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#865 量の大事さ
ある陶芸クラスの初日、生徒が 2組に分けられ、一方は作品を「量」で評価し、もう一方は「質」で評価すると告げられた。量のグループは最終日に全作品を提出し、各自、総重量が 50ポンド(約 23キロ)なら「 A」、 40ポンド(約 18キロ)なら「 B」と評価される。質のグループは質のみによる評価なので、自分で最高だと思う作品をひとつ提出すればいい。結果、面白い事実が明らかになった。全作品中最も「質」の高い作品を出したのは、「量」を求めたグループだったのだ。
ピカソは生涯で
約15万点もの作品を
つくったとされている。
量をこなすことで失敗や
試行錯誤の機会が増え、
それが質の向上につながる。
繰り返しの中で効率や習慣が生まれるため、
最終的には質の向上を伴った量を
生み出せるようになる。
「成功とは、数多くの失敗の結果である。」
トーマス・エジソン
「まず量を作れ。質はその中から生まれる。」
アーウィン・グリーンバーグ
「行動を繰り返す中でしか、本当の質は得られない。」ブライアン・トレーシー