、少しでも貢献出来たらなぁと考えています。

丸山部長:
スポーツではないとすると、例えば芸人さんとかという事ですか?

教授:
まぁ、、、そうですね。それもありだとは思ってはいます。

丸山部長:
まぁ、スポーツじゃないにしても、そういうプロ人材が、施設でのニーズに合わせて、送ることができたとして、どのような感じでお金を頂くのですか?

教授:
事業所から、出演料として1回3万円とか2万円とか頂くイメージです。

丸山部長:
なるほど!じゃあ、あれだね!!ここにきて、もともと最初に団長(飯野さん)が考えていた事業に近いことをやろうとしている?
…だって団長!

団長(飯野さん):
そうなんですね!
いやぁ、あのビジネスプランもパフォーマーも人気ですから!笑笑笑

丸山部長:
そういう事ですかね?
団長がやろうとしていたことの、もう少し堅実バージョンですかね。
しかもそれが、福祉事業所。。。。という事で。
もう少し福祉事業の解像度を上げたいのですが、福祉事業所ってどういう人たちの話なんですか?

教授:
現在自分が身を置いている福祉事業で言うと、老人ホームも福祉になるし、病院も福祉になりますし、自分の分野で言うと「障がい福祉」なんです。

丸山部長:
そうですよね。「福祉」と言っても概念的に広いというか、、、広域ですよね。それが先ほど言っていた、自立とかとういうのが福祉の全容ですか?

教授:
そうですね。僕のビジネスの場合は「障がい福祉」をターゲットにしています。自分が現在関わっている分野が、精神、身体、発達などの分野なので、その辺で考えています。

丸山部長:
では、教授がやろうとしている事も、「障がい者の施設」にプロ人材を派遣するというイメージですか?

教授:
そうです。

丸山部長:
そういうビジネスって既存でよくあるのですか?

教授:
把握している感じだと、ある事はあるといった印象です。

ともみママ:
ありますよ。
私個人の事で話すと、フリーで音楽健康福祉士というカテゴリーがあって、私は資格取得の講師をやっているのですが、その資格を持った方とか、ミュージシャンの方が老人ホームに出向いて、カラオケショーを行ったりとか、そこにストレッチなどの軽い運動要素もあって、みたいな感じで。
なので、カラオケショーとストレッチみたいなパフォーマンスをコロナ前はやっていました。なので、私の経験があるのは、老人ホームでしたが、おそらく障がい者向けもあるのではないかと思います。

丸山部長:
たぶんあるよね。
そのスポーツとも限らないのであれば、割とあるのかなという印象です。
あるから駄目だよとか、現状既存サービスがないからいいってことではなくて、「ある事はある」という認識しておいた方が良いという事です。
それで、その事業の需要があって、提供できるものがあってとうまくいけばいいと思うのですが、ということが味噌になってくるかと思います。

この先は、もっと細かい話になってきますが、
そもそも、前回提案された、空き施設を活用したスクール運営事業からピボットして、方向転換したということが、果たしてこれからどんどん突き詰めていったらいいのではないかという事を、この辺で皆さんの意見を伺ってみましょう。


古川さん:
思ったのが、結局福祉施設の方が、「お金を出しても呼びたい」ところにうまくマッチングすればいいなぁと思っているのですが、「一番困っている」というジャンルが、スポーツ系なのかお笑い系なのかエンターテイメントなのか、何が喜ばれるのかなぁという事を率直に感じたので、
単純にどういうジャンルが一番ニーズがあるのでしょうか?

教授:
そこは正直、リサーチ不足でして、現状一名のサービス管理責任者の方と話をしただけなので、そこに関して自分自身でも調査が必要だなぁと感じています。
コアターゲットを設定するときに、『放課後等デイサービス』というのを考えているのですが、それは障がいのある学生たちが、学校が終わってちょっと寄って自宅に帰ってくるというサービスなのですが、
そこが現状の制度だと、来る、一緒に遊ぶ、帰す。という託児所のようなありきたりなサービス内容でして、
更に直近で国でも、「何か専門性を持たせた提供をしないと『放課後等デイサービス』には給付金を払いませんよ」という法案改正がほぼほぼ決まっていて、6月くらいから始まるといったものがほぼほぼ確定していて、
そこで「専門性を持つ」というのが、僕自身がやりたかった、スポーツ方面で「身体の動かし方を教えているんです」とか「プログラミングできるんです」とかそういった専門性がないと「放課後等デイサービス」の事業が成り立たない可能性が出てくるんですね。
そこで事業所のカラーはそれぞれ違うと思うので、そのニーズにマッチした人材を派遣することで、事業所にもメリットはあるかと思います。
ただ、国が掲げた「専門性を持たせる」の定義が、「1人月を採用」しないと専門性を持たせるにカウントしないのか、「外部講師で月に1回」でも専門性を持たせるに入るのかが、24年の2月にならないと定まらないので、
チャンスかなぁと思いつつも、状況を見ないといけないなぁという段階です。

古川さん:
そういう事業所は、法律が変わる事で補助金が受給できなくなり、事業が苦しくなるという事であれば、それはすごい社会貢献だと思います。
現段階で、そのような事業所の方々は手だてを考えているんですかね?
そこにいち早く手を加えると、そこだけでも、ユニークな取り組みをされているとして注目はされそうですよね。

教授:日本に放課後等デイサービスは1万軒近くありまして、自分の顔の届く範囲だけでもニーズは拾いきれないとは思いますが、それをプラットフォームにすることで、専門性を持っている人たちがソーシャルワーカーとして空いた時間を活用しながら社会に貢献できる。というようなことができれば面白いなぁとは思っています。

古川さん:
今回うまくいくと、全国から問い合わせがあって、一万軒に派遣出来たり、コンサル的に入るとかできるかもしれないですよね。

教授:
更に、福祉業界はITに疎い人が多くて、例えば国や役所に提出する書類も手書きで印鑑でみたいなのが主流だったりするので、地方の人たちが使えるかというと難しいかもしれませんが、直接教えに行くとかは必要になるかなぁとは思っています。


丸山部長:
ちょっと、一個だけ挟むと、今は発想を話してもらいましたが、
そこに対して「教授ができる事」はどこにあるのでしょうか?

教授:
自分ができることは、、、専門性を持たせた人は頑張って集めるしかないかなぁとは思うのですが、あとは、WORLD CAFEにいる事も結構幸運だとは思っていて、WORLD CAFE内でもいろいろな人がいらっしゃるかと思うので、
皆さんを巻き込むことができればいろんなことができるかなぁと思っています。

丸山部長:
それだとちょっと弱いね…笑
そこが弱そうだから、聞いてみたんですけどね。
そこに人脈がアセットとしてあれば、「そこが強いから活かすんだ」となるとおもうんですけど、それがないのであれば、ない場合もあると思うので、
ない時にそこをどう確保していこうかというのが、肝になってくるかなぁとおもうんです。ニーズがあるのに供給できなければ、それはサービスではなくて、そういう部分でも、クオリティーやバリエーションなどの担保が必要。事業所の方も、「こういうことはできますよ、こういう事も出来ますよ、更にこういう人たちもいますよ」というのであれば、初めてお金を払いたいってなってサービスとして成り立つと思うんですよね。
発想時点では、「そういうところを責めるんだね」という事でいいんですが、サービス内容が提供するものとしてどういうものなのかが、次のステップになるかと思うのですが、必要だと思います。

今は、あえて戻ると、そのニーズがあるかとか、市場規模を考えたときに、「放課後等デイサービス」の施設がお客様になるという事ですよね?

教授:
現状そうだと思っています。

丸山部長:
放課後等デイサービスが全国で1万軒あるっておっしゃっていましたが、急に四国で~となっても行けないと思うので、とりあえずは東京、神奈川あたりから?となると、その施設はどれくらいあるのですか?
そこへの予算感とかも…月々行くのにもどれくらいかかるのかとか。

その辺の市場規模があるのかどうかだよね。ないのに、そこに攻め込むのもいろいろ考えモノで、まぁ市場規模が小さくても、個人でやる分には成り立つ分くらいがあるのであれば「やる」でいいと思うのですが、大体同じことを先行してやっている人は必ずいるし、先行してやっている人の方が強いと思うので、いろんな切磋琢磨がいろんな業界で起きていて、「こっちの業者はこれが良い」「こっちの業者はここが良い」という値段も能力も含め切磋琢磨が起きている中でそこに割って入る事にはなると思うんです。
それがわかっていて、あえて、「A社はB社はC社はいくらでこういうことをやっている」というのがあると、「こういう事やっている人がいなかった。だからこれが売れるんだ」というのが見えてくる。しかも「欲しがっているのに、この市場がないんだ」というのがあるんですよ。ごくたまに。そこを先行者メリットとしてやるのは、個人としてはチャンスなんで、いいと思うのですが、やはり最近ではもうあまりなくなっては来ていて、大体みんな考えまくって、行動に移している人たちがいるので、そんな中で教授が割って入っていくというイメージだと思うので、そこで教授を選んでもらうというのがとても大切で。「今までA社にお願いしていたけど、こういう不満があって、、、こういうのを解決したいんだけど」とお客様がなった時に「じゃあ、私はそこで来ますよ」。というのがビジネスだと思うんですよね。そこの解像度が今の発想だとないと思うので、そこを考えていけると、みんなの感触もよくなるかと思います。

まだ、現状の段階だと、みんな「まだ何とも。。。」になってしまうと思うんですよね…


イワタさん:
私自身ビジネスの経験はないのですが、先ほど丸山部長の話を聞いた時に、
「ビジネスと選挙は似ているな」と思いました。
自分自身が、生まれ育った川崎市で「こういうことがしたい、こういう事がしたい」となった時に政治家として当選しないといけない、そのためのターゲット、私自身で言うと「30代~40代」そういうことを考えたときに、高津区は、南の方は農家が多くて高齢者が多いので、そうすると僕自身は北で活動するしかない。現在、久地の方で新しいマンション立っている。あの辺攻略をしなければという風に考えたりと、そう考えるとビジネスと選挙はよく似ているなと思ったので、発言させて頂くのですが、
私が大切だと感じているのが、「セルフブランディング」と「一点突破」だと思っています。
例えば、政治家をするまえに税理士をされていた方がいたとして、セルフブランディングとしては「私は元税理士です」。「何をするか」、政策は皆さんはいろいろやりたい事があるかと思いますが、教育だったり福祉だったり防災だったり、、、でもその人は「私は元税理士です」そして、「だから、市の税の無駄遣いをチェックします」この二つのワードを前面にだしたのです。もう一つの例は、「私は元海上自衛官です」だから「防災に取り組みます」といったセルフブランディングと一点突破で勝っていくんです。
なので、教授のセルフブランディング「福祉関係の仕事をしています」それは良いと思います。もう一つの一点突破は「人材派遣をやっていきます」というのをもう少し具体的に深掘っていけばいいのかなぁと思います。
そして、もっと言うと、私が高津区で勝つために5000票取らないと勝てないんです。でもそれも、全員に訴える必要はないんです。先ほどの例で言うと、「私は元税理士です」「税の無駄遣いをチェックします」というと、何人かの琴線に触れるんです。その琴線に触れた方が口コミで広げてくれたりするんです。なので、「セルフブランディング」と「一点突破」を深掘りしていくといいのかなぁと思いました。

丸山部長:
ちなみにイワタさんのセルフブランディングはどのようなものですか?

イワタさん:
それが、私はないんですよ~💦笑
ずっと、議員の秘書をやっていたのですが、議員の秘書はごまんといるので、、、
私の場合は少し弱いのですが、所属の党が勢いがあったので、党名を前面に掲げたのと、学歴が少しありましたので、政治の勉強をしっかりしましたという事を表に押し出しました。

ともみまま:
私は実は派遣でも登録している身でもありまして、ルネッサンスのヘルスケアスタッフに登録しているんです。それは誰でも登録できるんですけど、資格があるとできるレッスン、他にも企業向けにオンラインでストレッチレッスンするとか、介護予防系にの事業に半年とか1年とかで、この枠にこのようなレッスンありますがいかがですか?とかがあって、そうすると、大手企業が競合になってくるのかなぁとか、大手は必ずそういった専門の人を送ってくるので、そこは運動とか健康面からのアプローチだけなので、そこはエンターテイメントが含められるのと、資格を持った人が多いと強いかなぁと感じました。
そして、私が個人的に行っている知的障害の方への指導は、そこに通っている子は幼馴染で、その子のお母さんが進めてくれて、入っていて、そういう障がいの方への指導などは、一回やって相性がいいとずっと同じ人に何年も継続してやっていくので、スタッフもやりやすいし顔見知りの方いいんですね。障がいを持っていらっしゃる方へのはちゃんと理解して接した方が良いので、教授はそういう専門的な知識や経験をお持ちなのであれば、それはとても強みになるかと思います。

丸山部長:
今のともみままの「派遣で登録している側」の意見ってとても貴重だったりしますよね。そこで言うと、「派遣登録」って一つの派遣会社専任ってないですよね。いろいろ登録していろんなところから仕事をもらっていますよね。
そこで、教授のパートナーとなる方は、色々なところの登録をしている人だと思うんです。その中で、教授のところに登録したくなる「うまみ」というのは何ですかね。

ともみまま:
まずは金額ですね。
あとは対応とかですが、まずは金額で決めます。

丸山部長:
教授は単価は高く設定できそうなのでしょうか?

教授:
そこは個人でやっているので行けると思います。
一回、事業所からもらう金額が3万円とか想定したのですが、手数料として30%頂いたとして、2万4千円がお返しできるという…

ともみまま:
その金額がと、施設的には高いと思います。
私の金額を言っちゃうと、60分7000円交通費込みで
それでも高いと言われました。

応援者さん:
今ざっと調べてみても、NOP法人神奈川県でリクリエーション協会があって、これが8000円/1Hからになっていて、この金額を現実的に考えないと、マーケットがおかしくなってしまうので、県内全域で1500名の登録があって、介護とかにも派遣ができる。これとどう差別化できるかとか考えないと難しいかと思います。

丸山部長:
なるほど。。。。。。NPOが競合でいるビジネスって、もう結構きついです。福祉業界とかもそうですよね。

応援者さん:
子供とか幼稚園とか保育園とか福祉施設に派遣するリクリエーション協会がありますね。

丸山部長:
教授、、、やばいね。。。笑

応援者さん:
逆に障がい者に特化するというやり方とかだと良いのかもしれないですね。


丸山部長:
誰もがやりたがらないところをあえてやるのもいいと思うんですよね。
壁打ちの会の別のプレゼンターでのすくんがいるのですが、
のすくんはアプリ開発を検討していて、ダンス教室にフォーカスしようという話になったんですよね。
ダンス教室の先生が困っていることをメチャメチャ研究して、
その課題解決をするという事になったんですよね。
それは良いと思うんですよね。
フォーカスすればいいっていうものじゃないけど、場合によってはフォー化することで個人で始める強みを活かせる場合もあるんですよね。
高津区界隈で言うと、ダンス教室は近年とても人気ですごく人口も増えてきているんです。でも、事務作業がアナログで、困りまくっていて、IT化、DX化できていないので、そこをターゲットとして的を絞ったビジネスをのすくんはやろうとしていて、それはすごくいいと思うんです。
というようなことを、福祉の業界にも当てはめると、何かしらに特化型というのは良いかもしれないですね。
今の段階だと、福祉っていうたまたまアセット文脈があって、そこで聞く機会があったから、福祉業界というところに目を向けたと思うのですが、そこの時点で、ターゲットを限定しなくてもいいのかもしれない。
この縦軸、横軸で言ったときに、「派遣をする」とかそういう手段手法がどこに向けてと考えるときに、まだそこは限定しなくていいのではないか。という段階で、両軸で模索して良いのかなぁと思いますね。

福祉とか、障がい者施設向けの事業にフォーカスしているけど、先ほど、NPO法人もあり国の策もあっていろいろ蔓延っている中で、立ち向かっていくべきなのか、、、というところでいうとどうでしょうかね。?


チェリーさん:
全体像を聴けていけないのですが、以前この回のどこかで話したかもしれないのですが、僕自身が中学校部活にアスリートを派遣するという事業を構想中で、色々なところにヒアリングをかけているのですが、まずはアスリートサイドで時給いくらだったら行きますか?と聞いた時に、大体時給3000円ぐらいで、2-3時間始動して、6000~8000円もらわないとなかなか行きたくないと思います。まぁ僕自身もスキーの指導員とっていて、1時間8000円くらいですね。「副業として教えに来てください。」ってなったときにそれくらいは最低ラインでもらいたいという事だったのですが、
川崎市の部活の民間移行の話のときに、川崎市がスポーツ庁から委託を受けてやっているときに1,800円なんです。そうするとトップアスリートは全然こなくて、「近所のそのスポーツをやってきたおじさんが教える。」という事になっていて、そうすると生徒のモチベーションが全然上がらなくて、それだったら、、、という事でセルフ(高津区総合型スポーツクラブ)さんが一生けんやられているという現状を聴きました。
それと、払う側の方にもお伺いして、部活動はもともとただなのに、ある程度ちゃんとした選手が来るのであれば、いくら払いますか?と聞いたところ、週に2回、月8回レッスンがあってという前提だと、大体月で3000円~5000円が限界だというお話を聞きます。そうするとマッチングはなかなか難しくて、20人くらい集めて実施すると、計算上なんとか帳尻があうかなぁというところなのです。そして、福祉施設等にお子さんを預けているかたとかは、そんなに多くのお金をプラスアルファでそこに支払うというのは考えていないのかもしれないです。そうするとビジネス感覚であるところを見つけないといけない言ったところですし、3万円という単価は高いのかなぁと感じました。
そして、前回も拝見させてもらった中での意見としましては、前回は根っこがなかったような印象を受けたのですが、今回はご自身がやられている領域でお話をされているので、事業者サイドの方ともお話ができると思うので、そういった意味でもっとヒアリングされれば、ある程度金額感も含めて、ブラッシュアップできる気もするし、リサーチもこれからかけるとおっしゃられていましたが、前回に比べると実現の可能性を感じたので、更にリサーチをかけて次につなげて頂ければと感じました。


丸山部長:
改めて聞きたいのですが、教授が掲げている3万円っていうのはどこから算出されましたか?

教授:
そこは、何かの根拠があるわけではなくて、なんとなく1万円~3万くらい円かなぁといった感じです。しっかりとした先生を月に1回呼ぶとかになった時に3万円くらいかなぁといった感じです。

丸山部長:

あのね、、、プライシング、価格設定はメチャメチャ大事なので、「なんとなく3万円かなぁ」と決めるモノではないんですよ、、、
3万円は一旦おいておいて、チェリーさんどうですかね、このラインは脈はありますか?

チェリーさん:
施設の方と直接お話したことはないのですが、老人ホームもそうだと思いますが、そこの従業員の方もとても忙しいと思いますし、プラスαで「もっとこうしてほしい」といった、そういう施設の中でも日常とは違った刺激を求める声はご家族の中とかではあるかと思います。まぁ金額にもよるかとは思いますが。

丸山部長:
それはどっちなんでしょうね、ご家族の方が部活や習い事的に、個別で支払ってもいいという感じなのか、施設が払うのか。

チェリーさん:
施設の財政状況とか、補助金の使い方とかで制限があったりとか、そういうのも関わってくるかとは思いますが、そこがわからないのですが。

教授:
そうですね。私が働いているA型事業所では、国から課せられる条件としては、従業員のお給料は、ちゃんとクライアントを見つけて支払ってくださいという仕組みです。人件費が100万円だったら100万円以上は売上を立てなさい。ということです。そうすると、家賃水道光熱費は国から補助金が下りる。といった特殊な収益体制なんです。放課後等デイサービスでも利用者さんから頂くお金は安いと月1200円くらい高くても4000円くらいなんです。なので家賃水道光熱費、職員の給与は国から補助金が下りている。その代わり、その利用者さんが何回通ったかとかで変わってくるようなスコア性になってくる。なので、先生たちが魅力的じゃないと子供たちが来なくなってくるという状況です。

チェリーさん:
施設からお金が出る可能性はあるんですか?

教授:
施設からは出る可能性はあって、レクリエーション費として予算を抑えている施設もたくさんあって、抑え方は事業所によって異なるかとは思いますが。

応援者さん:
僕は父が介護施設入っていますが、月額に「レクリエーション費」が入っていますね。利用者が払ったものをまとめて、施設が払うような仕組みだと思います。

丸山部長:
外部からのサービスに施設が払うような感じですよね。
プラスアルファのオプションではないという事ですね。

今回はある意味、かなりの方向転換ピボットした状態なのですが、本当にこのラインで行くのか、それとももっと模索していくのか…
福祉施設や障がい者施設に特化していくのか、あるいは派遣サービス自体を内容も含めてどうするのか。それはどんな特徴として、そこはリサーチを進めて、現状のマーケットでこの価格でこういう既存のサービスがあるのを知った上で自分はどうしていくのか。
メソッド的には、誰に何を戦略辺りをきちんと固めていけたらいいかなぁといったところなのですが、その辺は次回までに考えておいてください。

まつやまさん:
自分自身も事業戦略を考えるときにもそうなのですが、生みの苦しみの過程かなぁと思って聞いていました。
確かにご自身の強みを生かすのは良いかと思いうのですが、詳しい福祉業界や国からの補助などの仕組みを考えながらビジネスを展開されるのことは良いことだなぁと思いました。
僕自身はこの分野が疎いので、何とも言えない部分ではあるのですが、「誰が購買意思を決定するのかなぁ」と考えると、おそらく施設の方々が決めるかと思うのですが、「購買意思」のある方をもう少し意識した方が良いのかなぁと思いました。


イワタさん:
教授より少し人生の先輩として、
コツコツやっていると必ずチャンスはめぐってくるので。
めげずに頑張ってください。


といったところでこの回は終了しました。
最後は、イワタさんの熱い応援メッセージで締めくくられましたね。

教授・・・・
大胆ピボットを試みるも、今回もいろいろな部分でハードルは多そうですね。。。
教授の会をまとめていて、私自身も会社員時代を思い出したのですが、新しいアイディア提案をするにしても「根拠は?」と檄詰めされていました。
確かに、教授の世相を読む力とか、その流れからキャッチするアイディアは素晴らしいなぁと思うのですが、具体的、戦略戦術に落とし込んだ時に根拠が薄い気がしているんですよね。
前回のスクールビジネスの際も、コマが埋まる根拠、
今回の事業所から3万円でリクリエーション費で3万円を引っ張ってこれる根拠。
会社員時代にメチャメチャ言われていたのですが、「お客様視点になりなさい」と。どのサービスをこの値段だったら利用してもらえる。さらにリピートしてもらうには満足してもらわないといけない。
そこの視点がもう少しあると良いのかなぁと思います。
ちょっと説教臭くなってしまいましたが。。。(ここは同年代のよしみとしておゆるしください💦)

さて、そんな教授の次回は
実は本日なのですが、、、

【詳細】
日程:12月 19日(金)
時間:18:30~開場、19:15~開始
会場:ノクチラボ(神奈川県川崎市高津区溝口 3 丁目 3-8)
参加費:一般 1,000円
    25歳以下 500円
    学生 無料
   ※1drink オーダー制とさせて頂きます。


以上です。
副部長シバタでした~☆彡



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